2019年のMotoGPチャンピオンであるマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、第18戦マレーシアGPの予選中にクラッシュを喫し右肩を亜脱臼していた。そして彼はシーズン終了後のヘレステストで転倒すると、再び右肩に亜脱臼を負ってしまった。
その結果、マルケスはテスト直後に手術を行なうことを決定し、11月27日にはオペが完了した。
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マルケスの受けた手術の執刀医であるザビエル・ミル医師によると、マルケスは2020年2月に予定されているセパンテストでの出走は可能だと予想されているようだ。ただ、完全に回復しきった状態となることは望めないとも付け加えている。
「それ(マルケスの肩の状態)を評価するのは難しい」と、ミル医師はMotoGP.comに対して語った。
「セパンテストについてだが、彼は準備ができていると思う。100%の状態ではないにしろね。ただ我々が確保しなければいけないのは、彼がテストに100%で挑めるかではなく、可能な限り回復した状態で彼にチャンピオンシップをスタートさせてあげることだ」
「我々は通常の人間がこの種の怪我を負った時は、回復期間を4カ月と見込んでいる。ただライダーはその半分の期間で回復することも少なくない」
「彼は常に活発で、幸せそうに見える。手術室で彼は看護師と話して嬉しそうにしていたよ」
また、マルケスが脱臼に起因する手術を受けるのはこれが初めてではない。彼は2018年シーズン開始前のトレーニングで左肩を脱臼し、シーズンを通じて再発に悩まされた。そして結局、彼は2018年シーズン終了後に難しい手術を行なう必要に迫られ、2019年シーズン開始前のテストに100%の状態で挑めなかった。
ミル医師は、今回マルケスが右肩の手術を行なっていなかった場合、2020年シーズン中に、さらに脱臼を患っていただろうと考えている。
「(手術しなければ)彼はシーズン中にさらに脱臼を起こし、過去の左肩のようになっていただろう」
「2018年の手術は更に複雑で、回復に要する期間は今よりも長いものだった。それが(今回)彼が手術する決定を下した理由だ」
「昨年の手術はふたつに分かれていて、それはメスを入れる物と、肩関節鏡手術だった」
「肩関節鏡下の手術は、関節部に多量の液体を注入する必要があり、それが感染症を引き起こす可能性があるんだ。今回の手術ではそれを避けることができた。(前回より)負傷は深刻ではなかったからね」
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