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【4月27日改良の新情報入手!】ヴォクシー&エスクァイア廃止でノア1本化への布石か!?

掲載 更新 21
【4月27日改良の新情報入手!】ヴォクシー&エスクァイア廃止でノア1本化への布石か!?

 トヨタの販売店はトヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店の4つに分かれているが、2020年5月に統一される(東京地区は2019年4月に統合)予定だ。

 そうなると、基本的にどこの販売店でも同じトヨタ車が買えるようになるので、兄弟車を設定する必要がなくなる。

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 そのためノア、ヴォクシー、エスクァイアも、次期モデルではノアに統一される可能性が高いと、これまでお伝えしてきた。

 そんななか、トヨタが2020年4月27日にノア、ヴォクシー、エスクァイアを一部改良するという情報を入手した。

 その情報の中身を見ると、ヴォクシー、エスクァイアがノアに1本化する布石となるような改良の内容なのだ。

 はたして、一部改良の中身はいかなるものなのか? そして2021年春にヴォクシー、エスクァイアが廃止され、ノアに1本化される情報はどのような内容なのか、今わかっているすべての情報をお伝えしよう。

文/遠藤徹
写真/ベストカー編集部 トヨタ
CGイラスト/ベストカー編集部

【画像ギャラリー】統合廃止される現行ヴォクシー エスクァイアと新型ノアの詳細写真

ヴォクシー、エスクァイアのグレードを大幅削減

現行ノア。 4月27日の一部改良ではノアのグレード展開は従来から変更なし


現行モデルのヴォクシー。 5ナンバーサイズのX、Vを廃止し、売れ筋の3ナンバーのエアロバージョンであるZSと特別仕様車のZS煌IIを継続

現行モデルのエスクァイアGiプレミアムパッケージ・ブラック・テーラード。4月27日の一部改良で、 最上級のGiプレミアムパッケージと特別仕様車であるGiプレミアムパッケージ・ブラック・テーラードを廃止

 トヨタが2020年4月27日、ノア/ヴォクシー/エスクァイアを一部改良するという最新情報を入手した。

 グレードのラインナップを見ると興味深い内容が示されていた。ノアは従来通りだが、ヴォクシーは中間グレード、ベーシックグレードを中心に廃止し、エスクァイアも最上級グレードを廃止し、大幅にラインナップを削減するというのだ。

 これはまさしく2021年春にも予定しているフルモデルチェンジで、整理統合し、ノアに1本化することを意味しているのではないだろうか。

 今回の一部改良では両側オートアウターミラーを見やすくする、オートライト機能の向上、リアコンビランプのスモーク化などが主な内容。

 また燃費表示を従来のJC08モードから、より実走行に近いWLTCモードに変更、フロントグリル中央に設置しているロゴを統一しトヨタマークに変更する。

 グレードの整理はヴォクシーが5ナンバーサイズのX、Vを廃止し、売れ筋の3ナンバーのエアロバージョンであるZSと特別仕様車のZS煌IIを継続する。

 エスクァイアは最上級のGiプレミアムパッケージと特別仕様車であるGiプレミアムパッケージ・ブラック・テーラードを廃止する。

 従来モデルは2020年3月中にもオーダーストップし在庫一掃セールをスタートさせる。

 改良モデルは2万~3万円程度の値上げにとどめる見込み。2020年4月初めには価格を決めて先行予約を開始する見通しである。

新型は2021年春頃にデビュー!

ノア/ヴォクシーを統合した標準モデルの予想CG(ベストカーが製作したもの)。現在のノアに近いオーソドックスなデザインとなり、エンブレムもトヨタマークとなる見込み

 ノアの現行モデルの登場は2014年1月20日で、2021年春頃に7年3ヵ月ぶりの世代交代を実施する予定だ。

 次期型はトヨタの新しいクルマ作りの考え方である「TNGA」による新開発のプラットフォームを採用。

 エクステリアデザインはキープコンセプトだが、直線と曲面を融合させたボックス型ミニバンのスタイルだ。

 ボディサイズは全高をわずかに引き下げる他はほぼ現行ノアと同じ。5ナンバーサイズの標準と3ナンバーのエアロバージョンの2シリーズ構成も引き継ぐ。

 エアロバージョンはノアよりも押し出し感のあるヴォクシーの面影を残すようなデザイン処理をする可能性が強い。

こちらは新型ノアのカスタム系の予想CG(ベストカーが製作したもの)。ノア/ヴォクシーの種別はなくなるが、実質的にヴォクシーの系譜を受け継ぐモデルとしてデザインが差別化される

