レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、F1第3戦オーストラリアGPをポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンについて、素晴らしい忍耐力を発揮したと評価した。
フェルスタッペンはスタートでジョージ・ラッセル(メルセデス)のオーバーテイクを許すと、ターン3ではさらにルイス・ハミルトン(メルセデス)がイン側からアグレッシブに飛び込んできた。フェルスタッペンはこれを避けて3番手まで後退した。
■F1分析|見た目は大混乱。しかし実際には手に汗握る接近戦だったオーストラリアGP……それでもフェルスタッペンの余裕は垣間見える
その後、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)のクラッシュでセーフティカーが導入され、ラッセルはピットイン。しかし赤旗でレースが中断することになり、ハミルトンとフェルスタッペンは赤旗中にタイヤ交換義務を消化できた。
レース再開後、DRSを使ってあっさりハミルトンをパスしたフェルスタッペンは後続を引き離し、優勝を飾った。
ホーナー代表は「言うまでもなく、マックスがルイスをパスしなければならなかったのは明らかだ」とレースを振り返った。
「2台のメルセデスはスタートが速く、1周目はとてもアグレッシブで、マックスは巻き込まれないように我慢していた」
「ジョージは見事な走りでターン1に進入し、マックスはターン2で妥協を強いられた。そしてフェルナンド(アロンソ/アストンマーチン)とルイスが彼を追いかけ、ルイスがターン3でミサイルを放ったんだ」
ホーナーは、ハミルトンにスペースを空けて無理をしなかったフェルスタッペンを称賛した。
「もう一度言うが、彼は素晴らしい忍耐力を発揮して、道を開けたと思う。彼らふたりのハードレーシングだったが、もちろんレースはまだ始まったばかりだった。3人でかなりの戦いになっていたんだ」
「ジョージはルイスにプッシュされるのが嫌だったようで、そのルイスはマックスに激しくプッシュされていた。その後、彼らは互いにやり合い、ジョージをピットに入れた。そして赤旗が出て、マックスとルイスの直接対決となり、彼はそれを短時間で終わらせた」
「それからは、レースをコントロールすることが問題だった」
レース後、フェルスタッペンは1周目ターン3でのハミルトンの攻撃に不満を持っていることを明らかにした。
フェルスタッペンは「ハミルトンがルールに従っていないのは明らかだ」と述べていたが、ハミルトンは自身の動きはフェアであり、お互いにスペースを与えていたと話した。
「かなりまともなモノだったと思う。彼は早くブレーキングしていて、僕はブレーキを遅らせたし完全にイン側にいた」
「僕は彼を押し出すことはしなかったし、彼も僕にぶつかってはこなかった。だから僕たちは接触しなかったし、それがレースなんだ」
メルセデスのトト・ウルフ代表も、ハミルトンの動きに問題はなかったと考えている。
「レースのルールについては、過去に何度も議論してきた。あれが悪いことだとは思わない」
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称賛せなあかんのぉw