堂々と見えるコンパクトモデル。2台は兄弟車、違いはフロントマスク
合計販売台数:5万755台(2021年1~5月)
(ライズ:4万1240台/ロッキー:9515台)
精悍な黒"Nero"をまとったトヨタC-HRの特別仕様車が登場
ライズ人気グレード
1:Z(206万~228万2200円)
2:G(189万5000~213万3700円)
3:X・S(174万5000~198万4800円)
ロッキー人気グレード
1:G(200万2000~222万4200円)
2:プレミアム(214万5000~236万7200円)
3:X(184万8000~208万6700円)
ライズ&ロッキー人気ボディカラー
1:シャイニングホワイトパール
2:ブラックマイカメタリック
3:ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール
現在、国産/輸入を含めてさまざまなクロスオーバーSUVが販売されているが、SUVであることを「免罪符」であるかのようにして、ボディサイズは年々拡大傾向にある。
運転しやすいコンパクトなサイズがいい──そんなユーザーの本音を形にしたモデルが、トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキーだ。この2台は基本的に同じクルマ。ハッチバックのパッソ/ブーン、コンパクトトールワゴンのルーミー/トールと同じようにダイハツが開発・生産を担当し、トヨタにOEM供給される兄弟車である。
最大の魅力は全長×全幅×全高3995×1695×1625mmというコンパクトなサイズ。日本の道路環境にマッチした5ナンバー枠に収まる。エクステリアは都会的な洗練性よりも、SUVの力強さを強調した造形。シンプルながらも抑揚のあるフェンダー&大径タイヤと相まって、堂々とした印象をかもし出す。
ライズとロッキーの違いはフロントマスク。両車RAV4の弟分を意識した意匠でまとめた。造形担当はどちらもダイハツ。余談だが、RAV4開の発メンバーがライズを見て、ソックリなことに驚いた(いい意味で)というウワサも!?
インテリアはほどよくワイルド、ほどよくスポーティ。TFT液晶のフルデジタル式のメーターが新鮮だ。全体的に機能重視で設計されている。質感は格別高くはないものの、気兼ねなく使えるほどよい「道具感」が好印象だ。
室内スペースはボディサイズを考えると優秀。前席優先のパッケージだが、後席は大人でもひざ回り/頭上空間ともに余裕があるうえに、ウィンドウ面積が大きい関係で数値以上に「広い」と感じる。ラゲッジ容量も必要十分。ファミリーカーとしても十分使えるパッケージングといえる。
ターボは力強くスムーズ。価格以上の価値を実感できるクルマ
エンジンは全車1リッターの直列3気筒ターボ(98ps/140Nm)。パフォーマンスはスペック以上の実力。ゼロ発進からの実用的なトルク特性は、小排気量ターボとは思えないほど自然である。しかも高回転までストレスなく回る軽快なフィーリングを併せ持つ。個人的には、同じ1リッターの3気筒ターボを採用したVW・Tクロスよりも、トルク特性/ターボラグの少ないフィーリングをはじめ総合力は高いと感じた。トランスミッションはスプリットギアを用いたD-CVTを搭載。並のATよりもダイレクト感は高く、アクセル全開にしない限りCVTのネガな部分(=ラバーバンドフィール)はほとんど感じない。
プラットフォームはDNGAを採用する。トヨタのTNGAに似た共通アーキテクチャーだ。軽自動車からコンパクトカーまでカバーしており、「小は大を兼ねる」という、通常とは逆のコンセプトで開発されている点が特徴だ。
フットワークは軽快なクルマの動きと小回りのよさが高く評価できる。ただし、パワートレーンと比べると、粗削りな部分が残るのも事実だ。
コーナリングは背が高いモデルながらも「上手にロールさせて曲がる」特性。中立付近のステアリングの感触がやや曖昧で、操舵時にワンテンポ遅れて反応が立ち上がる点は残念。操舵初期に「グラッ」と上屋が傾くので、「ドキッ」とさせられる。電動パワーステアリングのアシスト量は、実用域重視でセットアップされていて、軽めで扱いやすい。とはいえもう少し路面からのインフォメーションがあったほうが安心感は高まるだろう。このあたりはダイハツ車全般にいえる部分だ。コペンGRスポーツでは大きく改善されていたので、水平展開を期待したい。
乗り心地はクラス平均水準。1トンを切る車両重量と大径タイヤの組み合わせなので、しっとり感はそれなり。中~高速域は想像以上にフラットだが、実用域はサスペンションが少々突っ張った印象を受ける。ただし、我慢できるレベルなのでご安心を。
ライズ/ロッキーは、全体的に満足感が高く、使い勝手に優れている。子細にチェックすると気になる点はいくつかあるものの、約170万円からというスターティングプライスを聞くと「これでいいよね!」と思える。
高い実力はライズ/ロッキーの合計で月間1万台を超える販売台数が物語っている。ほどよいサイズ、取り回しのよさ、そして扱いやすさ……「おっ、値段以上」といえる1台である。
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みんなのコメント
まぁ、それが難しいんだけど。
バブル期はマークⅡ3兄弟が主役だったが。
トヨタもそろそろホンダのように上級車の整理が始まるでしょう。