 パワーユニットは2LガソリンNAと2Lハイブリッドを搭載する。どちらも新開発のパワーユニットだ。

 ハイブリッドは従来の1.8Lから2Lに排気量を拡大することで、トルクフルながら、より低燃費の高次元での両立を目指し開発を進めている。

 2Lハイブリッドの予想スペックは、最高出力が146 ps/6000rpm、最大トルクが19.2kgm/4400rpm。1.8Lの99ps/5200rpm、14.5kgm/4000rpmよりも大幅に向上させている。

これまでの1.8Lハイブリッドに代わり、2Lハイブリッドが搭載される

 これによってセレナe-POWER、ステップワゴンスパーダに対して非力だった1.8Lハイブリッドを2Lハイブリッドに引き上げることで、ライバル2車以上の性能向上を図る。

 安心パッケージのトヨタセーフティセンスはクラウン、アルファード/ヴェルファイア並みかそれ以上に進化させた最新デバイスを装備する。

 ヴォクシー、エスクァイアを廃止し、ノアにブランドを1本化するが、従来のヴォクシー、エスクァイアに採用したフロントマスクを中心としたデザイン志向やグレード構成は「新型ノア」に組み込み、新ラインアップを構築するものと思われる。

 この3兄弟はこれまでヴォクシーが最も売れ行き好調だったことから、ヴォクシーが継続モデルとして残すことが有力視されていた。

 しかし、2番手のノアに決まったのは発売の経緯にありそう。もともとノアが先行し発売され、後にヴォクシー、エスクァイアが派生モデルとして売り出された。

 したがって統合する場合は本家筋を残すべきという考え方である。こうした見方は今後ほかの兄弟車統合にも生かされそうである。

新型ノアのカスタム系のリアスタイル(CGはベストカーが製作したもの)

■証言1:首都圏カローラ店営業担当者

 「ノアは今回の一部改良で装備の見直しやロゴマークの変更を行いますが、ヴォクシー、エスクァイアのようにグレードの削減はせず、従来のラインナップのまま継続させるようです。これは、近い将来、3兄弟を統合し、ノアに1本化する意味ではないかと予想しています。

 もともとノアが先に発売し、ヴォクシー、エスクァイアを派生させた経緯があるので当然ともいえます。

 ただフルモデルチェンジするまで3兄弟の併売を続けるので、先のことはどうなるかまだわかりません。

 2021年春の世代交代時には1.8Lハイブリッドは2Lになると聞いていますので、今後はライバル車との競合は優位になるのは嬉しいですね」。

■証言2:首都圏ネッツ店営業担当者

 「ヴォクシーは2020年4月27日の一部改良で、3ナンバーボディのエアロバージョンだけになると聞いています。

 大部分の売れ筋はこの仕様なので影響は少ないですが、ノアが従来と変わらないので、今後はヴォクシーの方が売れ行きは悪くなる可能性があります。

 これまでヴォクシーは3兄弟のリーディングモデルだったので残念です。次のフルモデルチェンジではノアに吸収されてなくなってしまうと思いますが、そうなるとヴォクシーの中古車価格が下落する可能性があるので、こちらにとっては不利になるでしょうね。

 どちらにしても、2020年5月以降は全系列店全車併売になり、トヨタ車同士の競合が激しくなることが予想されます」。

【画像ギャラリー】統合廃止される現行ヴォクシー エスクァイアと新型ノアの詳細写真

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みんなのコメント

21件
  • 今まで以上に同じ車がわんさか走り回るな。売り手(トヨタ)は楽で良いんだろうけど、買い手は車を選ぶ楽しみが減るのは確実。
  • 左肘をついてその手にアイコス、右腕を上げて片手運転してる人がほとんど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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