国内スーパーカブは「ビジネスバイク」として躍進
国内仕様のスーパーカブは、後方に荷物を載せ「働くバイク」「ものを運ぶバイク」の象徴的なモデルとして、長年に渡ってバイクシーンに君臨してきました。1958年の発売当初は、イタリアンモペットのようなイメージを目指していたのが事実で、実は、女性でも気楽に乗って楽しむことができる「オシャレなバイク」を目指し、開発された側面もありました。ぼくがサラリーマンだった当時、そのような文献を読んだ記憶があります。
【画像】まるで新品のような出来栄え! スーパーカブC100シート張替えの工程を画像で見る(19枚)
C100の開発や製造に携わった大先輩たちからも、そのようなお話しを聞いたことがありました。確かに、発売当時のカタログを見ても、赤いスカーフを巻いたオシャレな女性とスーパーカブのビジュアルでした。
そんな経緯がある中で、開発進行されたモデルでしたが、高度経済成長期の日本では「働くバイク」としての使い勝手の良さや、もの運びに対する力強さが高く評価され、いつしかビジネスバイクシーンをリードするモデルへと成長していった歴史があります。
1960年(昭和35年)には、三重県鈴鹿市に竣工した本田技研工業・鈴鹿製作所がスーパーカブ専用工場として稼働を始めました。その生産量は爆発的に増し、日本国内はもちろん、世界中のバイクシーン、モペットシーンへ大きな影響を与えたことでも知られています。
国内では前述したように、ビジネスシーンで大活躍しましたが、海外マーケットでは、ビジネスバイクとしてではなく、開発当初の目論見通りに、オシャレなバイク、オシャレなモペットとして高く評価されました。
荷物を積んで走るのではなく、タンデムで軽快に走れるバイクとしても高い人気を誇りました。また、一台のスーパーカブに、3人4人と乗車するのが当たり前でもあった、当時の東南アジア諸国でも、大人気のモデルでした。
そんな使われ方をしたスーパーカブの輸出仕様と言えば、国内のような一名乗車のサドルシート+荷台(リヤキャリヤ)ではなく、タンデムや多乗車が可能な、ダブルシートモデルを標準仕様とした派生が数多く生産出荷されました。国内モデルのスーパーカブシリーズとは、まさに正反対だったわけです。
オシャレバイクをイメージした、C100初期の淡い赤色シートを再現
1958年に登場した初代シリーズから、1961年の前期あたりまで生産された、スーパーカブシリーズのC100、C102、C105、CD105には、オシャレバイクとして開発された名残があります。それは、淡く赤い表皮で張られたシートです。
ビジネスシーンで注目されたスーパーカブは、その後、シートの汚れが目立たない黒/白表皮へと変更され、さらに後には、黒一色のシートへとなりました。
そんな変遷があるシートの履歴ですが、個人的には、初代C100シリーズが採用していた淡い赤色のシート表皮が大好きです。そんなシートデザインにしたくて探してみると、インターネットの個人通販サイトで、C100用張り替えシート表皮の販売を見つけましたので、DIYにて張り替えチャレンジしました。
これまで利用していた黒/白サドルシートは、そのまま保管して(このシートとて張り替え済シート)、同じ1962年型前後と思われる、表皮が破れたサドルシートを別途準備して、張り替えてみました。何台かのC100で確認しましたが、シートボトムと呼ばれる鉄板プレス部品にも、デザイン的な違いがあるようです。
そこで、ほぼ同年式と思われるシートボトムプレスの部品をベースに、張り替えることにしました。
破れて放置されていたシート表皮の影響で、スポンジアンコの表面にはダメージがありました。まずはそのアンコの補修から開始です。凸凹の表面を削って、削った分の肉厚のスポンジシートを削って、接着して、成形しようと考えました。
しかし、それよりもシートアンコ本体を取り外して、薄くなった分のスポンジシートを、形状通りに切り出してからボトム鉄板へ接着して、その上に純正スポンジを載せて、さらにスポンジ表面を削って仕上げ成形した方が良いと考えました。
購入したシート表皮の寸法や縫製は高品質で、折り返しのマチ部分のデザインも再現されていて、その仕上がりには大満足です。スポンジが雨水を吸い込まないように、乳白色の大型ごみ袋をカットして挟んで張り込みました。あとはシートロゴを年式相応に入れる作業が残ってますが、それはプロにお願いしようと考えています。
を改造したシートアンコ削り工具の自作でした。アルミ製のおろし金をベースにすると曲がってしまい使いにくいので、ステンレス製をベースにするのが良いそうです。フチの補強部分を切り落として、削りやすいように湾曲に曲げて使っています。
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