現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ボッシュの最新EDRデータ抽出ツール「CDR900」をあいおいニッセイ同和損害調査が正式発表前に先行導入!

ここから本文です

ボッシュの最新EDRデータ抽出ツール「CDR900」をあいおいニッセイ同和損害調査が正式発表前に先行導入!

掲載 更新
ボッシュの最新EDRデータ抽出ツール「CDR900」をあいおいニッセイ同和損害調査が正式発表前に先行導入!

あいおいニッセイ同和損害保険(AD損保)と、アジャスター部門子会社のあいおいニッセイ同和損害調査(AD損調)、研修・研究部門子会社のあいおいニッセイ同和自動車研究所(AD自研)は3月25日、2018年度下期記者発表会を、東京・恵比寿のAD損保本社で開催した。その中で、ボッシュの最新EDRデータ抽出ツール「CDR900」15台をAD損調が正式発表前に先行導入し、全国各地すべての技術調査部に配備したことを発表。実機をいち早く報道陣に公開した!PHOTO&REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)

 AD損調ではエアバッグ制御用コンピューターに内蔵されており、一定以上の衝撃が加わるとその前後5秒間の挙動に関する詳細な車両情報を記録する「EDR(イベントデータレコーダー)」を、ボッシュの「CDR(クラッシュデータリトリーバル)」で抽出し、自動車事故の損害調査に活用する取り組みを、2017年より行っている。

三菱日立パワーシステムズ、UAE向けに天然ガス焚きGTCC発電設備を受注。M701F形ガスタービンを供給


 なおアメリカでは2012年より、自動車メーカー以外の第三者メーカーが製造した読み出しツールでEDRを抽出できることが義務化されており、日本でも2020年をめどにEDRやドライブレコーダーなどの搭載を義務化するべく検討を進める方針が示されている。

 しかしながら、EDRが車両に搭載されていても、現時点において日本ではEDRデータの開示が自動車メーカーに義務付けられていないため、現行のボッシュCDRを用いてEDRデータを抽出できる日本の車両は2018年以前のトヨタとボルボ、アメリカ系ブランドの各車(いずれもOEM車を除く)に限られているのが実情だ。

 だが新型の「CDR900」では、2019年以降のトヨタ、ボルボ、アメリカ系ブランド各車に加え、スバルやフォルクスワーゲン、アウディの各車にも対応。そして次世代車載ネットワーク「CAN FD」や車載イーサーネット、コネクテッドカーなどへの拡張性も持たせている。

 ボッシュでは今後、2018年以前のモデルにも対応していくとともに、他の自動車メーカーにもEDRデータの開示を働きかけ、対応ブランドを拡大していく計画。

 そしてAD損調は、自動運転技術の普及やEDR義務化によって拡大するであろうEDR調査に対応すべく、EDRやフリーズフレームデータ、故障コード、テレマティクス、ドライブレコーダーなどの電子デバイスだけではなく人手による従来の調査手法も活用した、より高度で充実した損害調査の体制を確立する意向を示した。

 また、AD自研の鈴木正恒技監は、ASV(先進安全自動車)のほかFCV(燃料電池車)を含む電動車の点検整備にまつわる課題と対応方法を説明。2019年度の同社研修事業では、これまでトヨタ・プリウスや三菱アウトランダーPHEVを用いて実施してきた「次世代自動車セミナー」のステップアップ編として、保有台数が多いうえにシステムごとにセンサーの構成が大きく異なるダイハツ・スマートアシスト2/3やスズキ・デュアルセンサー/カメラブレーキサポートの点検整備実技研修を開講する予定を公表した。

 そのほかAD損保は、テレマティクス自動車保険「タフ・つながるクルマの保険」「タフ・見守るクルマの保険」を紹介し、安全運転の促進や事故低減、コネクテッドカー販売台数および自動車保険付保率の向上に寄与する効果を説明。また、相次ぐ自然災害を踏まえて事故受付体制を拡充するほか、4月27日~5月6日の10連休中にも自動車事故の示談交渉に対応する計画を明らかにしている。

