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新型フィットRS試乗! おすすめグレードや無限アクセサリーもご紹介!

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新型フィットRS試乗! おすすめグレードや無限アクセサリーもご紹介!

新車試乗レポート [2022.11.07 UP]


新型フィットRS試乗! おすすめグレードや無限アクセサリーもご紹介!
スポーティグレード「RS」の追加やパワートレーンの
変更&改良により走りの魅力が大幅にパワーアップ。
ライバル勢に比べるとやや大人しめな雰囲気のフィットだったが、
新型はそんなイメージを一新できる可能性が高そうだ。

フィットRS誕生の陰にレースあり!?【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】

●文:川島 茂夫 ●写真:澤田 和久


HONDA 新型フィット公道試乗インプレッション

ビッグマイナーチェンジでスポーツグレード「RS」を追加!

■主要諸元(RS) ●全長×全幅×全高(mm):4080×1695×1540 ●ホイールベース(mm):2530 ●車両重量(kg):1210 ●パワーユニット:1496cc直4DOHC(106PS/13.0kg・m)+モーター(90kW/253Nm) ●トランスミッション:電気式CVT、WLTCモード総合燃費:27.2km/ℓ ●ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)/ディスク(R) ●サスペンション:マクファーソンストラット式(F)車軸式(R) ●タイヤ:185/55R16
パワートレーンの大幅強化で
走行性能向上は明らか
 内外装の意匠を変えることでデザイン面の新鮮味を追求しているが、やはり、新旧で最も変化を感じるのはパワートレーンだ。
 従来型のガソリン車は1.3ℓエンジンを採用していたが、今回のマイナーチェンジで1.5ℓエンジンに変更。
 e:HEV車もエンジン及び発電機、駆動用モーターの出力が高められるなど、共に動力性能と燃費性能が強化されている。カタログ燃費も若干向上するなど、実生活でメリットを感じやすい、実のある進化を達成している。
 そしてもう一つのハイライトとなるのが、e:HEV車に専用のサスチューンが与えられた「RS」が追加されたことだ。RSの導入により従来型に設定されていた「NESS(ネス)」は廃止されてしまったが、フィットにスポーティさを求める向きにとっては、むしろ大歓迎だろう。

従来モデルの印象を覆す
絶妙なRSのサスチューン
 今回、試乗できたのはいずれもe:HEV車。5つあるスタイルグレードの中から3つのモデルを選択できたが、もちろん目玉になるのは初代シビック以来の伝統的グレード名を復活させた「RS」だ。フィットならばホットハッチに仕上げるもの、と思い込んでしまうが、実車の内外装を見る限り専用デザインは大人しめ。走りも大人味路線かなと思いつつ走らせてみれば、真にその通りだった。
 前輪も後輪もサスストローク制御が絶妙。操舵分だけ確実に回頭し、やや深めの舵角で狙った通りのコーナリングラインに乗る。路面のアンジュレーションによるラインの乱れもなく、加減速で舵角がぶれることもない。後輪を軸にどっしりと前輪が路面を捉え続けてくれる。そういった特性なのでタイトターンでも高速コーナーでも安心してブレーキングが可能だ。
 軽快感や切れ味を求める向きには重々しくも感じられるが、タイトなワインディングも高速直線路もコントロールと安心感に優れる。
 さらにそれでいて乗り心地は良質。ストローク速度や揺れ返しを抑制しながらも路面からの突き上げは穏やか。しなやかさと据わりのバランスがよく、雑味となる揺動がとても少ない。少々大袈裟に言えば、これまでのフィットとはまるで別物のモデルに仕上がっている。
 加減速を頻繁に繰り返す状況では、シリーズ制御を上手に行うe:HEVの強みが活きる。力感、エンジンフィールともにスポーティで、穏やかに走らせればe:HEVらしい静かさが維持されるが、アクセルを踏み込めばRSらしくパワートレーンも相応の雰囲気を醸し出してくれる。
 ちなみに別のグレードのe:HEVで高速巡航中の制御を確認したが、そちらでは直動機構作動のパラレル制御での直動維持負荷域が拡大したように感じられた。100km/h超域でもパラレル制御を維持し、そこからアクセルを踏み込めば強い加速のシリーズ式に速やかに移行する。ダウンシフトも穏やかでエンジンフィールの変化も少ない。高速域での余力感が相当高まっているのは間違いない。

