アウディ ジャパンは、プレミアムミッドサイズワゴン「A4アバント」をフルモデルチェンジし、2016年4月21日から全国の正規ディーラーを通じて販売を開始する。
A4アバントは、同社の中核を成すラインアップであると同時に、世界中の市場で高い人気を獲得。このクラスのベンチマーク的な存在で、前身にあたる80アバントが1992年に登場して以来、累計生産台数は220万台を超えている。
今回フルモデルチェンジをした新型A4アバントは、先に発表されたA4セダン同様、進化したモジュラープラットフォーム「MLB evo」をベースにゼロから再設計。加えて、進化した「アウディプレセンス」予防安全システムなど、最新テクノロジーを惜しみなく投入している。
開発の主要なテーマは走行抵抗の削減。これを実現するために、抜本的な軽量化に取り組むとともに、エアロダイナミクスの最適化に注力している。新型はボディが若干大きくなっているにも関わらず、構造面での軽量化や熱間成型鋼板を多用することなどにより、従来型と比べて、ボディそのもので15kg、全体で最大120kg(欧州仕様)もの軽量化を達成した。
エアロダイナミクスの面では、フラットなカバーで覆ったアンダーボディ(欧州仕様)に加え、スポイラー機能を持たせたルーフ後端の処理などにより、後輪リフトを最少に抑えることに成功。これにより、ワゴンではトップクラスのCd値0.26を実現している。
今回のフルモデルチェンジで搭載されるパワーユニットは、2.0L直列4気筒直噴ターボの2.0TFSIエンジンに7速Sトロニックの組み合わせのみで、駆動方式はFFとクワトロ4WDシステムを設定。2.0TFSTエンジンは2つの仕様が用意され、クワトロは最高出力で従来型+41psの252ps、最大トルクで同+20Nmの370Nmを発生するハイパワー仕様となるが、14%も改善された燃費性能は15.5km/Lの低燃費を記録する。
一方、FFには最高出力190ps(従来型比+10ps)、最大トルクで320Nmを発生する新世代ライトサイジングエンジンを搭載。バルブタイミングの制御を最適化し、低中負荷領域での吸気工程を短縮しつつ、圧縮比11.8:1の過給器付きガソリンエンジンとしては極めて高く設定した新しい燃焼方式により、パワーと燃費を両立し、JC08モードで18.4km/L(従来型比33%改善)という2.0Lクラスのガソリンエンジンでトップレベルの低燃費を実現した。
また、両エンジンともにアイドリングストップ機能のStart/Stopシステムや、エネルギー回生機構を標準装備。加えて、トランスミッションに伝達効率の高い7速Sトロニックを搭載していることも、低燃費に貢献している。ちなみに、A4アバントのFFモデルに7速Sトロニックが採用されたのは、今回が初となる。
走行面では、サスペンションが全面的に再設計されており、前後輪ともに5リンクを採用。鍛造アルミなどの軽量素材を使用するなどして大幅な軽量化を実現したことで、ハンドリングと乗り心地のバランスを高いレベルで両立している。
今回の新型は安全面も大きなトピックで、独自の先進システム「アウディプレセンス」の機能をさらに拡充。全モデルに標準化された「アダプティブクルーズコントロール」に「アクティブレーンアシスト」を加えた新機能「トラフィックジャムアシスト」は、アクセル、ブレーキに加えて、状況に応じてステアリング操作にまでシステムが介入し、将来のパイロッティドドライブ(自動運転)への進化を予感させる。また、自動ブレーキやステアリングトルクをコントロールすることで衝突回避や被害軽減途を図る「アウディプレセンスシティ」も標準装備する。
新型のエクステリアおよびインテリアは、先にデビューしているセダンに準じるが、A4アバントにとって重要なポイントがラゲージルームだ。荷室容量は5人乗り状態で505L、後席を畳んだ状態で最大1510Lとなり、従来型比それぞれ15L、80L拡大。また、全モデルに電動ラゲージルームカバーのほか、パーティションネット、ルーフレールを標準装備しており、広さも使い勝手も高められている。
そのほか、ナビゲーション機能と8.3インチモニターを備えた最新のインフォテイメントシステムを全モデルに標準装備。インターネットへのワイヤレス接続も可能にした「アウディ・コネクト」に加えて、複数社のスマートフォンとの接続ができる「アウディ・スマートフォンインターフェイス」も搭載されている。
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