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

大型連休中に大荒れの円相場、一時160円台から一転154円台に急騰【新聞ウオッチ】
大型連休中に大荒れの円相場、一時160円台から一転154円台に急騰【新聞ウオッチ】
レスポンス
ビッグモーターの2023年9月期決算、708億円の純損失 特別損失の計上が響く
ビッグモーターの2023年9月期決算、708億円の純損失 特別損失の計上が響く
日刊自動車新聞
ゴールド免許にも影響!? 「うっかり失効」のうっかりって何? 「やむを得ない」以外の理由とは
ゴールド免許にも影響!? 「うっかり失効」のうっかりって何? 「やむを得ない」以外の理由とは
くるまのニュース
有志のツーリングイベントもおこなわれている「箱根ターンパイク」 ”ターンパイク”って何を表してる?
有志のツーリングイベントもおこなわれている「箱根ターンパイク」 ”ターンパイク”って何を表してる?
バイクのニュース
新型電動ミニバン、ジーリーの新ブランド「ジーカー」が発表
新型電動ミニバン、ジーリーの新ブランド「ジーカー」が発表
レスポンス
【トライアンフ】新車購入のチャンス! 春のご購入サポートキャンペーンに「追加キャンペーン」が登場
【トライアンフ】新車購入のチャンス! 春のご購入サポートキャンペーンに「追加キャンペーン」が登場
バイクブロス
“世界で一番売れているスポーツカー”が誕生60周年! 米国で登場したフォード新型「マスタング」限定車がカッコいい
“世界で一番売れているスポーツカー”が誕生60周年! 米国で登場したフォード新型「マスタング」限定車がカッコいい
VAGUE
【MotoGP】マルケス、来季MotoGPワークスチーム昇格の選択肢はドゥカティだけじゃない?「結果が出れば連絡が来るし既に会話もある」
【MotoGP】マルケス、来季MotoGPワークスチーム昇格の選択肢はドゥカティだけじゃない?「結果が出れば連絡が来るし既に会話もある」
motorsport.com 日本版
なぜ「小さな高級車」支持される? コンパクトカーなのに「クラス超えの豪華内装」採用が増加! 高価格な小型車はどんな人が乗るのか
なぜ「小さな高級車」支持される? コンパクトカーなのに「クラス超えの豪華内装」採用が増加! 高価格な小型車はどんな人が乗るのか
くるまのニュース
走り続けてはダメ! ムリな割り込みもダメ! たかがこれだけの「追い越し車線」の「基本」が守れないから高速道路は渋滞するしトラブルも起こる!!
走り続けてはダメ! ムリな割り込みもダメ! たかがこれだけの「追い越し車線」の「基本」が守れないから高速道路は渋滞するしトラブルも起こる!!
WEB CARTOP
2023年度の自動車輸出台数、3年連続のプラス 車両供給が回復 円安効果も 自工会発表
2023年度の自動車輸出台数、3年連続のプラス 車両供給が回復 円安効果も 自工会発表
日刊自動車新聞
ステキな人は乗っている『スーパーカブ特別限定版』…コレクターズアイテム
ステキな人は乗っている『スーパーカブ特別限定版』…コレクターズアイテム
レスポンス
英国的完璧さとドイツ的精密さの融合 新型「アストンマーティン DB12 ヴォランテ」のドライビングレポート
英国的完璧さとドイツ的精密さの融合 新型「アストンマーティン DB12 ヴォランテ」のドライビングレポート
AutoBild Japan
住友化学、2024年3月期決算予想は過去最大の赤字 住友ファーマの損失計上で
住友化学、2024年3月期決算予想は過去最大の赤字 住友ファーマの損失計上で
日刊自動車新聞
東名・新東名に並行する「第3の高速道路」工事進行中!? “地獄渋滞”国道246号の救世主「厚木秦野道路」で一体どれだけ便利になるのか
東名・新東名に並行する「第3の高速道路」工事進行中!? “地獄渋滞”国道246号の救世主「厚木秦野道路」で一体どれだけ便利になるのか
くるまのニュース
ヤマハXSR900 ABSの2024年モデルが新色で登場! 赤×白、ブラックの2色展開で5月20日発売
ヤマハXSR900 ABSの2024年モデルが新色で登場! 赤×白、ブラックの2色展開で5月20日発売
モーサイ
[神業でしょ!] 紙工作模型で空冷エンジンのフィンまで超精密に再現!!
[神業でしょ!] 紙工作模型で空冷エンジンのフィンまで超精密に再現!!
WEBヤングマシン
ポルシェ『タイカン』改良新型、中国専用のエントリーモデル発表…北京モーターショー2024
ポルシェ『タイカン』改良新型、中国専用のエントリーモデル発表…北京モーターショー2024
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

178.8215.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.9154.0万円

中古車を検索
ADの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

178.8215.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.9154.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村