ガソリンもディーゼルも全車が4気筒ハイブリッドに
メルセデス・ベンツの新型「Cクラス」が発表されました。今回フォトデビューを果たしたのはサルーン(セダン)とエステート(ステーションワゴン)。外観はどこかAクラスにも似た印象もあり、FWDプラットフォームになったのかと心配するかもしれませんが、伝統のFRレイアウトは維持していますから、ひと安心です。
新型Cクラス最大の注目は全車がハイブリッド化されたこと。組み合わされるエンジンはガソリンターボもディーゼルターボも4気筒のみのモジュール設計で、インテグレーテッドスタータージェネレーター(ISG)を組み合わせた48Vのマイルドハイブリッドとなっています。
電気自動車寄りの性能をもったプラグインHVモデル
これは同社の「エレクトリック・ファースト」戦略によるものですが、その象徴となるのが、ガソリン、ディーゼルそれぞれに追加設定される予定のプラグインハイブリッドモデル。バッテリーを大きく、モーター出力も向上させた、もっとも電動化されたCクラスと言え、そのスペックは以下のようになっています。
・EV航続距離はWLTPモードで約100km
・EVモードでの最高速は140km/h
・モーターの最高出力95kW、最大トルク440Nm
・バッテリー総電力量25.4kWh
・DC55kWの急速充電器を使うと30分で満充電可能
・バッテリーはメルセデス内製の第4世代
・薄型パッケージでラゲッジ床面に収めている
・温度管理システムを採用
・回生ブレーキは最大100kWを回収可能
・ワンペダルドライブモードではフットブレーキを使わず停止まで可能
…いかがでしょうか? コンベンショナルな9速ATを介して後輪を駆動するプラグインハイブリッド車としては、かなり電気自動車寄りの性格を持っていると感じます。
30分の急速充電で満充電できるバッテリー性能も新しい
なかでも注目はバッテリーの性能で、25.4kWhのバッテリーを30分で“満充電”できるという点。というのも、急速充電を使って満充電にするのは効率面や電池保護などのハードルが高く、80%に留めているのが業界スタンダードだからです。
今回採用したというバッテリー温度管理システムがどのように貢献しているのかは気になるところ。かなり薄型にパッケージされ、トランクルーム下にフラットに収められているのも見どころで、このバッテリー技術はメルセデスのストロングポイントといえそうです。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
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みんなのコメント
4人家族一家庭平均の日当たり電力消費量が14-18kwh(ネットでも様々だが)程度。高速充電が、いかに多量の電力を短時間に使うかがわかる。
高速充電は長距離旅行中とかで機能として必要かもしれないが、国中高速充電器だらけにすることには疑問。(日曜日の夜に一斉充電でドッカーンと大停電とか)