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ベース車に「たった23.5万円プラス」ってもはや赤字覚悟! いま思えば「プリメーラ・オーテックバージョンが」あまりにお得すぎる1台だった

掲載 23
ベース車に「たった23.5万円プラス」ってもはや赤字覚悟! いま思えば「プリメーラ・オーテックバージョンが」あまりにお得すぎる1台だった

 この記事をまとめると

■初代プリメーラには「プリメーラ・オーテックバージョン」が設定されていた

これでヨーロッパを獲るぞ! 地味だけど「技術の日産」感満点の「初代プリメーラ」がものスゴイクルマだった

■専用エアロパーツやエンジンチューンなどによりスポーティな走りを実現

■ベース車両との価格差がわずか23.5万円というバーゲンセールな車両だった

 オーテックの走りのエッセンスが注ぎ込まれたスポーツモデル

 日本車でありながら、欧州車のような硬質な乗り味と高いハンドリング性能で、欧州車と対等に渡り合うことができるモデルとしてコアなファンの心を掴んだ初代プリメーラ。

 そんな初代プリメーラをベースに、オーテックジャパンがスポーティなチューニングを施した「プリメーラ・オーテックバージョン」が発売されたのは1994年11月のこと。このモデルは全日本ツーリングカー選手権(JTCC)にエントリーしたことを記念してリリースされたもので、参戦車両をイメージさせるレーシーなスタイルが特徴となっていた。

 エクステリアでは専用フロントグリルとブレーキ冷却ダクト付フロントスポイラーや大型リヤスポイラー、205/50R15サイズのスポーツタイヤとアルミホイールが専用装備として用意されていた。

 これだけでも十分雰囲気は醸し出していたが、妥協を知らないオーテックは、心臓部のSR20DE型エンジンにも手を加え、専用エキゾーストマニホールド/フロントチューブや専用コントロールユニット、圧縮比アップやバルブタイミングの変更などにより、30馬力アップの180馬力を実現。

 もちろん足まわりもスポーツチューンドサスペンションに置き換えられ、ギヤ比もクロスギアレシオに変更。さらにフロントビスカスLSDも標準装備として本格的なFFスポーツセダンへと昇華させていたのである。

 一方インテリアでは専用表皮のシートや専用本革巻スポーツタイプステアリング(専用ホーンボタン付)が装着される程度で、常識的なセダンとして使うことも十分できるようになっていた。

 このプリメーラ・オーテックバージョンのベースとなったのは当時の最上級グレードの「2.0Te」で、その価格は246.3万円(2WD・5速MT)。一方オーテックバージョンはボディカラーがスーパーブラックのみと選択肢こそ狭められていたが、269.8万円となっており、価格差はわずか23.5万円と大バーゲンセールとなっていた。

 なお、当時はまだまだ新車でチューニングカーをディーラーで販売するというのはハードルが高く、すべての車両がもち込み登録となっていた点もある意味贅沢なポイントといえるだろう。

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みんなのコメント

23件
  • cgq********
    当時、2.0tmに乗っていました。買い替えを真剣に考えました。標準車でもいい車でした。90年頃の日産車は最高。運転が楽しかったですね。その頃の志を思い出して、頑張れ日産。
  • sr2********
    過去に初期型のTeを所有していました。
    1,5Lクラスのボディに2LのSRエンジン・マルチリンクサス・高速道路での安定感は良かったし長距離運転しても、さほど疲れませんでした。ほんま良い車と思える。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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