現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 5速MT搭載! ダイハツ「斬新タフすぎ軽トラ」がスゴい! 全長3.4m“カクカク”デザインに「300mm超え地上高」確保! 活躍間違いナシの「マッドマスターC」は今欲しい1台

ここから本文です

5速MT搭載! ダイハツ「斬新タフすぎ軽トラ」がスゴい! 全長3.4m“カクカク”デザインに「300mm超え地上高」確保! 活躍間違いナシの「マッドマスターC」は今欲しい1台

掲載 11
5速MT搭載! ダイハツ「斬新タフすぎ軽トラ」がスゴい! 全長3.4m“カクカク”デザインに「300mm超え地上高」確保! 活躍間違いナシの「マッドマスターC」は今欲しい1台

■脱着可能な「アタッチメントボディ」で趣味も仕事もOK

 ダイハツ「ハイゼットトラック」は1960年の登場以来、軽トラックの定番モデルとして親しまれ、主に農業などで支持されてきました。近年ではアウトドアレジャーが浸透し、「趣味の道具」として一般ユーザーが所有することも増えています。
 
 一方、こうした一般向けの軽トラックとして、アウトドアギアとして活躍が期待された、非常に魅力的なモデルがかつて公開されていました。

【画像】超カッコイイ! これがダイハツの「斬新小型トラック」です!(42枚)

 それが、ダイハツが2007年10月開催の第40回「東京モーターショー」で参考出品したコンセプトカー「MUD MASTER-C(マッドマスターC)」です。

 ボディサイズは全長3395mm×全幅1600mm×全高1960mm。全幅のみ軽自動車規格(1480mm以下)を超えているため、厳密には軽トラックではないものの660ccエンジンと合わせ、「ほぼ軽トラック」といえるでしょう。

 2007年の公開当時、ダイハツは「小ささと軽さが生み出す高い走破性に加えて、フレーム付ボディの圧倒的な耐久性と積載性をあわせ持つスモール&タフなトランスポーター」と説明しています。

 トランスポーターとはバイクや自転車などを目的地まで運ぶクルマを指し、「トランポ」などとも呼ばれています。特にオフロードバイクやマウンテンバイクといった悪路向けの競技車両を運ぶ例が多く見られます。

 マッドマスターCはまさにこうしたトランポとして設計され、サイクルスポーツ界を代表する鈴木 雷太氏と共同企画されました。

 そのため、荷台は通常のトラックとは異なり、サイクリストがマウンテンバイクを収納してアウトドアへ出かけられる多彩な装備や機能を確保。具体的には居住部と連続させ、軽バンのような積載力を実現しました。

 サイドは大型トラックのウイング車のように側面パネルが開き、マウンテンバイクを横から積載できるものとなっています。

 なお、荷台は「アタッチメントボディ」機構を採用。マウンテンバイクの積載のみならず、各種アタッチメント脱着することでアウトドアスポーツから過酷地での仕事にも適応する、マルチなトラックとして提唱。

 日常使いも仕事も趣味も、さまざまな用途に対応していたのでした。

 エクステリアは非常にシンプルにまとめ、機能性を重視したスクエアなボディを採用。奇抜なデザインが多いコンセプトカーとしては現実的なもので、大きくスクエアな前後ライトやフロントグリル、ドアハンドルなどは親しみやすくタフなイメージを付与。

 ボディサイドはヘッドライトから荷台まで続く太いラインを施し、ワイド感を与えています。

 足回りは大径16インチオフロードタイヤを装備。フレームシャシと軽量なボディを組み合わせ、高い堅牢性を確保しました。

 さらに、最低地上高は370mmを実現。悪路走破性能を示す3アングル(アプローチ・ランプブレークオーバー・デパーチャー)は具体的な数値は公表されていませんが、「余裕を確保」したといいます。

 これにより、マウンテンバイクを走らせる不整地のフィールドでも十分走行できる体躯を持っていました。

 パワートレインは、先述の通り660ccエンジンを搭載。ドライブシャフトとハブの接続部分にはギヤを組込んだ「ハブリダクションシステム」を採用し、高い踏破性・耐冠水性を実現。本格四輪駆動車並みの信頼性も持っていました。

 詳細スペックは不明で、組み合わされるミッションや駆動方式なども明かされませんでしたが、センターコンソールのシフトパターンから5速MTを採用していたと見られます。

 インテリアは加飾を減らした非常にまとまりのあるインパネに、撥水素材のシートを組み合わせ、アウトドアでの使い勝手を向上。しかし、商用車のような簡素なものではなく、当時まだ画期的だった大型ディスプレイも備え、一般ユーザーの使用を想定しています。

