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ルノー カングーが14年ぶりにフルモデルチェンジ、機能的でクリーンなデザインに

掲載 更新 15
ルノー カングーが14年ぶりにフルモデルチェンジ、機能的でクリーンなデザインに

2021年3月30日、ルノーは本国フランスで新型カングーを発表した。日本でも人気のトールワゴンは、どんなクルマに生まれ変わったのか。新型カングーはフランスのモーブージュ工場で生産、2021年6月よりまずヨーロッパで販売が開始される。

利便性を考慮した大きなスペース、定評の快適性はさらに向上
コンパクトなボディに並外れた積載性と快適な乗り心地、そして飾らないスタイルで、世界中で愛されるルノー カングー。日本でもプロフェッショナルからファミリーまで幅広い層に愛用されている。

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3代目となるカングーは、歴代モデルが誇る豊富な収納を備えた室内スペースとシンプルで親しみやすいデザインを受け継ぎながら、革新的なルーフバーや最新の安全機能を装備し、居住性と機能性をさらに高めたのが特徴だという。

新型は、従来型の丸みを帯びたデザインから直線基調のクリーンなスタイリングに一新、それにともない旧型に比べるとボディサイズを拡大している。具体的には、従来型ですでに日本の5ナンバー枠を超えて全長×全幅×全高=4280×1830×1810mm(日本仕様)となっていたが、新型ではさらに大きく4486×1919×1838mm(欧州仕様)となっている。

カングーの特徴であるリア両側スライドドアの開口部は615mmと広く、フロントドアは90度開く構造となり、室内へのアクセスが容易になっているのもポイント。また、写真ではハッチバックドアしかないが、カングーのもうひとつの特徴である観音開きのバックドアも設定されている。

ラゲッジスペースはリアシートを起こした状態で775L(従来型は660L)。リアシートと助手席を倒せば、最大3500Lまで拡大できる。また収納スペースが豊富なことも新型の特徴で、頭上収納(19.4L)、アッパーダッシュボード(5L)、センター コンソール(2.7L)、ドアトレイ(2.7L)、ハンドブレーキ下のオープンコンパートメント(1L)、カップホルダー、スマートフォンホルダー、シートバックポケットなど多彩。通常のグローブボックスに代わって、引き出し式の新しいルノーイージーライフドロワーも用意される。

また、それでも収納スペースが足りない場合を考慮して、革新的なルーフバーを新たに開発。これは工具を必要とせずラッチを外すだけで、縦方向または縦方向にバーを配置できるもので、最大80kgまで搭載可能となっている。

インテリアデザインも水平基調の機能的なものに変更され、ダークブラッシュドウッドのダッシュボードやクロームのインサートなどでこれまでよりワンランク上がったように見える。

コネクティビティは最新仕様のものを搭載、USBポートを5カ所、12Vソケットを4カ所に備え利便性を高めている。また、15W誘導充電器を備えたスマートフォンホルダーも設定される。

エンジンは新開発の1.3L 直4ガソリンターボ(100ps仕様/130ps仕様)と1.5L直4ディーゼルターボBlue dCi(75ps仕様/95ps仕様/115ps仕様)を設定。トランスミッションは6速MTを標準に、オプションで7速EDCデュアルクラッチトランスミッション(DCT)も用意される。なお、2022年にはEVモデルの投入も予定している。

ボディカラーは、テラコッタブラウン、ハイランドグレー、メタリックブラック、カーミンレッド、カシオピーグレー、キャバンサイトブルーのメタリックカラーに加え、アーバングレーとミネラルホワイトのソリッドカラーがすべてのモデルで選択できる。

新型カングーは4月1日よりフランスで受注を開始、車両価格はガソリン100ps仕様のZENが付加価値税を含めて2万4900ユーロからとなっている。なお、生産はフランスのモーブージュ工場で行われ、デリバリーは2021年6月より開始される。日本導入時期など詳細は未定。

ルノー カングー ガソリン130ps仕様 主要諸元
●全長×全幅×全高:4486×1919×1838mm
●ホイールベース:2716mm
●ラゲッジルーム:775L
●エンジン:直4DOHCターボ
●排気量:1333cc
●最高出力:96kW(130ps)/4500rpm
●最大トルク:240Nm/1500rpm
●トランスミッション:6速MT/7速DCT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:ガソリン・54L
●WLTP総合燃費:14.4-14.9km/L
●タイヤサイズ:195/65R15
●最高速:183km/h
●0→100km/h加速:12.8秒
※欧州仕様

[ アルバム : ルノー カングー はオリジナルサイトでご覧ください ]

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