Aston Martin DBX
アストンマーティン DBX
総勢80台超のクラシック・フェラーリがローマへ集結! 時空を超えたクルマと町の共演
ヴァンテージ並のコーナリングスピード
いよいよアストンマーティン初のSUV「DBX」が登場する。発表は2020年12月を公言しており、開発の最終フェーズを迎えたいまは調整のまっただ中のはずだ。
DBXは、世界各地での試験走行はもとより、英シルバーストーン、および独ニュルブルクリンクのエンジニアリングセンターを拠点に、サーキットにおけるハイパフォーマンス性能の評価を重ねてきた。テストプログラムを率いているのは、もちろんチーフエンジニアのマット・ベッカー。
ニュルブルクリンク北コースのラップは8分切り!
世界一過酷なサーキット、ニュルブルクリンクで行われている耐久テストでは「ヴァンテージと同等のコーナリングスピードを記録」し、「GTカーのDBS スーパーレッジェーラを上回るブレーキ性能」を確認できたという。グリーンヘル(緑の地獄)と呼ばれる北コースで走行テストを繰り返し、すでに8分を切るラップタイムを複数回記録した。
DBXの心臓部には、ヴァンテージやDB11と同じ4.0リッターV8ツインターボを搭載。最高出力/最大トルクは550ps/700Nmまで引き上げた(ヴァンテージは510ps/685Nm、DB11は510ps/675Nm)。180mph(約290km/h)を超える最高速度も記録している。
本格生産稼働は2020年第一四半期
今回アストンマーティンは、開発の最終フェーズに入った次期型SUV、DBXのサウンドを特別ムービーとして公開。専門のチームによる入念なサウンド・チューニングにより生み出された重厚なエキゾーストノートが確認できる。同社はDBXのティーザー動画として、これまでも第一弾「テスト編」、第二弾「グリル編」を公開している。
チーフエンジニアのマット・ベッカーは説明する。「SUVオーナーが期待する日常の使い勝手、そして洗練された走行性能の両方を実現するべく、4.0リッターV8ツインターボエンジンのキャリブレーションとチューニングを徹底的に実施してきました。もちろんアストンマーティン伝統の、クルマとドライバーが一体になれるドライビング・ダイナミクスを作り出すことも最重要課題のひとつです」
間もなく登場する“もっとも刺激的なSUV”
「DBXのパフォーマンスはすでに、総じて高いレベルに到達しています。今後の数ヵ月はとても重要な時期になるでしょう。もっとも刺激的なSUVとして市場へ送りだすために、パワートレインにさらに磨きをかけ、ダイナミクス系のセットアップをさらに煮詰めてまいります」
生産拠点はアストンマーティン・ラゴンダ社の最新鋭設備を誇るセントアサン。同社が英国内の第2工場として元国防省の敷地に建設したセントアサンは、90エーカー(約36万4200平方メートル=東京ドームおよそ8個分)の広大な面積を誇る。同社はセントアサンを「電動化の世界拠点」とする予定で、EVとして復活予定のラゴンダモデルもここで生産する模様。DBXの本格生産開始は2020年第一四半期といわれている。
・DBXムービー【テスト編】
https://www.youtube.com/watch?v=WvUGRJQ2OeI
・DBXムービー【グリル編】
https://www.youtube.com/watch?v=carsJBTmnbw
・DBXムービー【サウンド編】
https://www.youtube.com/watch?v=15K9xcnOwEM
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