 そんなマッドマスターCは、2007年の公開当初も非常に高い注目を浴び、十分実現しうるデザインやパッケージングから市販化への期待が大いに高まっていました。

 しかし、公開から現在まで直接的な市販モデルは一切登場していません。

 それから17年が経過した現在、コロナをきっかけにキャンプなどのアウトドアレジャーが一般に浸透。さらに、在宅ワークの促進などから地方への移住や田舎暮らしといった新たな生活スタイルも広がっています。

 かつては仕事道具だった軽トラックが、アウトドアにおける趣味の道具としての活路が見出された今、非常に登場が待ち遠しい1台といえます。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

“はたらくクルマ”の「軽トラック」なぜ個人ユースが増えている? 今やスズキとダイハツしか製造してない!? 軽トラの魅力とは
“はたらくクルマ”の「軽トラック」なぜ個人ユースが増えている? 今やスズキとダイハツしか製造してない!? 軽トラの魅力とは
くるまのニュース
ダイハツ「アトレー デッキバン」に注目! “大人2人”寝られるルーフテントד浴槽”搭載! 画期的なアウトドア仕様の「コンセプトカー」とは
ダイハツ「アトレー デッキバン」に注目! “大人2人”寝られるルーフテントד浴槽”搭載! 画期的なアウトドア仕様の「コンセプトカー」とは
くるまのニュース
 “新型ランクルミニ!?”…じゃない! ジムニーランド「70YO.70」公開! まさかのスズキ「ジムニー」ベース! 丸目×カクカクな旧車デザインに“顔面刷新”する「斬新コンプリートカー」どんなモデル?
“新型ランクルミニ!?”…じゃない! ジムニーランド「70YO.70」公開! まさかのスズキ「ジムニー」ベース! 丸目×カクカクな旧車デザインに“顔面刷新”する「斬新コンプリートカー」どんなモデル?
くるまのニュース
トヨタ車体が提案! 斬新ドア採用の「クロスバンギア」は市販化する? ノアヴォク派生ぽい「“SUVミニバン”コンセプト」はどうなるの?
トヨタ車体が提案! 斬新ドア採用の「クロスバンギア」は市販化する? ノアヴォク派生ぽい「“SUVミニバン”コンセプト」はどうなるの?
くるまのニュース
スズキ「スーパーキャリイ」“特別仕様車”がカッコイイ! 5速MT×「デフロック付き高性能4WD」に専用「ブラックフェイス」採用! 6月改良で装備UPの「Xリミテッド」 どんなモデル?
スズキ「スーパーキャリイ」“特別仕様車”がカッコイイ! 5速MT×「デフロック付き高性能4WD」に専用「ブラックフェイス」採用! 6月改良で装備UPの「Xリミテッド」 どんなモデル?
くるまのニュース
ダイハツの「屋根なし軽トラ」コンセプトカーがスゴかった! 思い切った「ルーフ切断」に“スポーツカーデザイン”採用の「ハイゼットジャンボ スポルツァVer.」どんなクルマ?
ダイハツの「屋根なし軽トラ」コンセプトカーがスゴかった! 思い切った「ルーフ切断」に“スポーツカーデザイン”採用の「ハイゼットジャンボ スポルツァVer.」どんなクルマ?
くるまのニュース
トヨタ「新型クラウンエステート」はいつ発売? 約20年ぶり復活の「ワゴンタイプ」 発売延期の理由は? 期待高まる全長5m級「ラージSUVワゴン」どんなモデルなのか
トヨタ「新型クラウンエステート」はいつ発売? 約20年ぶり復活の「ワゴンタイプ」 発売延期の理由は? 期待高まる全長5m級「ラージSUVワゴン」どんなモデルなのか
くるまのニュース
ホンダ「スポーツ ヴィジョン グランツーリスモ」がスゴかった! 400馬力超え「直4VTEC」&900kg以下の“超軽量ボディ”採用!  “左右対称内装”の「“MR”スポーツカー」とは?
ホンダ「スポーツ ヴィジョン グランツーリスモ」がスゴかった! 400馬力超え「直4VTEC」&900kg以下の“超軽量ボディ”採用! “左右対称内装”の「“MR”スポーツカー」とは?
くるまのニュース
約191万円! スバル新型「レックス」発表! 全長4m以下ボディ&水平対向じゃないエンジン採用! 史上初の「“コンパクト”SUV」どんな人が乗る?
約191万円! スバル新型「レックス」発表! 全長4m以下ボディ&水平対向じゃないエンジン採用! 史上初の「“コンパクト”SUV」どんな人が乗る?
くるまのニュース
40万円!? 「黒いトヨタ顔」のダイハツ軽SUV「ネイキッド」発見! 5速MT採用で走りも楽しめる! アウトドアカスタマイズの個体とは
