新型GR86とスバルBRZのプロトタイプ試乗会が開催された。驚いたのはその両車の違い。とくにGR86はそのこだわりがとても強い。(Motor Magazine2021年9月号より)
ピュアスポーツ志向のGR86。GT志向のBRZ
新型のGR86とスバルBRZは明確に作り分けられることになった。それは、初代でも別々だったダンパーやEPSだけでなく、エンジン特性、スプリング、フロントハウジング(ナックル)、スタビライザー等、多岐にわたる。これにより同じ手頃なサイズのFRスポーツでありながら、BRZがよりGT的な性格を強めたのに対し、GR86はピュアスポーツらしさが増した。
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これまで共通だったエンジン特性も、アクセル開度と要求トルクのマップがBRZとは逆に、従来よりもさらにゲインが高められており、踏めばグンとトルクが立ち上がり、メリハリの効いたダイレクトな加減速を味わえる。MTだけでなくATでも同様で、スポーツモードにするとサーキットでも十分に楽しめる。
ステアリングフィールは軽めだが、フロントハウジングを鋳鉄としたのは求めた剛性感と接地感を得るため。決してコストダウンのためではなく重量増を承知の上で、GRが求める「味」のために、わざわざそうしたと知って驚いた。
フロントスタビライザーを重い中実としたのも、よりリニアな特性を得るため。さらにリアスタビライザーをブラケット取付けとしたのも、ボディに直付けするよりも取付け点を変えることでターンインでよりスムーズかつリニアに旋回姿勢に移れるのを重視したからだ。
こうして同じ工場で生産される姉妹車としては異例なほど、目指すべき「味」のために作り分けられている。これだけやれば実際に走りもそれなりに変わるというものだ。
前後のバネレートのバランスが、BRZはリアがやや高いかなぐらいのところ、 GR86はフロントを柔らかくし、リアを固めている。これはフロントを動かすことで積極的に荷重移動させトラクションを変えようというのが狙い。ターンインでのロールは大きめながら旋回性は高く、横Gのかかった状態でアクセルをオンオフすると、それだけで曲がり具合が変わるので、ドリフトに移るキッカケをつくりやすい。
そこからの優れたコントロール性が新型の真骨頂だ。世に出たての初代86はリアが流れっぱなしだったのとは違い、意図したとおり手の内で操って楽しめる。BRZはゼロカウンターが似合うが、GR86はリアを思いっきり流しながら走りたくなる。(文:岡本幸一郎/写真:永元秀和)
トヨタGR86プロトタイプ主要諸元
●全長×全幅×全高:4265×1775×1310mm
●ホイールベース:2575mm
●エンジン:対4DOHC
●総排気量:2387cc
●最高出力:173kW(235ps)/7000rpm
●最大トルク:250Nm/3700rpm
●トランスミッション:6速MT/6速AT
●駆動方式:FR
●燃料・タンク容量:プレミアム・50L
●タイヤサイズ:225/40R18
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