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【デザインだけじゃない】新型ヴェゼルの注目点 3選 車中泊/Wi-Fi/最低地上高

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【デザインだけじゃない】新型ヴェゼルの注目点 3選 車中泊/Wi-Fi/最低地上高

ホンダ・ヴェゼル 価格/発売日

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

【画像】新型ホンダ・ヴェゼル デザイン/内装【じっくり見る】 全155枚

ホンダが、フルモデルチェンジした「ヴェゼル」を正式発表し、4月23日に発売すると明らかにした。

すでに、そのエクステリアやインテリアの概要は紹介されていたが、ようやく詳細なスペック・価格が判明したことになる。

先代からスタイリングを一新し、クーペライクな「スリーク&ロングキャビン」を採用。前後に芯を通した水平基調のデザインが特徴的だ。

インテリアも芯の通った「かたまり感」のあるフォルムでSUVの力強さを表現。身体が触れる部位には柔らかな感触・形状のパッドをあしらい、強さと優しさを備えた空間としている。

パワートレインは、1.5L DOHC i-VTECと2モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「e:HEV」と、新開発の1.5L DOHC i-VTEC(ガソリン)の2種をラインナップ。

消費税込みの車両価格は、下記のとおりだ。

e:HEV X(FF/4WD):265万8700円/287万8700円
e:HEV Z(FF/4WD):289万8500円/311万8500円
e:HEVプレイ(FF):329万8900円
G(ガソリンFF/4WD):227万9200円/249万9200円

ここでは、新型の注目しておきたいポイントを、3点ピックアップして紹介していこう。

最低地上高 195mmの車種も

新型ヴェゼルのボディサイズは、全長4330×全幅1790×全高1580~1590mm、ホイールベースは2610mm。

先代と比べて、グレードによるが全長・全幅はほぼ同じ。全高は、15~25mm低められている。ホイールベースは変わらない。

プロポーションが変わったせいか、一見したところでは先代より大きいように感じるのだが、実際にはほとんど変わっていない。

ライバル車と比較してみると、トヨタC-HRよりは少し短いが、車高は少し高い。

日産キックスよりは、少し長くワイドだが、車高は低い。とはいえ、いずれもほぼ同じくらいのサイズといえる。

注目したいのは「e:HEV Z(FF)」「プレイ(FF)」の195mmという高いロードクリアランス。

先代より10mm高められ、前述のライバルよりは20~50mmほど高い。この数値は、ひとクラス上のSUV、RAV4/ハリアーやエクストレイル(現行型)などに匹敵する。

全高を低めながら最低地上高を上げたため、室内高は従来型より40mm低い1225mm(パノラマルーフ装着車:1240mm)となっているが、それでもC-HRより10mm高い。

スタイル重視のプロポーションとはいえ、高いロードクリアランスでラフロードでの走行性能も確保。新型ヴェゼルは、イメージ重視のクルマではなく、SUVとしての資質もキチンと兼ね備えた証しといえるだろう。

車中泊できる「ダイブダウン」

新型ヴェゼルは、先代と同様、そしてNシリーズなどの軽自動車やフィットとも同様の、ホンダ独自のセンタータンク・レイアウトを採用している。

これは、薄型の燃料タンクをフロントシートの下に配置することでリアシートやラゲッジスペースの床を低くすることができる、ホンダの特許技術だ。

そのため、リアシートはシートバックを前に倒すことはもちろん、座面を跳ね上げる(チップアップ)ことで、ラゲッジスペースには積めないような背の高い荷物を積載できるなど、使い勝手がいい。

リアシートバックは6:4の分割可倒式で、しかもシートバックを倒すと座面が「ダイブダウン」する。

これにより、ラゲッジスペースのフロアから続く、広々としたフラットスペースが生まれる。

この状態の奥行きは、最長で約190cm。つまり、よほどの高身長の人でない限りは、2名くらいの車中泊が可能になるわけだ。

ラゲッジの広さも十分で、定員乗車時でも中型スーツケースなら4個、シートバックを全倒すればロードサイクルを2台は積載可能。

トノカバーは吊り下げ式で、上級グレードにはハンズフリーの電動式テールゲートに予約クローズ機能も採用するなど、レジャービークルとしての基本性能に抜かりはない。

車内が、Wi-Fiスポットに?

新型ヴェゼルは、新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「ホンダコネクト」を装備。

安心・快適なカーライフが楽しめるコネクテッドサービス「ホンダ・トータルケア・プレミアム」を利用できる。

これにより、自分のスマートフォンがクルマのキーになる「デジタルキー」、カーナビの「自動地図更新」、車内で使いやすいアプリを提供する「ホンダ・アプリセンター」、ボタンひとつでオペレーターが対応する「緊急サポートセンター」など、さまざまな機能を利用できる。

とくに注目したいのは、「車内Wi-Fi」だろう。

つまり、ホンダコネクトによってクルマがWi-Fiスポットとなるわけだ。

スマートフォン、タブレット、ゲーム機器などをクルマのWi-Fiと接続して、音楽、動画、ゲームなどを楽しめる。もちろん、パソコンの接続も可能だから、昨今のコロナ禍によってテレワークを行うビジネスマンにもありがたい。

SUVならではの機動性を生かして、リゾートまで出かけて、そこでワーケーションを……なんて考えている人にも、この車内Wi-Fiはけっこう使える装備であることは間違いない。

なお、通信量は車内のディスプレイを通して、必要な分だけ購入することができる。

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みんなのコメント

26件
  • CM始まったけど、「マツダの新しいCM? あぁ、例のあれな。」と思った。
  • デザインや室内の広さは、ヤリスクロスより良いと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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