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ビュイック「センチュリー」がスゴイ! “全長5.2m”超え「ミニバンボディ」! “プラネタリウム”も装備する「トヨタじゃないセンチュリー」とは?

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ビュイック「センチュリー」がスゴイ! “全長5.2m”超え「ミニバンボディ」! “プラネタリウム”も装備する「トヨタじゃないセンチュリー」とは?

■アルファードより大きなミニバンの「センチュリー」とは?

 トヨタ「センチュリー」は1967年から展開されている日本の最高級セダンですが、2023年にSUVモデルが追加されており、高級車の世界でもSUVの波がきていることが分かります。
 
 さらに、中国では他メーカーからミニバンタイプの“センチュリー”が登場しているのです。
 
 一体、トヨタのセンチュリーとどのような違いがあるのでしょうか。

【画像】「えぇぇぇぇッ!」 これが超豪華な「センチュリーミニバン」です!(29枚)

 トヨタのセンチュリーの特徴は、何といっても手作業で作られている点にあります。

 一般的には自動車工場というと、生産ラインにクルマがどんどん流れてきて大きな設備や機械を使って製造されますが、センチュリーを作る工場では生産ラインは存在せず静かで広々とした空間で「クラフトマン(職人)」と呼ばれているわずかな熟練の作業者が、作品を創るように1台ずつ作り上げています。

 また、販売の際にもセンチュリーを取り扱う者は、センチュリー独自の資格を得ているマイスターが行っています。

 マイスターはセンチュリーの商談からメンテナンスまですべてに精通しており、センチュリーを通したお客様との対応も他のクルマとは異なり、最良の提案ができる専門のスタッフが承っており、ここまで徹底されているモデルはなかなかありません。

 新たに登場したSUVにおいても、SUVでありながら凛とした美しいフォルムでフォーマルな場面でも馴染んでおり、受け継がれてきたセンチュリーの鳳凰マークもきちんと添えられています。

 このようにセンチュリーはトヨタの技術と伝統の結晶ともいえるモデルとなっていますが、世界には同じセンチュリーという名前でミニバンタイプのクルマが存在します。

 そのクルマは、米国のゼネラルモーターズ(GM)が製造・販売するブランド「ビュイック」が中国市場で展開しており、同社のMPV(多目的乗用車)の中で最上級モデルとして位置づけられています。

 そのため“ビュイックのセンチュリー”も46万9900元(約1005万4400円)から68万9000元(約1474万2500円)とハイエンドなクルマではありますが、トヨタのセンチュリー(2008万円から2500万円(消費税込))に比べるとお手頃な価格設定となっています。

 また同じ名前ではありますが、トヨタのセンチュリーとは全く関連性はないため、日本人にとってはビュイックのセンチュリーといわれてもピンとこないかもしれません。

 そんなビュイックのセンチュリーは全長5230mm×全幅1980mm×全高1867mm、ホイールベースは3130mmと、トヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」と比べて全長と全幅が大きく、トヨタのセンチュリーSUV(全長5205mm×全幅1990mm×全高1805mm)に近いボリューム感のあるボディサイズであることが分かります。

 シートレイアウトはトヨタのセンチュリーよりも豊富で、3列シートの6人乗り・7人乗りのほか、大きい車体でありながら2列シートの4人乗りモデルも設定。

 多くの人数を乗せるのではなく足を伸ばしてゆったりとくつろげることに重点を置いており、4人乗りモデルとしては業界初となる2列目シートの前後調整とワンタッチ停止が可能なスマートスライドレールが採用されています。

 シートは分厚くクッション性やサポート力が高められており、シートというよりソファのような座り心地で、レッグレストも付いています。

 くわえて二層ガラスや静音タイヤといった静音技術により、静かな車内となっておりリラックスできるのはもちろん、4人乗りの後部座席にある32インチの大型スクリーンで、長時間のドライブでも静かな空間で思う存分映像を楽しめて退屈させません。

 さらにはトヨタのセンチュリーにはない機能として、天井がプラネタリウムの演出を搭載。

 366個の星を映し出すことが可能で、流れ星や天の川も再現でき、優雅なドライブが楽しめます。

 エクステリアはビュイックの最新のデザイン哲学が盛り込まれており、細く切れたフロントライトがミニバンでありながらスマートさを感じさせ、随所にメッキパーツが見られ高級感を添えています。

 パワートレインは、48Vのマイルドハイブリッドシステムと2リッターターボガソリンエンジンに9速ATを組み合わせられ、最高出力174kW(約237ps)・最大トルク350Nmと、国土の広い中国を力強く走るのにはうってつけのパワーがあります。

 一方トヨタのセンチュリーに関して、セダンは最高出力381ps・最大トルク510Nmの5リッターV型8気筒エンジン、SUVは最高出力262ps・最大トルク335NmのV型6気筒エンジン+最高出力182ps・最大トルク270Nmのモーターを搭載したプラグインハイブリッドシステムを採用しています。

※ ※ ※

 このようにトヨタとビュイック、同じ“センチュリー”と名乗っていても、両車とも全く異なる仕様となっています。

 しかし、トヨタのセンチュリーはセダンとSUVのなかで、ビュイックのセンチュリーはMPVのなかで、それぞれ“最上級モデル”として君臨していることが、唯一の共通点です。

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みんなのコメント

11件
  • bon
    名前が同じというだけで、他国でしか販売していないモデルと比較する意図は何だろう?
  • HiDE
    出張で年始年末にかけて上海に行ってきたけど、アルファード風のミニバンが大増殖してた。各社、対向モデルを乱発している感じですが
    やっぱり、目立つというか高級ホテルに停まっているのはアルファードとLMという感じ。
    というかレクサスLMがうじゃうじゃ走っててビビった。
    SUVは思ったよりも少なく、金持ちはセダンかミニバンという感じ。

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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