FIM世界耐久選手権(EWC)第4戦オッシャースレーベン8時間耐久ロードレースの決勝が、ドイツのオッシャースレーベンで行われ、日本のF.C.C.TSRホンダ・フランスのジョシュ・フック/フレディ・フォーレイ/アラン・テシェ組が312周を回って優勝を飾った。F.C.C.TSRホンダ・フランスの優勝は2017/2018シーズン2度目で、ランキングトップをキープしている。
予選でポールポジションを獲得したしたのはGMT94ヤマハ。2番グリッドにはF.C.C.TSRホンダ・フランス、3番グリッドにはスズキ・エンデュランス・レーシング・チーム(SERT)が続いた。
EWC第3戦:ヤマハとホンダの優勝争いはヤマハに軍配。TSRホンダはランキングトップ守る
レース中盤でトップに立ったF.C.C.TSRホンダ・フランスは、エントリーライダーは3名としながらもフォレイ、フックのふたりのライダー体制で、ライバル陣営よりも1回少ないピット戦略を展開。そのまま先頭でチェッカーを受けた。
同一周回、48秒差の2位にTEAM SRC KAWASAKIのマチュー・ジン/ランディ・ド・ピュニエ/ジェレミー・グアルノーニ組が入賞。また、3位には同一周回、トップから1分53秒差でGMT94ヤマハのマイク・デ・ミオ/ニッコロ・カネパ/ダビデ・チェカ組が入った。
この2チームは最後まで2位争いを繰り広げたが、TEAM SRC KAWASAKIのド・ピュニエがGMT94ヤマハのデ・ミオを抑え2位でフィニッシュ。GMT94ヤマハはデ・ミオが最終ラップにクラッシュを喫したことに加え、序盤に転倒したまま給油を行い、これによるストップ&ゴーのペナルティを受けながらも3位表彰台を獲得した。
前回第3戦優勝チームであるYARTヤマハは2位走行中の中盤にクラッシュを喫し、リタイア。3番グリッドからスタートしたSERTは10位でフィニッシュ、ホンダ・エンデュランス・レーシングはクラッシュを喫したことで13位チェッカーとなった。
また、この第4戦で、スーパーストッククラス(SST)のチャンピオンが決定。F.C.C.TSRホンダ・フランスなどトップチームの多くが参戦するEWCクラスに比べマシンの改造範囲が狭いSSTクラスで、Tati Team Beaujolais RacingがFIM スーパーストック・ワールドカップの初タイトルを獲得した。
今大会の結果により、F.C.C.TSRホンダ・フランスは、ランキングトップをキープ。2番手のGMT94ヤマハに10ポイント差をつけ、ランキングリーダーとして最終戦の鈴鹿8時間耐久ロードレースに臨む。ホームレースである鈴鹿8耐で、EWCのタイトル獲得を目指すことになる。
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