車種別・最新情報 [2024.07.29 UP]
トヨタ・アルファード/ヴェルファイア「ココがピカイチ!」
プロのクルマ鑑定師「アルファードはルーフを見よ!」その理由とは?【グー鑑定団 #2】
今回は新車購入に際して「コレを選べば間違いない!」とオススメできるモデルを“鉄板モデル”としてセレクト。いずれも弱点が少なく平均点の高いモデルが揃う車種について、平均点を超える“ピカイチ”な部分にフォーカスしてその魅力を紹介していこう。
●文:渡辺陽一郎
TOYOTA アルファード/ヴェルファイア〈ミニバン〉
●価格:540万~872万円/655万~892万円
●発表年月(最新改良):'23年6月(未実施)
【2.5ℓガソリン FF/4WD(アルファード)】【2.5ℓハイブリッド FF/4WD】【2.4ℓターボ FF/4WD(ヴェルファイア)】
アル/ヴェルは一部の搭載エンジンも異なる
アルファードとヴェルファイアは、Lサイズの上級ミニバンだ。この姉妹車は、以前は異なる販売系列で売り分けるために用意されたが、今はトヨタの全店が全車を扱う。ひとつの店舗が両車を売るため、アルファードは豪華指向、ヴェルファイアは豪華さに加えてスポーティな性格も併せ持つ。
両車ともに内外装の基本デザインや車内の広さは共通だが、細部は異なる。パワーユニットにも違いがあり、直列4気筒2.5ℓのハイブリッドは両車に用意されるが、2.5ℓのノーマルエンジンはアルファードのみだ。その代わりヴェルファイアには、動力性能に余裕を持たせた2.4ℓターボが設定される。
そしてヴェルファイアには、ボディ剛性を高めるフロントパフォーマンスブレースが装着され、足回りの設定も異なる。タイヤは19インチを標準装着した。フロントマスクなどの外観と同様、走りも機敏な印象に仕上げた。対するアルファードは、17/18インチタイヤの装着などにより、快適性が重視される。なおヴェルファイアは全グレードに本革シートやムーンルーフを標準装着しており、価格もアルファードに比べて高い。両車を比べて選びたい。
アルファード
アルファード
アルファード
ヴェルファイア
ヴェルファイア
ヴェルファイア
《ココがピカイチ》豪華な車内と快適な乗り心地で移動は極楽!
ピカイチなのは車内の広さと豪華さだ。全長が約5m、全幅も1850mmに達するから、最小回転半径が5.9mと大回りになる代わりに車内は広い。身長170cmの大人6名が乗車した時、2列目に座る乗員の膝先に握りコブシ3つ分の余裕を与えても、3列目の膝先に2つ半の空間ができる。インパネなどの造りも上質だ。売れ筋になるアルファードZやヴェルファイアZプレミアでも、2列目には固定式の大型アームレストを備えたエグゼクティブパワーシートが装着される。アルファードは乗り心地も快適で、上質な移動を満喫できる。
最大の見どころはラウンジ感覚のキャビン。特に2列目のエグゼクティブパワーシート仕様は、国産車最高レベルのくつろぎをもたらす。
現行型はTNGAアーキテクチャを採用。走行性能はもちろん、数々の先進機能も見逃せない。普段の使い勝手もサポートしてくれる。
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