現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型フェアレディZのライバルは? 発表直前に「脳内対決」3番勝負を行った

ここから本文です

新型フェアレディZのライバルは? 発表直前に「脳内対決」3番勝負を行った

掲載 更新 15
新型フェアレディZのライバルは? 発表直前に「脳内対決」3番勝負を行った

 注目の新型フェアレディZのライバルを徹底研究してみた!

 2020年9月にプロトタイプが発表された新型日産 フェアレディZ。その市販バージョンがいよいよ2021年8月17日、ニューヨークにて世界初公開される。

復活させるならスープラよりもコレ! 蘇ればヒット間違いなしのクルマ5選

 本稿をコタツの上で書いている7月19日の時点では(当然ながら)市販バージョンに関する正式な情報はいっさい出ておらず、わかっていることといえば、

・プロトタイプの造形

・プロトタイプのスリーサイズ(全長4382mm×全幅1850mm×全高1310mm)

・プロトタイプのエンジン方式とトランスミッション(V6ツインターボの6速MT)

 のみである。

 以上のデータのみで物事を語るのはいささか無理があるのは承知だが、ヒマなので、新型フェアレディZとライバル各車の「脳内対決」を実施してみることにしよう。

「2シータースポーツ」という狭い市場のなかで、新型Zはライバルたちをどこまで駆逐できるのか? それとも、返り討ちにあって惨敗するのだろうか?

 第1試合:vs.トヨタ GRスープラ

 価格は、わからないがたぶんだいたい同じぐらいのゾーンになるのだろう。ちなみにスープラの車両本体価格は499万5000~731万3000円である。

 動力性能も、おそらくは3リッター直6ターボの「RZ」と似たようなものとなるのではないかと思う。いや新型Zには何らかの隠し玉的な新機軸もあるのかもしれないが、何もわからない今、そこを推測しても無意味である。

 であるならば、比較すべきは「デザイン」および「雰囲気」だ。

 両者を見比べてみると(といってもZのほうはプロトタイプだが)……写真だけで言うならば、新型Zプロトタイプのほうがカッコいいような気はする。GRスープラは非常にごちゃついた、混沌としたデザインに見えるのだ。

 しかしスープラの場合、写真と実物とではずいぶん雰囲気が違う。

 写真で見るスープラは(個人的には)ゲップが出てしまう感じなのだが、実車を見ると「……なかなかセクシーでイイやんけ」と思ってしまうデザインなのだ。

 それに対して新型Zは、ゲップが出そうなごちゃつき感こそないのだが、その反作用として(とくにフロントまわりが)ややシンプルすぎて物足りないというか、間が抜けているように感じられてしまう。

 よって、まったく無意味な八百長勝負ではあるのだが、ここはひとつ「GRスープラの暫定勝利!」ということにさせていただく。すみません。

 スポーツカーの王者ポルシェとも勝手にガチンコ対決!

 第2試合:vs. マツダ ロードスター

 同じ「2座式のスポーツカー」ということでとりあえず試合を組んでみたが、よく考えてみれば両者はまったくジャンルが異なる存在であった。空手家と書道家が「どちらが優れているか?」と勝負をしても意味がないのと同じぐらい、比べても意味がない。

 よってこの試合はノーコンテスト(無効試合)とさせていただく。どうもすみません。

 ただ、マツダロードスターの「総額300万円ちょいぐらいの予算で世界最高レベルのスポーツカー体験ができる」という“体験価値”は、ジャンルは違えど、まあまあ高額になるはずの新型Zにとって、完全に無視はできないプチ脅威となるだろう。

 第3試合:vs. ポルシェ 718ケイマン

 強敵の登場である。新型Zが搭載するエンジンは、おそらくはスカイライン400Rに搭載されている最高出力405馬力の3リッターV6ツインターボ。それとカブる718ケイマンといえば、最高出力400馬力の4リッター水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載する「718ケイマン GTS 4.0」だ。

 両者のデザインとたたずまいは、個人的な主観にのみ基づく話だが「718ケイマンの圧勝」であるように思える。

 新型Z(のプロトタイプ)は、サイドやリヤのたたずまいはなかなかセクシーなのだが、フロントまわりの「ほのぼの感」は、スポーツカーとしての魅力をいささか減じている。それに対して718ケイマン GTS 4.0は、360度どこから見ても「セクシーなイケメン」だ。斎藤工か、あるいはジョージ・クルーニーが車になったかのようである。

 それゆえ、新型フェアレディZがポルシェ718ケイマンからシェアをぶん取るのは少々難しいように思える……わけだが、それはあくまでも現時点での話。つまり、「コタツの上でプロトタイプの写真を眺めながら思うこと」でしかない。

 GRスープラが写真で見るより実車のほうが断然好印象なのと同様に、市販バージョンの新型Zを実際に見てみれば、「このほのぼの系デザインも、なかなかどうして……」と感じ入る可能性がないわけではない。

 よって、この試合はとりあえず引き分けというか、正確には「日本で正式発表されるまで持ち越し」としたい。

 そして持ち越して再試合となった結果、新型フェアレディZの市販バージョンが、見事ポルシェ718ケイマンを打ち破ることを期待している。

 やっぱり、こんな時代にわざわざ新登場してくれるスポーツカーは、国籍を問わずとりあえず応援したいし、ニッポンのそれはとくに応援したいですからね!

