RBのダニエル・リカルドは、F1中国GP決勝のセーフティカー(SC)走行中にランス・ストロール(アストンマーティン)から追突を受けリタイア。それから2週間弱が経ったが、まだスッキリとできてはいないようだ。
リカルドはSCからのリスタートに向けて各車がタイヤを温める中で、前のクルマに合わせてブレーキを踏んだところ、ストロールの減速が間に合わず突っ込まれてしまった。
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リカルドはこのインシデントに憤慨。特にストロールは自分の非を認めず、前を走っていたドライバーたちを非難したことが明らかになった後、リカルドは「血が沸騰した」と激怒した。
リカルドはマイアミで、彼とストロールがまだ話をしておらず誤解を解いていないことを明かしたが、もしストロールが接触について自分に非がないと感じているのであれば、話をすることに意味はないだろうと示唆した。
リカルドはストロールと話したいと思うかという質問に「ノーだ」と答えた。
「というのも、それは何の意味もないような気がするからだ」
「謝罪は受け入れられる。でも、それすらないというのは……彼は明らかに自分が悪いことをしたと思っていない。だから、あまり言うことはないかな」
「もちろん、ドライバーズブリーフィングで隣に座っていて、彼がおしゃべりしたいと言ったら、無視したりするつもりはないよ」
リカルドはこれまで、たとえ自分が悪いと完全には確信していなくても、他のドライバーが自分をターゲットにするのを避けるために、ライバルと誤解を解くことを常に心がけていたと説明した。
「若いころはもっと頑固で、自分のせいだと謝らなかったかもしれない」
「でもここ数年は、もし僕が誰かをリタイアさせてしまって、たとえそれが五分五分だったとしても『もっと上手くやれたかもしれない。僕たちの1日を台無しにしてごめんね』ってメールをして、空気をスッキリさせるんだ」
「僕らはみんなライバルだけど、ターゲットにされたくないし、敵もいらない。彼が敵だとは言っていない。これはひとつのインシデントだし、僕たちは次に進むよ」
「情けは人の為ならずじゃないけど、僕があの立場だったら、もし彼に直接会わなかったとしても、少なくとも『ヘイ、ごめんよ。別の所を見ていたんだ』とか、『君が急ブレーキを踏んで、僕は油断していたんだ』とか伝えるだろう。何でも良いんだ」
「でも、問題ないよ。そのことについて話しているのは明らかだけど、僕は確実に前に進んでいる」
一方のストロールはマイアミで、インシデントに関する質問をかわし、リカルドにコンタクトを取ろうとしたかと聞かれると「それはこの部屋でやることじゃない。そういうのは密室でやることだ」と答えた。
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