BMWの電動ブランド「BMW i」待望の新型SUV「iX」は、今秋の日本導入が予定され、プレオーダーが開始されている。その「iX」の最初期導入モデルとなる「ローンチエディション」の情報が、新たに公表された。
色や仕様、そして導入台数も限定されるものの、上陸記念モデルに相応しく、特徴的かつ豪華な仕様となる見込みだ。最速で入手可能なiXの基本仕様と装備内容について解説しよう。
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文/大音 安弘 写真/BMW
【画像ギャラリー】上陸が待ち遠しい!BMW の豪華なEV「iX」
■今秋上陸のBMW i初のSUV「iX」の限定車
BMWは、2021年6月9日、電動化ブランド「BMW i」のミッドサイズSUV「iX」に、限定車「ローンチエディション」を設定。BMWオンラインストアにて、先行予約を開始した。ローンチエディションの価格は、1155万~1373万円となる。
BMW iXは、2021年秋の正式発表を予定しているが、初期生産モデルを仕様を限定した「ローンチエディション」とすることで、早期導入を目指すようだ。
絶賛予約受付中のBMW iXに、初期生産仕様となる「ローンチエディション」を設定。
■極めて個性的なスタイリング
BMW iXは、BMWの電動化技術のフラッグシップにあたる最新世代のEVだ。ミッドサイズSUVとなるボディは、全長4953mm×全幅1967mm×全高1695mmとなり、BMWのSUVでは、X5と同等の全長と全幅を備える。ただ全高はクーペSUVであるX6に近いため、とてもスタイリッシュなフォルムを実現している。
未来的かつアグレッシブなiXのスタイリングは、見るものの視線を釘付けにする
アグレッシブなフロントマスクで、特に目を引くのが、グラフィカルなデザインのキドニーグリルだ。新世代キドニーグリルをベースにしたデザインは、iXの未来的なキャラクターを高めるアイコンであるとともに、センサーやカメラ、レーダーなどのセンシング機能の搭載部の役目も担う。
シャープでコンパクトなヘッドライトは、歴代モデルで最もスリムなデザインのもので、同じくシャープなリアテールランプとともに、パワフルさとスポーティな走りを連想させる。
iXのプロポーションは極めて個性的。SUVとステーションワゴンのクロスオーバーのようにも感じられる
そのサイドビューは、塊感の強いデザインであるが、各部のエアロダイナミクスの追求により、Cd値は0.25と極めて優秀。立体的な大型テールゲートやサッシュレスドアなど、細部までデザインにもこだわった。
ボディの基本構造では、アルミスペースフレーム構造とカーボンケージを取り入れることで、軽量化と高剛性化を両立している。
■斬新なコクピットと贅沢なインテリア
インテリアもエクステリア同様に、個性的かつフレッシュなもの。BMW量産初の六角形ステアリングが特徴的なコクピットには、大型の2枚のディスプレイが装備。ダッシュボード上の操作は、タッチスクリーンに集約され、メカスイッチは大幅に削減された。
ただ運転に必要なドライブシフトやインフォメーションシステムの操作部であるiDriveのコントローラーは継承されているので、使い勝手もよさそうだ。
ツインディスプレイによる未来的なコクピット。新生代iDriveが搭載される
■出力と航続距離の異なる2タイプを設定
iXの仕様だが、「xDrive40」と「xDrive50」の2種類があり、端的にいえば、モーター出力と駆動バッテリー容量が異なる。いずれも前後にモーターを搭載する4WD車だ。
標準タイプとなる「xDrive40」は、モーター最高出力が326ps(240kW)、モーター最大トルクが630Nmを発揮。その実力は、0-100km/h加速が6.1秒。最高速度が200km/hとなる。駆動用バッテリーには、76.6kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。航続距離327~425kmを実現する。
上位グレードとなる「xDrive50」は、さらにパワフルだ。モーター最高出力523ps(385kW)、最大トルク765Nmを発揮。その実力は、0-100km/h加速が4.6秒と、さらに1.5秒もタイムアップ。ただし、最高速度は、200km/hと変わらない。
駆動用バッテリーの容量も111.5kWhのリチウムイオンバッテリーとなり、1.5倍弱まで拡大されている。その結果、航続距離も、549~630kmになるという(※全て欧州メーカー公表値)。
大容量バッテリーへのスムーズな充電を行うために、急速充電器の出力は、200kWまで対応。但し、日本のCHAdeMO仕様についての詳細は、明かされていない。
iXのパワートレイン。前後にモーターを搭載する4WD車で、床下には大容量リチウムイオンバッテリーを収める
■豪華なローンチエディションは3タイプ!
ローンチエディションは、グレード、カラー、オプションが固定された3タイプが用意されている。
ローンチエディションの共通のオプションは、大型パノラマガラスサンルーフや赤外線をカットするクライメートコンフォートガラスなどを含む「ファーストクラスパッケージ」、フロントアクティブベンチレーションシートやマルチファンクションシート(前席)などを含む「ラウンジパッケージ」、前後エアロやブルーのブレーキキャリパーなどを含む「スポーツパッケージ」の3つのパッケージとなる。
iX xDrive40では、さらに追加装備として「harman/kardonサラウンドサウンドシステム」を標準化。ボディカラーには、「ミネラル・ホワイト」と「ソフィスト・グレー・ブリリアント・エフェクト」の2色を用意。
インテリアは、いずれもブラック基調の「suiteレザー・アミド」が組み合わせれ、限定数は、各色60台ずつ。価格はいずれも1155万円だ。
最上級となるiX xDrive50は、上記の3つのパッケージオプションに加え、BMWレーザーライトやBowers & Wilkinsダイヤモンドサラウンドシステムなどを含む「テクノロジーパッケージ」を装着。
ボディカラーには、より特別感のある「BMW Individualアヴェンチュリンレッド」とサーモンピンクの「Suite レザー・カスタネア」を組み合わせる。30台限定で、価格は1373万円となる。
もともと、贅沢なEVだけに、ここまでの装備は望まないという方もいるだろうが、BMW iの新時代のフラッグシップモデルとして、早急なデリバリーとEVによる新たなラグジュアリーな世界観をオーナーに堪能してもらうのが、目的なのだろう。
ローンチエディションでは、オプション込みで1155万円というプライスを掲げたiX xDrive40にも注目。カタログモデルの価格は、1000万円を切るかもしれず、SUVタイプの高級EVとしては、ライバルと競争力のある価格となりそうだ。
豪華装備を誇るローンチエディションのみ、価格を公表。今後登場するカタログモデルの価格にも注目だ
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