「平成」から新元号に変わるまであと約半年という2018年ですが、明治元年から数えると、ちょうど満150年に当たります。日本政府などは「明治150年」と銘打って、ウェブサイトを立ち上げたりして、日本各地で様々なイベントなどの取り組みを行っているそうです。
そんな「明治150年」を記念して、東京・上野の国立科学博物館で10月30日~2019年3月3日まで開催されているのが、「日本を変えた千の技術博」。日本の科学・技術の発展を象徴するような重要文化財や産業遺産をはじめ、全国の大学や研究機関、企業などから集められた貴重な資料が600点以上集結するということで、自動車関連の展示を見てみようと、オープン前日のプレス向け内覧会に参加しました。
展示全体は第一章、第二章と科学、化学、街、コミュニケーションなどのテーマごとに8つのコーナーに分けられていて、自動車関連の展示が主になされているのは、第四章「産業を変える技術」のコーナー。自動車、電車、飛行機、船舶など人とモノの流れを変えて、産業を発展させた技術にまつわる展示がなされています。
まず自動車関連で目に付いたのが、1967年製の「マツダ コスモスポーツ」。 “耐久性のある実用的な2ローターのロータリーエンジン”を搭載した2座スポーツカーとして、世界を驚かせた技術力を評しての展示です。
その隣に展示されていたのが、1920年頃の米国メーカー製の「Milburn 電気自動車」で、当時、大正時代の日本にも多数輸入されていたそうです。約100年後に、また電気自動車が注目される時代が来ようとは、知る由もなかったでしょうが。
他にも、現スバルや、後に日産自動車と合併したプリンス自動車工業の母体の一部となった中島飛行機製で、第2次世界大戦中に隼や零戦など多くの飛行機に搭載された「二式一一五〇馬力発動機」や、戦後初めての国産旅客機「YS-11」の風洞実験モデル、最近のものでは、小惑星探査機「はやぶさ」に搭載された「マイクロ波放電式イオンエンジンμ10」の展示もありました。
第7章街づくりのコーナーには、国産ブルドーザー第1号という1943年製の「コマツ ブルドーザー G40」が展示されていて、終戦後フィリピンの海中に投棄されていた個体を引き揚げてみたら、修理もせずにエンジンがかかったという驚きのエピソードが披露されていました。
ひとつひとつ紹介していてはきりがありませんが、自動車関連以外にも初代ソニー ウォークマンなどの電化製品や時計、カメラなどの光学機器や無線通信機器、レーダーや情報処理装置など、様々なジャンルのエポックメイキングな製品や資料が展示されていて、驚きや時には懐かしさを感じながら、見て回ることができました。
明治維新の立役者、西郷さんの銅像の立つ上野に行く機会があれば、ふらりと立ち寄ってみても損はないかもしれませんが、展示の最後に現れるお土産売り場・千の技術博ショップには、なかなか魅力的な商品が並んでいるので、お財布の紐を緩めすぎないようご注意ください。
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