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【このクルマなんぼ?】伝説のEクラスその2 V8搭載のメルセデス・ベンツ500Eがオークションに その落札価格は?

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【このクルマなんぼ?】伝説のEクラスその2 V8搭載のメルセデス・ベンツ500Eがオークションに その落札価格は?

メルセデス・ベンツ500Eに20.000ユーロの特別内装を施し、販売。このシルバーのメルセデス・ベンツ500Eは、3万ユーロ弱で改造された。特に内装はワイルドだ。さて、その落札価格は?

「メルセデス・ベンツ500E」は通好みのクルマだ! 最も特徴的なのは、フレア状のフェンダーである。通常の「W124」に比べて5.6cmの全幅が拡大された。「500E」は後に「E500」と改名されたが、このセダンの一部が、ポルシェの第1工場で組み立てられたことで特に有名になった。

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オークションサイト「bringatrailer.com」に、「ブリリアントシルバーメタリック」(744)色の「メルセデス・ベンツ500E」が出品されていた。もともとこのセダンは1993年製のドイツ車で、2019年に米国に輸入されたものだ。このベンツには、改造や整備のために合計3万ユーロ(約430万円)近くが投入されている。オリジナリティを求める人は、この「500」では満足できないだろうから、標準的な「W124」を探したほうがいいさろう。それにしても、このサルーンは面白い。

チューニングの説明の前に、簡単に振り返っておこう。1990年、5.0リッターV8を搭載した「W124」が「500E」の名で登場。32バルブを持つ「M119 E50」は、326馬力と32Nmを発揮した。「M119 E50」と呼ばれるこの32バルブV8エンジンは、4速オートマチックを介して326馬力と480Nmを後輪に供給した。当時の最高速度: 250km/h!

1993年モデルでは、パワーが絞られて320馬力となり、2度目のモデルチェンジの過程で、「500E」は「E500」と改名された。現在、「500E」に関連して必ず語られるのは、このサルーンがツッフェンハウゼンのポルシェ工場で組み立てられたということだが、それはフレアフェンダーを持つクルマがメルセデスの生産ラインに適合しなかったという単純な理由によるものである。

控えめなローダウン

ここで提供される「500E」は、決して並み外れたものではない。特に、3ピースのオリジナルAMGエアロホイールは、非常に人気が高いだけでなく、現在では非常に高価なものとなっている。245/45 ZR17と285/40 ZR17のサイズのホイールは、微妙に低いローダウンとの組み合わせで、「500E」を「E60 AMG」のような外観に仕上げている。アイゼンマンのリアサイレンサーは、より高いサウンドを提供するものとなっているが、それだけではない。

約2万ユーロ(約290万円)のインテリアコンバージョン

特に、前オーナーの要望で内装を一新したことが大きな特徴だ。純正のトリムではなく、内装をすべて張り替えた。しかし、クライアントはクラシックな黒ではなく、白とブルーのコンビネーションを選んだのだった。シート、センターコンソール、ドアパネル、ダッシュボード、フットウェルなど、すべてのパーツをこの2色でリラインした。

色の選択は確かに好みの問題だが、現在の売主によれば、作業は非常に高い品質水準で行われたとのことだ。フロントとリアにはリアルカーボンのトリムが施され、リフィニッシュが完成している。目玉は、やはりビジブルカーボンをラミネートしたノキアのカーフォン。この特殊改造はブルガリアで行われ、2万ユーロ(約290万円)ほどかかったという。

しかし、この「500E」に投資されたのは、見た目だけではない。オイル交換、スパークプラグの交換、バルブカバーガスケットの交換、オイルレベルセンサーの交換など、2020年に実施された最後の大規模点検を含む。

326馬力のセダンは、143,046kmの走行距離で提供されている。価格に含まれるのは、既存のすべての書類と過去の請求書だ。

また、装備も非常に充実しており、シートヒーターを含む電動調整式フロントシートに加え、2ゾーンエアコンシステム、電動リアローラーブラインド、クルーズコントロール、新型コンチネンタルラジオが搭載されている。また、「500E」は無事故で、再塗装はしていない。

落札額は56,500ドル(約800万円)

V8を搭載した「W124」が大流行している現在、この価格はリーズナブルと言えるが、値段が上がるのはオリジナル状態の個体に限られる。

Text: Jan Götze Photo: bringatrailer.com

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