オープンデッキの登場は当初から予定されていた
初代トヨタ「ヴィッツ」のプラットフォームを流用し、カスタマイズされる前提のシンプルな箱型スタイルで登場した初代「bB」。メーカーの思惑どおり若いユーザーに刺さりまくり、当時はbBをベースにしたカスタマイズカーが多く存在していた。一方で、そのプレーンで見切りのよいスタイルは、比較的高い年齢層のユーザーにも受け入れられてスマッシュヒットを記録した。そんなbBのキャラクターにマッチした派生車種として、2001年6月に登場したのが「bBオープンデッキ」なるモデルである。
「走るラブホ」というより「ライブハウス」だったトヨタ「bB」はワルなデザインで女子ウケを狙ってた!?
長尺物の収納も可能な広さをもっていた
bBオープンデッキはいわゆる「デッキバン」スタイルとなっていた。トランクスペース部分を切り取ってトラックの荷台としたものだったが、荷台部分だけでなく、キャビンも運転席側は1ドア化。助手席側はBピラーレスの観音開きスタイルの2ドアと、ベース車から大きく変更されていた。
また大型ルーフレールからつながるラゲッジバーや、荷室との隔壁やリアウインドウを開閉式とすることで、デッキスルー化を実現。フロントシートはベースのベンチシートからセパレートシートに変更され、助手席もフラットに倒すことができたため、長尺物の収納も可能としていた。
ちなみにピックアップトラックスタイルをまとっていたオープンデッキではあるが、登録区分は乗用車となっており、5ナンバー登録。車両型式も「NCP31改」ではなく、NCP34という専用型式が割り振られていたのだから、トヨタの本気を垣間見ることができるだろう。
このように、まるでどこかのカスタマイズファクトリーがワンオフで製作したようなbBオープンデッキ。ベース車のおよそ10万円高のプライスは変更点を考えればバーゲンプライスであったが、さすがにマニアックすぎたのか、2003年4月のマイナーチェンジを待たずに販売を終了してしまった。
奇しくもbBはマイナーチェンジ後からアメリカでもサイオンブランドから「xB」として販売されていた。もしオープンデッキがxBにも設定されていたら、彼の地で大人気モデルとなっていた可能性もあったかもしれないと思うと少々残念な気持ちにもなってしまう。
なお、オープンデッキはbBが発表される前の1999年に開催された東京モーターショーへコンセプトカーとして出展されており、オープンデッキの登場は当初から予定されていたと見るのが自然だろう。
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