2024年10月17日、ABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦しているニッサン フォーミュラEチーム、DS ペンスキー フォーミュラEチームが、2024-2025年 シーズン11に導入されるニューマシンを公開した。11月4日から7日にスペイン・バレンシアで開催されるプレシーズンテストを経て、シーズン11の開幕戦となる12月7日のサンパウロE-Prixに向かう。今後、各チームからニューマシンが発表される予定。
エネルギー効率がさらに進化した「GEN3 EVO」を導入
今年3月に東京で開催されて大きな話題となったABB FIAフォーミュラE世界選手権は、来季シーズン11より新型マシン「GEN3 EVO」を導入されるなどマシンレギュレーションが変更され、新しい戦いが展開される。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
新たなフォーミュラEマシン「GEN3 EVO」は、現行マシンの「GEN3」をもとに開発され、パフォーマンスやエネルギー効率がさらに進化したのが特徴。現行「GEN3」では前輪に搭載されていたモーターはエネルギー回生にのみ使用されてきたが、「GEN3 EVO」ではこのモーターが前輪も駆動する4輪駆動となる。ただし、シーズン11では、4輪駆動の走行は、デュエル予選、スタート、アタックモード時に限られる。
一方で、モーターやソフトウェアもアップグレードされて、レースパフォーマンスは飛躍的に向上。0-100km/h加速は1.86秒、最高速は理論上320km/hに達するという。また回生効率も向上し、これまでレース中に必要なエネルギーの約40%が得られていたが、「GEN3 EVO」ではこれが約50%に高められた。
持続可能性も向上し、ハンコック製タイヤはリサイクル素材の割合を高めながらグリップ力が5~10%向上。シャシには天然素材やリサイクルされたカーボンファイバーが多くの部分に使われる。
新型マシン「GEN3 EVO」の導入により、レースはどう変わるのか、例年以上にプレシーズンテストが重要となりそうだ。
桜をモチーフとした新デザインのニッサン フォーミュラE
そんな中、ニッサン フォーミュラEチームはシーズン11用のニューマシンを公開した。
「GEN3 EVO」となったニューマシンは、シーズン9以来ファンに愛されている桜をモリーフとした新デザインとなり、フォーミュラEにおいて日産チームのアイデンティティが踏襲されている。
ドライバーラインナップは、シーズン9で日産のドライバーとして活躍した経験豊富なノーマン・ナトーがチームに復帰。シーズン10で2度の優勝と5度の表彰台を獲得したオリバー・ローランドとともにチャンピオン奪還を目指す。
ニッサン フォーミュラEチームは、シーズン10ではチームランキングとドライバーズランキングで4位、新設されたマニュファクチャラーズランキングで3位を獲得した。
また、すでに2030年までの参戦継続を発表しているチームは、パリの南に新しいファクトリーを建設。2600平方メートルの敷地内に、ワークショップエリアやシミュレーター、エンジニアリングを備え、日産本社の開発チームやアライアンスパートナーと連携して開発を進める体制ができ上がっている。
深みのある黒と金色のストライプが特徴のDS ペンスキー
2022年からペンスキーオートスポーツと提携しているDS オートモービルズも、11月4日から7日までスペインのバレンシアでシーズン11のプレシーズンテストを前に、「Gen3 Evo DS E-TENSE FE25」を公開した。
深みのある黒のカラーリングに金色のストライプが特徴で、DS オートモービルズは「4輪駆動と新しいタイヤを組み合わせて最適なロードホールディングを確保する新しいパワートレーンは、順調に開発が進められている」と自信をのぞかせている。
ドライバーラインナップは、フォーミュラEで2度チャンピオンに輝き、シリーズ最多ポールポジション記録保持者であるジャン・エリック・ベルニュと、才能あふれるマキシミリアン・ギュンター。
DS ペンスキー フォーミュラEチームは、シーズン10でチームランキングで3位に終わったものの、最多フロントロウスタート回数を記録するなど予選では良好なパフォーマンスを見せており、シーズン11での巻き返しに注目が集まっている。
2024-2025 FIAフォーミュラE世界選手権 シーズン11 レースカレンダー
第1戦 2024年12月7日:ブラジル・サンパウロ
第2戦 2025年1月11日:メキシコ・メキシコシティ
第3戦 2025年2月14日:サウジアラビア・ジッダ(ダブルレース)
第4戦 2025年2月15日:サウジアラビア・ジッダ(ダブルレース)
第5戦 2025年4月12日:アメリカ・マイアミ
第6戦 2025年5月3日:モナコ(ダブルレース)
第7戦 2025年5月4日:モナコ(ダブルレース)
第8戦 2025年5月17日:東京(ダブルレース)
第9戦 2025年5月18日:東京(ダブルレース)
第10戦 2025年5月31日:中国・上海(ダブルレース)
第11戦 2025年6月1日:中国・上海(ダブルレース)
第12戦 2025年6月21日:インドネシア、ジャカルタ
第13戦 2025年7月12日:ドイツ・ベルリン(ダブルレース)
第14戦 2025年7月13日:ドイツ・ベルリン(ダブルレース)
第15戦 2025年7月26日:イギリス・ロンドン(ダブルレース)
最終戦 2025年7月27日:イギリス・ロンドン(ダブルレース)
[ アルバム : ニッサンとDSペンスキーがニューマシンを公開 はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ本気の「小さな高級車」に驚きの声! めちゃ豪華な「本革×本木目」内装を採用! 小型車に「クラウン品質」取り入れた“直列6気筒エンジン”搭載モデルに反響あり!
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
トヨタ『ランドクルーザー』リコール…ドライブシャフト不良、走行不可能になる恐れ
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
中古車バブル崩壊……その時あなたは何を買う!? 絶版国産[スポーツカー]ほしいランキング
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?