ディーゼル搭載のD5にはR-Designも設定
ボルボ・カー・ジャパンは、フラッグシップSUV「XC90」を一部改良し、8月22日より発売を開始した。799万円(T5 AWD モメンタム/8%税込み)~1353万6112円(T8ツインエンジンAWDエクセレンス/10%税込み)。
【試乗】見た目も走りも未来感! プラグインハイブリッドSUV「ボルボXC90」
XC90は、電動化や自動運転も視野に入れて開発された「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」を採用。ボルボの現行モデルに採用されている。T字型のトールハンマーヘッドライトをはじめとした新デザインを投入した最初のモデルでもある。これまで世界中で32万台以上が販売され、国内でも2016年の導入以降、7月までに3600台を販売してきた。
今回の一部改良は、エクステリアデザインの変更が注目のひとつ。フロントグリル/前後バンパーを新デザインとしたことで、より洗練された雰囲気となっている。また、エクセレンスを除く各グレードのアルミホイールデザインも変更した。
インテリアは、T8ツインエンジンAWDに採用されている、オレフォス社製クリスタルシフトノブに新デザインを採用。さらに、本革シート、パーフォレーテッド・ファインナッパレザーシートに、新色のスレート(グレー)を追加している。
ボルボといえば、外せないのがもちろん高い安全装備だ。16種類以上の先進安全・運転支援装備が備わっているが、衝突回避・被害軽減ブレーキシステム「City Safety」にステアリング・サポート(衝突回避支援機能)がプラスされた。ブレーキだけでは回避できないとシステムが判断した際、ステアリング操作をサポートして衝突を回避するというもの。ステアリング操作補助のほかに、前後内輪のブレーキも作動させることで、緊急回避操作を安全に行うことが可能になる。
そのほかにも、衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付きクロス・トラフィック・アラートが追加されている。リヤバンパーに内蔵されているミリ波レーダーによって、駐車場などから後退して出庫する際、接近する車両はもちろん歩行者や自転車に乗る人などを検知し、警告音などでドライバーに知らせてくれる。万が一の際は被害軽減ブレーキを作動させ、衝突の回避などをサポートしてくれる。また、駐車をサポートするパーク・アシスト・パイロットに被害軽減ブレーキがプラスされており、予想進路内に車両または歩行者を検知した場合は自動的にブレーキを掛けてくれる。
新型XC90のパワートレインは、ガソリンモデルのT5/T6に加え、クリーンディーゼルのD5、プラグインハイブリッドのT8と4種類のバリエーションをラインアップ。2L直4ターボ、2L直4ターボ+スーパーチャージャー、2L直4ディーゼルターボ、2L直4ターボ+スーパーチャージャー+プラグインハイブリッドという多彩なバリエーションで、ユーザーのニーズに応えていく。
また、今回の一部改良と同時に、ベースグレードのモメンタムと上級グレードのインスクリプションの2グレードを展開する「XC90 D5 AWD」に、スポーティグレードのR-Designを特別仕様車として設定している。専用のフロントグリルや前後バンパー、スポーツシートなどスポーティに仕立てられている。951万2963円(10%税込み)。
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