RSは万人が走りを
楽しめる良質ツアラー
 RSのほか、クロスターの4WD車とリュクスのFF車を試乗したが、乗り心地に関しては従来型とほとんど変わらない。車格にしては悪くないが、RSに比べると洗練感も安心感も劣る。サスチューンはソフトめのはずなのだが、車軸周りのヒョコ付くような揺動感が乗り心地を損ねる。操安面でも据わりのよさが違っている。個人的には全モデルがRSのサスチューンでいいとさえ感じた。
 とはいえ、RS以外のモデルの乗り味や操縦安定性がライバルよりも劣っているとは思わない。安定性と乗り心地のバランスではスモールクラスのトップレベルと言ってもいい。ただ、RSと比較すると洗練感に欠くし、少し前のホンダ車の印象も感じてしまう。
 タウン&レジャーで使いやすく、優等生のフィット。それは変わっていないのだが、追加されたRSはそこにスポーティ&ツーリング適性が加わっている。
 コンパクトクラスは走り自慢のもモデルも多いが、RSならばそれらとも互角以上に戦っていける。山岳路も高速走行もストレスなくこなしてくれる、大人に似合う注目すべき良質なツアラーだ。


RSは専用仕立てのサスチューンが注がれたことで、足回りの味付けは完全に別物。ハンドリングに優れるだけではなく、乗り心地面も劇的な向上を果たしている。

e:HEV車は引き続き1.5ℓエンジン+2モーター式を採用するが、改良によりエンジンと駆動モーターの出力が向上している。

動力性能の向上により、従来車よりも幅広い速度域で力強さを実感できる。高速走行時の余力感は明らかに高まっている。実燃費の向上も期待できそうだ。(写真はリュクス)

新型フィット RS

派手な意匠な加飾は控えめながらも、RS専用のフロントグリルや前後バンパー、リヤスポイラーで標準車とは差別化される。

サスが専用チューンになるほか、5つのツインスポークが印象的な15インチアルミホイールも、RS専用のアイテムになる。

シートはグレーのコンビタイプのみの設定。後席まわりの使い勝手に優れるなど、フィットの美点もしっかりと受け継がれている。

RS専用の本革巻ステアリングホイールはイエローステッチでデコレート。減速の強さを4段階にコントロールできる減速セレクターも備わる。

新型フィット クロスター

クロスター専用のフロント&リヤバンパーデザインや高め(155~160mm)の地上高設定、ルーフレールの採用などでSUV志向をプラス。シートも泥汚れに強い撥水タイプとなるなどレジャーユースを意識した装備も採用されている。

新型フィット リュクス

本革シートやヒーター機能(ステアリング&フロントシート)、ワイヤレス充電器など、装備を充実させた最上級グレード。外観もクロームメッキ加飾を加えることでプレミアムキャラを強めている。

新型フィット ホーム

廉価仕様のベーシックはフリート需要も考慮した実用性を重視したグレード。一般ユーザーが選ぶならばソファのような質感のコンビシートやオートエアコンなど要点を押さえた装備設定を持つホームもオススメできる。

新型フィット オススメの一台は?
e:HEV狙いならば
走りと価格のバランスに優れる
RSがオススメ!
 基本機能と一般的な装備で纏めた「ベーシック」。ファミリー&レジャー用の装備を充実させた「ホーム」。標準系に対してアクティブな雰囲気を高めた「クロスター」。専用の内装と充実した利便快適性の「リュクス」。ここまでのグレードのキャラは従来型と同じ。一般性が高く、ファミリー&レジャーならこの4系統から選ぶのが順当だ。しかし、e:HEV車を狙っているならばイチオシは「RS」だ。
 一般的にスポーティモデルはスパルタンな志向が強く、一般的にはオススメしにくい向きがあるが、RSの走りは、乗り心地や安定性も強く意識したもので、ドライバーと同乗者に掛かるストレスを大きく軽減させてくれる。ハンドリングも穏やかさを重視した味付けながらライントレース性にも優れている。
 最も売れ線になるホームとの価格差は約17万円ほど。ダウンサイジングしながら良質なツーリング性能を求めるユーザーにとっては、十分すぎる価値がある。
 ちなみにガソリン車も1.5ℓエンジンに変更されたことで走行性能の向上が期待できるが、e:HEV車の優れた性能を前にするとどうしても見劣りを感じてしまう。ガソリン車とe:HEV車の価格差は約40~45万円とそれなりに大きいが、e:HEV車を選んだ方が満足度は高いだろう。


新型フィット RS アクセサリー
スタイリングを高みに誘う
カスタムアクセサリーも同時発売!
 現行フィットのスタイリングは少し大人しすぎるという声も耳にする。そんな不満を解消してくれるのが、今回新たにホンダアクセスと無限が提案するカスタマイズプログラムだ。撮影車のRSの雰囲気が大きく変わっているのが分かるだろう。


新型フィット RS【ホンダアクセス】純正アクセサリー装着車

新型フィット RS【無限】アクセサリー装着車

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みんなのコメント

3件
  • RSってロードセィリングでしたっけ!?
    記事も言い訳ばかりで‥なんか虚しくなりますね。
  • デザインが致命的
    救い様が無い
    K国人なんかにデザインさせるから
    いっそチョンデだかに身売りしたらよ?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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