小糸製作所は10日、自動車メーカーから車載用短距離LiDAR(ライダー、レーザースキャナー)を初めて受注したと発表した。自動運転「レベル4(特定条件下における完全自動運転)」車両の周辺監視用として開発した。生産拠点は検討中だが国内になるという。納入先や生産量は開示していない。
受注した短距離ライダーは米セプトンの振動でレーザー光を照射する特許技術「マイクロモーションテクノロジー(MMT)」を用いる。また、機械的な摩耗部もなく長寿命で高い耐久性を持つ。小糸製作所は「ライダーの性能に加え、ティア1(1次部品サプライヤー)として培ってきた高い品質も評価された」とコメントした。
小糸製作所、3カ年中計 米中市場に商機 営業利益800億円以上へ
今後は自動車に限らず、建設機械や農業機械などへの提供も目指す。
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