メルセデスのバルテリ・ボッタスはNetflixのドキュメンタリーの中で、2018年のF1ロシアGPでセバスチャン・ベッテル(当時フェラーリ)からチームのワンツーフィニッシュを守るため、チームメイトのルイス・ハミルトンにポジションを譲るようチームオーダーを受けたことを振り返り、F1を引退することも考えたと明かした。
Netflixのドキュメンタリー『Formula1:Drive to Survive』(邦題:栄光のグランプリ)最新シリーズの中で、ボッタスは当時を振り返り、メルセデスからのチームオーダーに失望と不満を抱いたことを覗かせ、この出来事でF1をやめることも考えたと主張した。
■”守備的”戦略に不満のボッタス。メルセデス代表は理解示すも「他に選択肢はなかった」
「あれはつらかった。受け入れるのが大変だった」と、ボッタスは語った。
「かなり腹が立ったよ。正直なところ、なぜこんなことをするのかと考えていた」
「辞めよう、ギブアップしようと思ったこともあったよ。レースが終わった直後に、もう二度とやらないと思ったんだ」
しかしメルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、当時ボッタスがこの事件をきっかけにF1から完全に引退しようとしているとは思わなかったと語った。
「もちろん、彼はとても落ち込んでいた。しかし私は彼が引退寸前だったとは思わない」
「なぜなら、彼がひとりのコンペティターだからだ。だがレース後のカッカした状況で、世界が理解できていなかったのは想像できる」
メルセデスはボッタスとハミルトンがチームメイトとなった2017年からの4シーズンも含め、コンストラクターズタイトルを7連覇している。チームは常にドライバーを平等に扱っていると主張してきた。そして絶対に必要だと判断した場合にのみ、ドライバー同士のバトルを止めたり、ポジションを入れ替えたりするよう指示を出してきた。
ウルフは2018年のロシアGPを振り返り、ベッテルからのプレッシャーの中、チームとてしてのリザルトを守ろうとしていたと振り返り、「我々全員にとって悲惨な状況だった」と話した。
「我々はセバスチャンによって危機に瀕していたので、必要なことだったと思う。バルテリを先頭にトレイン状態になり、ルイスがその間に挟まれていた」
「私はそうしたやり方を嫌っているし、彼にとってどれほど嫌なことだったか想像に難くない。バルテリはニコ(ロズベルグ)とは違うし、仕事のやり方も全く違う」
「彼は確かにルイスに近づき、彼を打ち負かす意志を内に秘めているが、彼なりのやり方をしている」
「自分のパフォーマンスと、自分に対する期待が全てだ。それは例えば、あらゆる政治的な武器を使うこととは異なる。それはニコの強みでもあった。それは認めなければいけない」
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