僕(筆者:木下隆之)がカワサキ「Z900RS 50th Anniversary」の抽選にエントリーしてから9カ月が経った。1972年に登場したカワサキ往年の名車「900 super4」、通称「Z1(ゼットワン)」へのオマージュだから、2022年で50周年=「50th Anniversary」だから、今年の12月31日までに登録したい。そろそろリミットだよな……と不安が募ってきた。当選か落選か……。
ソワソワしながら販売店のカワサキプラザに電話してみたら「ああ、アレですか、もう生産は終了していますよ」との発言。知らぬ間に生産が終了していたのだ。その連絡も届かないという冷酷さである。
4ストローク4気筒の400ccバイクは一体どこに消えたのか?
しかし販売店でも分からないと言うから、スタッフに罪はない。
「次の生産があるのか無いのか、分からないのです」「そもそもうちの店舗に何台割り当てられるのかも分からないのです」
元々困惑状態だったから、スタッフにしても驚きの生産終了だったのだろう。僕を当選させれば金が落ちるような素振りをして見せたところで、そもそも販売店が顧客を選ぶのではないという。真意のほどは定かではないが、少なくとも公式にはそうなっている。
思い起こすのは、レクサスLFAである。2010年から2年間で世界500台限定という希少なそれは、日本には165台が割り当てられていた。当時は日本のレクサス販売店は165店舗だった。つまり一店舗に1台ということである。
価格は3750万円と、家が買えるほど高価だ。だが借金してでも欲しかったので、とりあえず注文だけはしてみたものの撃沈。その時も優良顧客になりそうな素振りをして見せたが、ダメだった。そんなことを思い出してしまった。
販売店は売りたくても売れず、僕は買いたくても買えない……まさかこんな時代がやってくるとは、夢にも思わなかった。
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