こんな記事も読まれています

日本ミシュランタイヤが「ジャパントラックショー2024」にブースを出展! サステナブル素材を使用したタイヤなどを展示
日本ミシュランタイヤが「ジャパントラックショー2024」にブースを出展! サステナブル素材を使用したタイヤなどを展示
くるまのニュース
マツダ、電動SUVをサプライズ公開、コンセプトモデル『創 ARATA』とは…北京モーターショー2023
マツダ、電動SUVをサプライズ公開、コンセプトモデル『創 ARATA』とは…北京モーターショー2023
レスポンス
スズキのコンパクトSUV「エスクード」国内販売が終了 新たな「グローバルSUV」投入に期待!
スズキのコンパクトSUV「エスクード」国内販売が終了 新たな「グローバルSUV」投入に期待!
くるまのニュース
スタイリッシュなスタイルと折りたたみ機構を採用 電動アシスト自転車「Refna WINDY」発売
スタイリッシュなスタイルと折りたたみ機構を採用 電動アシスト自転車「Refna WINDY」発売
バイクのニュース
アルファロメオ ジュリア/ステルヴィオ、限定車「ヴェローチェ スペリオーレ」発売
アルファロメオ ジュリア/ステルヴィオ、限定車「ヴェローチェ スペリオーレ」発売
レスポンス
GWにホンダ青山本社で「モーターサイクルショー」開催、新型車をじっくり見られる機会!
GWにホンダ青山本社で「モーターサイクルショー」開催、新型車をじっくり見られる機会!
モーサイ
ホンダN-VANがマイナーチェンジ。特別仕様車FUN「STYLE+ NATURE」を同時発売
ホンダN-VANがマイナーチェンジ。特別仕様車FUN「STYLE+ NATURE」を同時発売
カー・アンド・ドライバー
ランボルギーニの電動化第二弾は「ウルス」!フェイスリフトでPHEVになったウルスの全情報!
ランボルギーニの電動化第二弾は「ウルス」!フェイスリフトでPHEVになったウルスの全情報!
AutoBild Japan
トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
くるまのニュース
フォーミュラEの改良型マシン『GEN3 EVO』が初公開。4輪駆動化と超高速充電対応で2025年デビュー
フォーミュラEの改良型マシン『GEN3 EVO』が初公開。4輪駆動化と超高速充電対応で2025年デビュー
AUTOSPORT web
フォルクスワーゲンが次世代大型電動SUV『ID.CODE』を発表
フォルクスワーゲンが次世代大型電動SUV『ID.CODE』を発表
レスポンス
ホンダ ヴェゼルをマイナーチェンジし新グレードも設定
ホンダ ヴェゼルをマイナーチェンジし新グレードも設定
Auto Prove
最近、スズキのデザインが尖ってきたワケ「キーワードはGSX-R DNAとプラットフォーム」
最近、スズキのデザインが尖ってきたワケ「キーワードはGSX-R DNAとプラットフォーム」
モーサイ
鉄道はあれど重い荷物にはバスのほうがラクだが……運休!? 空港行きの高速バスで2024年問題を痛感した!
鉄道はあれど重い荷物にはバスのほうがラクだが……運休!? 空港行きの高速バスで2024年問題を痛感した!
WEB CARTOP
全長5m超えのトヨタ「大型バン」登場! 斬新“観音ドア&縦4灯テール”採用!? 特許庁が「新ハイエース」公表、反響は?
全長5m超えのトヨタ「大型バン」登場! 斬新“観音ドア&縦4灯テール”採用!? 特許庁が「新ハイエース」公表、反響は?
くるまのニュース
これ全部ベスパ!? 1万5000台による大パレードが行われたベスパワールドデイズ2024
これ全部ベスパ!? 1万5000台による大パレードが行われたベスパワールドデイズ2024
バイクのニュース
[カーオーディオ 逸品探究]実力ブランド「モレル」の最新ハイエンド機『イレイト カーボン』の魅力に迫る!
[カーオーディオ 逸品探究]実力ブランド「モレル」の最新ハイエンド機『イレイト カーボン』の魅力に迫る!
レスポンス
7代目フォルクスワーゲン パサートは中身の濃い変更が行われていた【10年ひと昔の新車】
7代目フォルクスワーゲン パサートは中身の濃い変更が行われていた【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン

みんなのコメント

15件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.03300.0万円

中古車を検索
フェアレディZの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.03300.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村