40万円!? 「黒いトヨタ顔」のダイハツ軽SUV「ネイキッド」発見! 5速MT採用で走りも楽しめる! アウトドアカスタマイズの個体とは
くるまのニュース
三菱の軽オフロードワゴン「デリカミニ」カッコかわいい“ゴツ顔”に「一目惚れ」する人続出!? 4WD性能スゴい! ライバルにはない強みとは?
三菱の軽オフロードワゴン「デリカミニ」カッコかわいい“ゴツ顔”に「一目惚れ」する人続出!? 4WD性能スゴい! ライバルにはない強みとは?
くるまのニュース
ダイハツ「ミラジーノ」が凄かった! 英国風“レトロ顔”&豪華内装は「小さな“軽”高級車!?」 中古でも人気の理由とは
ダイハツ「ミラジーノ」が凄かった! 英国風“レトロ顔”&豪華内装は「小さな“軽”高級車!?」 中古でも人気の理由とは
くるまのニュース
「ジムニーで車中泊」スズキが提案する純正アクセサリーがスゴかった! ミニマムな車内で“快適に寝泊まり”する方法とは?
「ジムニーで車中泊」スズキが提案する純正アクセサリーがスゴかった! ミニマムな車内で“快適に寝泊まり”する方法とは?
くるまのニュース
約267万円! トヨタ「“お買い得”ミニバン」がスゴイ! 迫力顔&豪華内装がめちゃカッコイイ! 全長4.7m級で“ちょうどいいサイズ”の「ノア」とは
約267万円! トヨタ「“お買い得”ミニバン」がスゴイ! 迫力顔&豪華内装がめちゃカッコイイ! 全長4.7m級で“ちょうどいいサイズ”の「ノア」とは
くるまのニュース
スズキが激戦の「コンパクトSUV市場」に新型車投入! 全長4m以下&1.5Lの新型「フロンクス」がかなりイイ!? トヨタ・ホンダのライバル車とどう違う?
スズキが激戦の「コンパクトSUV市場」に新型車投入! 全長4m以下&1.5Lの新型「フロンクス」がかなりイイ!? トヨタ・ホンダのライバル車とどう違う?
くるまのニュース
マツダ新型「タフスタイル」に大反響! 「CX-60超えの広さスゴイ」「普通車級の乗り味も魅力」「内装オシャレ」の声! 鼓動するターボ搭載の「5ドア軽SUV」がスゴイ!
マツダ新型「タフスタイル」に大反響! 「CX-60超えの広さスゴイ」「普通車級の乗り味も魅力」「内装オシャレ」の声! 鼓動するターボ搭載の「5ドア軽SUV」がスゴイ!
くるまのニュース
スズキ「ジムニー」の眼光鋭い“コワモテ顔”をラスターが初公開! ド迫力の「バッドフェイス×バンパーレス仕様」が凄い! 新モデル「CODE07」登場!
スズキ「ジムニー」の眼光鋭い“コワモテ顔”をラスターが初公開! ド迫力の「バッドフェイス×バンパーレス仕様」が凄い! 新モデル「CODE07」登場!
くるまのニュース
新車232万円で6速MTのみ! トヨタ「ヤリス カップカー」がスゴい! 6点ベルト×「専用サス」採用! ムダ装備“全カット”で色気ゼロ・走り特化の「めちゃ硬派モデル」とは
新車232万円で6速MTのみ! トヨタ「ヤリス カップカー」がスゴい! 6点ベルト×「専用サス」採用! ムダ装備“全カット”で色気ゼロ・走り特化の「めちゃ硬派モデル」とは
くるまのニュース

みんなのコメント

11件
  • zjh********
    またこのネタ? これでもう何度目だよ
    少なくとも今年だけで3回は見てるぞ!
    そんな何年も前のネタを何度も読ませる意図は何だよ
    最新のモーターショーネタならともかくずっと昔のネタを今更公開してどーすんだよ
    ここ最近のくるまのニュースはまともな記事を読んだ事が無い
  • str********
    くるまのニュースネタ切れ感パネェ
    「謎の○○」の方がまだ面白いよ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

96.3152.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

10.0590.8万円

中古車を検索
ハイゼットトラックの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

96.3152.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

10.0590.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村