参加者がそれぞれのペースで楽しんでいた
愛知県蒲郡市を舞台にした、ラリーを中心としたクルマイベント「パワステがまごおり」。「日本のモンテカルロ」を目指してクルマ文化と地域の魅力を発信していこうと2023年1月に初開催され、早くも第3回が2024年9月22日(日)に行われました。すでに人気のイベントとなりつつあり、今回はスカベンジャーラリーに127台がエントリー。参加したオーナーたちに話を聞いてみました。ガチ勢でなくても家族で楽しめるラリーとは?
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加藤大隆さん:アルファ ロメオ ジュリア TI
今回の「パワステがまごおり」のスカベンジャーラリーで優勝したのは、ジュリアに乗る加藤さん夫婦。もう12~13年乗っているというジュリアは一度ブレーキマスターが壊れてクルマを動かせなくなったことはあるが、それ以外は大きなトラブルもなく順調な愛車ライフを送っているとのこと。
このパワステがまごおりへの参加は、2024年1月に開催された第2回目から。じつは前回のスカベンジャーラリーも同率1位だったものの、表彰台でのじゃんけんで負けて2位となっている。そして今回は単独トップで見事優勝となった。
「朝から雨で、けっこう過酷なスカベンジャーラリーになりました。ワイパーを動かすとヒューズが飛んでしまうこともあるのですが、ちゃんと前日チェックした際にヒューズ飛ばしてきたこともあってか、今日はヒューズを飛ばすことなく、1日無事に走行できました(笑)。たくさんのクイズが用意されているので、移動中はコ・ドライバーにひたすら調べまくってもらうのが高得点のコツだと思います。今回は蒲郡市長の好みとか、調べても出てこないものも多かったですけどね~」
鈴木康敬さん:三菱 コルト 1.5C
実際にラリー競技に出場している車両で、メンテナンスを担当している知人にコ・ドライバーを頼んで参加した鈴木さん。これまでは他の競技との日程がかぶっていたりで参加できずにいたが、今回ようやく初参加となった。この蒲郡が繊維の街として発展してきたことや、ここで奥さまが和装仕立て屋さんをやっているということもあって、今回はそのお店の広告塔としてあえて勝ち虫「トンボ」柄の和装でスカベンジャーラリーに参戦。
「次回は家族みんなで楽しみながら参加したい」
とコメントしてくれた。
兼子睦範さん:ホンダ シビックGL
おじいちゃん、おばあちゃん、そしてお孫さんという3名で一緒に参加という兼子ファミリー。兼子さんは現在、6台のクルマを所有しているそうだが、雨でも壊れないし、トラブルも少ないからということで、今回は1979年に購入したワンオーナー車のシビックで参戦。お孫さんは後ろのシートで寝ながら参加していた。
「おじいちゃんが手入れしているクルマにいつか乗りたい」
そう話すお孫さん。いつかお孫さんがドライブするクルマでの参加もあるかも?
りゅうちゃん:パーヴィス ユーレカ ファントム
オーストラリアで生産された、日本で1台しかない車両だが、このスカベンジャーラリーには初回から参加している。オーナーの“りゅうちゃん”さんは20代の時に、誰も乗っていないし、キャノピードアで目立つということで購入。15年ほどかけて、不動車だったものを直していって公道走行できるようにし、さらに現在もエアロを手作りするなどしてまだまだ進化を続けている。
エンジンやシャシーは空冷フォルクスワーゲン ビートルなので部品に困らないし、なんといっても、
「自分でいじれること、そして何も付いていないから壊れることもない」
というのがこの車両のメリットのようだ。
我山良生さん:MG B GT
1967年式のMG Bのクーペモデルで参加した我山さん。
「ステアリングや足まわりなどがシャキッとしている」
から英国車が好きだと語る。今回参加した車両はまだ手に入れてから数カ月とのことだが、オープンモデルのMG Bからクーペモデルに乗り換えたことで、今回家族で参加となった。
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みんなのコメント
この当時の車は原色が多く、車に乗ると言う高揚感が表れた年代でもある。