アウトドア派や都市型のクルマにも個性的なモデルが存在
売れてるクルマも気になるけど、ご近所さんやお友達とカブる可能性が高いのはちょっとね、と思っている皆さん。売れてるクルマが必ずしも自分を満足させてくれるとは限らないですよね。似たようなクルマがたくさんあったり、個性が感じられないクルマでは物足りないな、と思う皆さんには、よくよく探せばライバル不在の、レアだけど実力十分なクルマをご紹介したいと思います。
マニアすらも驚くレアっぷり! しかも安くてイケてる「脱定番」旧車4選
1)三菱デリカD:5
まずその筆頭とも言えるのが、三菱デリカD:5。両側スライドドアを持つ3列7人/8人乗りなので、ミニバンに分類されることが多いのですが、乗ってみればその走破性たるやそこらへんのSUVより頼もしく、超過酷なコースで有名なダカールラリー(旧パリダカ)では、サポートカーとして競技車に同行できるほどなんです。
最低地上高は185mmあり、障害物を乗り越えるための角度も前後ともしっかり確保されているので、けっこう深い雪道だって安心です。クリーンディーゼルで燃費もよく、家族でアウトドアが趣味、という人にはとくに最高の相棒になってくれると思います。
2)スバル・レヴォーグ
次は、この秋にフルモデルチェンジが予定されている、スバル・レヴォーグ。日本の道を考え尽くして作ったというだけあって、大きすぎないボディサイズに、超パワフルで爽快な走りが自慢です。レガシィをはじめ、走りのよいツーリングワゴンはどんどんボディサイズが大きくなってしまって、自宅の駐車場に入れにくいとか、狭い道が不安とか、乗る環境に大きすぎるクルマが合わない人にはピッタリです。
次期モデルは8月20日から先行受注がスタートするようで、スペックなどの詳細はまだ明らかにされていませんが、最新世代のスバルエンジンが搭載され、先進運転支援技術のアイサイトも、カメラだけでなく4つのレーダーを使うものになるという情報が。これはかなり運転支援や安全性の進化も期待できそうです。
一度ハマったらほかでは満足できない魅力たっぷりのモデルも!
3)トヨタ・カローラフィールダー
続いては、レヴォーグよりさらにひと回りコンパクトな5ナンバーサイズながら、収納力たっぷりのツーリングワゴンとしてライバル不在と言えるのが、トヨタ・カローラフィールダー。カローラツーリングに名称を変えた新型も出ましたが、まだカローラフィールダーも併売されており、希少な存在です。
1.5リッターのガソリンとハイブリッドがあり、カジュアルな運転感覚はスニーカーがわりにガンガン乗りたい人にぴったり。ラゲッジの使い勝手も優秀で、5人乗った状態でもゴルフバッグ4個積載可能なコンパクトクラスはなかなかありませんよね。レバーを引くだけで後席が倒れてフラットにできるのも、とっても便利です。
4)トヨタ・プリウスα
お次は、ワゴンタイプなのに3列7人乗りもあるハイブリッドカー、トヨタ・プリウスα。年に数回だけど実家の両親や祖父母を乗せることがあるなど、いつもは5人乗りで使っていても、いざという時にプラス2席があるクルマは頼もしいですよね。でも、そのためにミニバンを買うのはちょっと……という人に、まさにコレだという1台です。
以前はホンダ・ジェイドなどもあったのですが、次々と販売終了となって国産車ではプリウスαが残るのみ。また、5人乗り仕様はバッテリーがニッケル水素ですが、7人乗り仕様はリチウムイオンとなる違いもあります。
5)トヨタ・グランエース
最後は、トヨタが続いてしまいますが4列シート8人乗りと、超ゴージャスなシートで6人乗りを設定している大型ミニバン、グランエース。ボディサイズは全長5.3m、全幅1.97mと超ビッグですが、6人乗りのPremiumには電動オットマンや折り畳みミニテーブルなどが備わるファーストクラスのような「エグゼクティブパワーシート」が2列目だけでなく3列目にも備わります。
全員が優雅な移動時間を味わえるミニバンというのは、なかなかほかにはないですよね。大家族には8人乗りもいいですが、そちらは2列目にだけエグゼクティブパワーシートが備わり、3列目、4列目と下がるにつれてシートも簡易的になっていく感じです。ただ、なかなか8人乗れる乗用ミニバンもほかにないので、部活の送迎車などにもいいかもしれないですね。
そんなわけで、よく見回したらライバル不在の希少なモデルたち、いかがでしたでしょうか。気がつけばライバルがいなくなっていたケースもありますが、生き残っているということは、一度ハマったらほかでは満足できなくなる魅力があるのだと思います。売れてるクルマだけでなく、ぜひこうした個性強めのクルマたちもチェックしてみてくださいね。
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