角田裕毅、アルファタウリの進歩を実感。アストンマーチンを警戒も「中団上位を戦うことを期待」

　ついに開幕する2023年シーズンのF1。アルファタウリ在籍3年目を迎える角田裕毅は、中団勢上位を争うことを期待していると語った。

　開幕戦バーレーンGPの舞台で行なわれた3日間のプレシーズンテストでは、全チームで最長距離を走破したアルファタウリ。テスト3日目の後半には、角田が6番手タイムをマークするなど、チームにとっては順調なテストだったように見える。

　マシンのフィーリングについて聞かれた角田は、昨年からマシンが進歩していると語った一方で、ライバルたちとの差は小さいと考えている。

「僕たちがどの位置にいるのか、正確にはわかりません。でも昨年から間違いなく一歩前進したと思います。でも、他のチームもかなり成長したように思うので、なんとも言えません」

「僕たちが他のチームよりも大きな一歩を踏み出すことができていればいいんですが……どうでしょう。今のところ、中団の上位を戦えることを期待しています。でも今年はまだ、中団チームが本当にタイトな印象があるので、どうなるか分かりません」

　角田は、正確な力関係は開幕戦の予選まで分からないとしながらも、テストで印象的なパフォーマンスを見せていたアストンマーチンは強力だと警戒しているようだ。

「チームのラップパフォーマンスと、テスト3日目午後のセッションの様子から見ると、おそらくよりタイトになっていると思います。アストンマーチンは正直に言って速そうですが、それ以外はかなり近いと思います」

「でも、他のチームの本当のパフォーマンスは、予選で分かるでしょう。それまで正確なことは分からないんです」

　角田は低速域でのパフォーマンスについては、まだ改善が必要だと語った。

「低速域ではまだ苦戦していると思います。でも、正直なところ、午後からのセッションを走った日は、路面が冷えていることもあって、バランスはかなり良くなっていたと思います。これはいつものことでしょう？」

「高温のコンディションはグリップが弱く、限界のようなものがあり、低速で感じていたことが、低温のときに比べてより誇張されていました。それはニックがあまり感じていなかったことです。午後からのセッションで走ったときは、もっと良かったですが、結局は低速域でのパフォーマンスに取り組まなければならないと思います」

Comments

トップグループじゃ無いのかよ
去年までは優勝も狙えるマシンと言ってたが