モンスターエナジーNASCARカップのチャンピオン決定戦“プレーオフ”3戦目にあたる9月30日決勝の第29戦シャーロットが、プレーオフ史上初のロードコース戦となることが発表された。
全36戦で構成されるNASCARシリーズの終盤10戦で行われるプレーオフは、第26戦終了時点でランキングトップ30位以内にいるレースウイナー、または未勝利でもランキング上位につけているドライバー計16名によって争われるチャンピオン決定戦で、2016年まではチェイスの愛称で親しまれてきたもの。
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そんなプレーオフはこれまでオーバル戦でのみ争われてきたが、2018年のプレーオフ第3ラウンドにあたる第29戦シャーロットはプレーオフ/チェイス史上初のロードコース戦として行われることが7月9日にアナウンスされた。
大会名称は『バンク・オブ・アメリカ・ROVAL 400』となり、レース距離は400キロ。こちらもNASCARのロードコース戦としては最長距離となる。
コースレイアウトは1.5マイルのオーバル部分とインフィールドのロードセクションを組み合わせた構成で、全長は2.28マイル(約3.6キロ)。全部で17のコーナーで持つトラックで争われる。
「これは歴史的瞬間であり、これまでに見たことのないエンターテインメントを提供するという取り組みの新たなチャプターだ」と語るのは、サーキットを運営するスピードモータースポーツのマーカス・スミスCEO。
「NASCAR史上初の600マイルレースやオーバルでのナイトレースのように、我々が開催するバンク・オブ・アメリカ・ROVAL 400はファンの記憶に留まり続ける1戦となるだろう」
「9月28~30日の大会期間中、我々は歴史的かつドラマティックで、忘れられないレースの目撃者となるのだ」
またNASCARの副社長兼チーフレースオフィサーであるスティーブ・オドネルも「シャーロットでのプレーオフ戦に向けて何度もテストを重ねてきた結果、今回の(400キロという)レース距離は妥当なものだと考えている」とコメントした。
「このレース距離は熱心なファンに最高のレースを届けるために必要な長さだと確信しているよ」
なお、シャーロット・モーター・スピードウェイでは、9月末の本戦に向けて7月10日と17日の2日間、テスト走行が行われる。
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