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STCC:元世界王者ロブ・ハフがシリーズ初参戦を発表。シリーズ復帰チームのけん引役に

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STCC:元世界王者ロブ・ハフがシリーズ初参戦を発表。シリーズ復帰チームのけん引役に

 2020年のSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権に向け、2018年以来の戦列復帰を表明したLestrup Racingは、2台体制を敷くフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRのエースカーに元世界王者のロブ・ハフを起用すると発表。ハフにとっても北欧のシリーズへの初挑戦が決まった。

 2012年のWTCC世界ツーリングカー選手権王者であり、近年はTCR規定最高峰シリーズのWTCR世界ツーリングカー・カップで戦ってきたハフは、2020年シーズンを前にフォルクスワーゲンの「内燃機関を使用する全モータースポーツカテゴリーでのファクトリー支援を終了」とした方針を受け、WTCRでのシートを喪失。所属先であるSLR(セバスチャン・ローブ・レーシング)の活動終了に伴い、自らも世界的ツーリングカー・シリーズからの引退を表明していた。

WTCR:ロブ・ハフが実質的引退を宣言。15年におよぶツーリングカー世界戦での活動に幕

 現在40歳を迎えたハフは、WTCR時代にも並行して活動していたCTCCチャイナ・ツーリングカー・チャンピオンシップでのドライブや、GTなど耐久カテゴリーへの挑戦を口にしていたが、約1年ぶりにSTCCに復帰を果たすチームの“けん引役”として、その手腕を買われる形となった。

「ロブをチームに迎えることができて本当に光栄だ。説明するまでもなく、彼は世界最高のツーリングカードライバーのひとりなんだからね」と喜びを語るのは、チームマネージャー兼共同オーナーのフレデリック・レストラップ。

「彼は我々の2020年STCCプログラムの非常に重要なパートであり、次の一歩を踏み出すという復帰計画の主軸を担ってもらう。まだ若いチームだが、2018年のSTCCと昨季の耐久プロジェクトでの取り組みにより、Lestrup Racingとして自信を深めてくることができた」

「我々はパートナーと努力を重ね、STCC復帰に向け最強のプログラムを作成した。もちろん世界王者を迎え入れるのは野望達成のためであるのと同時に、それはプレッシャーでもある。でも夢の実現に向け最高のモチベーションとなるに違いない」

 スカンジナビアのシリーズに初参戦を決めたハフも、このチャンスを得たことに「ワクワクしている」と抱負を語った。

「2020年シーズンに向け、新たにLestrup Racing Teamに加わって、STCCことTCRスカンジナビアでレースをするという新しい挑戦に乗り出すことをとてもうれしく思う」と続けた元世界王者。

「これまで僕のチームメイトだったドライバーの何人かは、この北欧の選手権で戦った経験があり、STCCを経て世界戦に進出してきた彼らのレベルを知れば、このチャンピオンシップがいかに高いレベルを有しているかは一目瞭然だ」

「ここでレースをするのは本当にエキサイティングだし、チームは素晴らしくオーガナイズされ、高い目標を掲げている。僕の使命はフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRを開発してきた長年の経験をすべて取り入れ、チームがクルマの可能性を解き放ち、前進するのを助けることだ」

「もちろん、カレンダーのどのサーキットでもドライブした経験はないし、長年スカンジナビアで戦ってきた歴戦の猛者たちを相手に、わずかな時間でトラックを習熟し打ち負かすのは刺激的であると同時に大いなる挑戦でもある。この2020年のチャレンジを本当に楽しみにしている」

 ハフのチームメイトは追ってアナウンスされる予定だが、このほかグリッドにはKågered Racingが3台のゴルフGTI TCRを投入予定で、同じくゴルフを走らせていたExperion Racingはヒュンダイi30 N TCRにスイッチ。

 そしてCUPRA Racingとのパートナーシップ契約を2022年まで延長するとアナウンスした強豪PWR Racingと並び、タイトル争いを展開するトップチームで2019年チャンピオンチームでもあるBrink Motorsportは、引き続き3台のアウディRS3 LMSを投入することを決定。

 チーム共同代表兼ドライバーのトビアス・ブリンクに加え、残留のハンス・モーリン、シリーズ復帰のフレデリック・ブロムステッドのラインアップが発表されている。


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