ライアン・パターソンCEO登壇
text&photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)
1898年の創業から18年後となる1916年に世界最大のタイヤ・メーカーへと成長したグッドイヤーは、今日も業界を代表するリーディング・カンパニーだ。
ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー アジア/太平洋地区CEOのライアン・パターソン氏と、アジア/太平洋地区 製品開発担当副社長のデイヴ・ザンジグ氏がプレス・カンファレンスを行った今回の東京モーターショー。
「Freedom to Move モビリティの未来は、もっと自由だ」をテーマとして掲げ、未来に向けたコンセプト・タイヤの展示を通じて、これから始まるモビリティ社会への新たな取り組みをアピールした。
コンセプト・タイヤ初公開
出展ブースでは、生物の仕組みから学んだことを技術開発に活かすバイオミミクリーによって創出されたグッドイヤーコンセプト・タイヤをワールドプレミア。
同じく東京モーターショーでレクサスが初公開した、EVコンセプトカー「レクサスLF-30エレクトリファイド」に装着されている。
また、地球環境を考慮し、タイヤのサイドウォールにコケを採用した「オキシジェン」(2018年ジュネーブ・モーターショーで発表)と、未来を見据え、空飛ぶ自動車用に設計された「エアロ」(2019年ジュネーブ・モーターショーで発表)という2つのコンセプト・タイヤがジャパンプレミアとして日本において初披露された。
EV用のタイヤは、車重が重い、トルクが多いので摩耗について考慮しないといけない、転がり抵抗を低くする、といったことに注意しながら開発を進めているそうで、グッドイヤーには独自のサウンド・コンフォート・テクノロジーがあり、その技術を余すところなく盛り込んでいるとのことだった。
イーグルF1アシメトリック5 11/5発売
さらに出展ブースでは、高いグリップ力、卓越したブレーキング力、優れたハンドリング性能を兼ね備えたEAGLEシリーズのフラッグシップモデル、「EAGLE F1 ASYMMETRIC 5」(イーグル・エフワン・アシメトリック・ファイブ)を発表。16サイズを用意し、11月5日から発売する(オープン価格)。
また、グッドイヤーを象徴するオールシーズンタイヤの「ベクター4シーズンズ・ハイブリッド」「アシュアランス・ウェザーレディ」など、日本市場で展開されている主力商品も展示された。
これからもグッドイヤーは、高い安全性を担保しながら、イノベーティブかつサステイナブルであることを大切にしながら製品開発を進めていくそうだ。
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