■真っ赤な新型「C-HR」実車展示
2023年8月30日、トヨタのオーストラリア法人は、「ハイラックスRevo BEV Concept」などの実証実験車両や、今後1年内の発売を計画している「ランドクルーザープラド」など6台の新型量産車を発表・展示する“新型車ショーケース”を実施しました。
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中には、2023年6月26日にも世界初公開された新型「CH-R」のオーストラリア仕様車も展示されたようです。
C-HRの起源は、2014年9月開催のパリモーターショーで公開されたコンセプトモデル「TOYOTA C-HR Concept」。このコンセプトモデルとほぼ同等の斬新なデザインで、2016年12月に“クーペスタイルのコンパクトSUV”として正式デビューし、日本でも販売されました。
日本では2019年のマイナーチェンジで、フロントのエアインテークを拡大するなどエクステリアの変更や、MTモデルの追加、シーケンシャルウインカーを採用するなど改良が施されましたが、23年7月下旬をもって生産終了され、以後の販売の予定がありません。
そんなC-HRですが、2代目となる新型「C-HR」が2023年6月26日に欧州で世界初公開されると同時に、オーストラリアでも発表されました。
ボディサイズは、全長4360mm×全幅1830mm×全高1558-1564mmで、ホイールベース2640mm、フロントオーバーハング915mm、リアオーバーハング805mmに設定されています。
エクステリアは、欧州モデル同様、2022年12月5日にも次期型C-HRと明示されたコンセプトカー「C-HR プロローグ」とほとんど変わらない、まさに「路上のコンセプトカー」と表現されるにふさわしいインパクトの強いデザイン。フロントフェイスには新型「プリウス」などトヨタの新型車に多く起用される「ハンマーヘッド」デザインを採用し、シャープな印象としています。
インテリアも欧州同様の、スポーティで洗練されたデザイン。危機が迫ると赤く光り、安全装備としても活躍するアンビエントライトは、最大64色から選択できるほか、時間の経過と同期して24色の色合いが変化する設定もあり、朝の明るい色から夕方のよりリラックスした色へと変化します。
また左側通行のオーストラリアで販売されるため、欧州市場とは異なり右ハンドルとなります。
グレード展開は、GXL、Koba、そして最上級グレードとなるGR スポーツの3つ。
パワートレインは、GXL・Kobaに搭載されるシステム最高出力約140馬力の1.8リッターエンジン+モーターのハイブリッド(FFのみ)と、GR スポーツに搭載されるシステム最高出力約197馬力の2.0リッターエンジン+前後2モーターのハイブリッド(AWDのみ)の2種類を用意。最高速度はGXL・Kobaで170km/h、GR スポーツで180km/hです。
今回“新型車ショーケース”で、実車展示されたのは、GR スポーツ。ボディーカラーは、スポーティなレッドです。
新型C-HRは、オーストラリアでは2024年初めに発売予定。同車の日本導入については、公式な発表はありません。
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