昨年、世界ラリー選手権(WRC)は2022年からの最高峰クラス“ラリー1”の次世代マシンに100kWのハイブリッド・システムを搭載することを決定。その入札が行なわれた。
そしてその独占サプライヤーにコンパクト・ダイナミクス社が選定され、先日行われたWMSC(世界モータースポーツ評議会)で行われた投票により承認を受けた。
■トヨタの若手育成システムが再編、最終的にWECやWRCを目指すプログラムに
コンパクト・ダイナミクス社はアウディのテクニカルパートナーシップを確立しているシェフラーグループの一企業だ。彼らは駆動システムやモーター・ジェネレーターユニット(MGUs)のスペシャリストであり、それらはメルセデスF1チームや、アウディのフォーミュラEプログラムにも供給されている。
FIAのラリーディレクターであるイヴ・マットンが昨年motorsport.comに対して明かした内容によれば、ハイブリッドシステムはロードセクションや一部のスペシャルステージで使用されるだろうが、平均スピードの上昇を避けるためにオーガナイザーの裁量となるだろうという物だった。
WMSCで議論された項目の中には、ラリー1のエンジンテクニカルレギュレーションもあり、そこでは現在のWRCカーと同じエンジン(1.6L直列4気筒直噴ターボ)が維持されること、そしてコスト削減の措置がとられることも含まれていた。
なおラリー1の完全なテクニカルレギュレーションは未だ公表されていない。この遅れは、WRCに参戦しているメーカーのマーケティング上の狙いが異なっていること、FIA側は可能な限り厳しくコストをコントロールしたいという希望を持っていることから、両者の間での妥協点を探っているためだと思われる。
コスト面についてはFIAによって開発される全車共通のサバイバルセルを採用することで達成できると考えられており、ハイブリッドシステムと合わせることにより、多くのメーカーがチャンピオンシップへ参戦することが期待されている。
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