制動装置の不具合
フェラーリ・ジャパンは、2022年6月13日付で、458イタリア、458スペチアーレ、488 GTBなど計7車種(2010年2月2日~2019年6月6日製造)計2496台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
国土交通省によると、制動装置において、マスターシリンダーのブレーキブースター側に装着されている油圧シール部からブレーキフルードがブレーキブースター内に漏れ、ブレーキの一次回路のブレーキフルードがなくなった場合、制動力は二次回路のみで作動する状態となることがある。
その状態でブレーキリザーバータンクのキャップを強く締めすぎていると、ブレーキリザーバータンクの換気が減少してタンク内に負圧が発生し、ブレーキの二次回路のブレーキフルードがブレーキリザーバータンクに戻る可能性があり、最悪の場合、ブレーキが効かなくなるおそれがあるという。
改善策として、全車両、二次回路の制動力を保証するために、ブレーキリザーバータンクのキャップを対策品に交換する。
また、メーターパネルのソフトウェアを書き換え、ブレーキフルードの残量不足の警告灯が点灯した場合は、けん引でフェラーリ正規ディーラーに入庫をするように注意喚起する。
市場からの情報提供によりリコール届出となった。同様の不具合は8件確認されているという。
なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。
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みんなのコメント
ここはそのままで一番簡単に済むブレーキフルードのキャップのみ交換なのね。
シール部からの液漏れは結構大事なとこやと思うけど…(^^;