現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 公道走行可能!乗ったらアドレナリンが爆発しそうなランボルギーニのレーシングマシン「ウラカンSTO」

ここから本文です

公道走行可能!乗ったらアドレナリンが爆発しそうなランボルギーニのレーシングマシン「ウラカンSTO」

掲載 更新 20
公道走行可能!乗ったらアドレナリンが爆発しそうなランボルギーニのレーシングマシン「ウラカンSTO」

ランボルギーニから公道走行可能なレーシングマシン『ウラカンSTO』登場!

ランボルギーニが、2020年11月19日(イタリア現地時間)、V10エンジン搭載モデル『ウラカン』の特別なモデル『ウラカンSTO(Super Trofeo Omologata)』をオンラインでワールドプレミアした。

ディオールコラボ、屋根付き電動三輪、560ccハイスペックエンジン、超個性派スクーターおすすめ4選

なんと、その翌日となる11月20日には、東京・六本木のランボルギーニブランド体感スペース「THE LOUNGE TOKYO」において、『ウラカンSTO』の実車を初公開。

世界で初披露された翌日に日本で実車が拝めるなど驚きなのだが、実は、ランボルギーニは日本のマーケットで大人気のブランド。

その販売台数では、世界でトップ3の市場規模を争うポジションにつけており、ランボルギーニにとっても日本は、とても重要なマーケットとなるのだ。

ということで、その『ウラカンSTO』を実際にチェックしてきたので、レポートしてみたい。

アドレナリンが溢れ出しそうなスーパースポーツカー

今回登場した『ウラカンSTO』は、ランボルギーニが世界展開しているワンメイクレースシリーズを競う『ウラカン スーパー トロフェオEVO』や、デイトナ24時間レースで3連覇を飾り、セブリング12時間レースで2度の優勝に輝いた『ウラカン GT3 EVO』で得られたレース・テクノロジーをもとに開発。

つまり『ウラカンSTO』は、サーキットで培われた技術と経験が存分に注ぎ込まれた、いわゆる公道走行可能なレーシングマシンというわけだ。

リアに搭載される自然吸気のV10エンジンは、最高出力640PS/8000rpm、最大トルク565Nm/6500rpmを発生。乾燥重量が1339kgとなるため、パワーウェイトレシオは2.09kg/PSを誇る。

その運動性能は、0-100km/h加速がわずか3.0秒、0-200km/hは9.0秒という強烈な加速力で、最高速度は310km/hに到達。また、ストッピングパワーは、100-0km/hの制動距離が30.0mという凄まじさ。

そして、エアロダイナミクスと軽量化についてもレーシングカーと同様に徹底されている。フロントボンネット、フェンダー、フロントバンパーがひとつのコンポーネントとして一体化された「Cofango(コファンゴ)」と呼ばれるフロントカウルは、軽量化だけでなく、モータースポーツでのメンテナンスなどの合理化にも寄与。

さらに、外装パネルの75%以上がカーボンファイバー製という『ウラカンSTO』では、複雑な構造を1枚のパーツで構成することによって強度を高めながら、結合部分がないことで軽量化を図っている。

エアインテーク付きのリアフェンダーは、ドラッグを低減しながらリアのダウンフォースを高めて総合的な空力性能を向上させている。また、リヤウイングはサーキットの特性にあわせて手動で調整でき、前後バランスを最大で13%変えることができる。

取り外し可能なリアのボンネットには、内側の空冷効率を向上させるためのエアスクープが設けられ、フレームに組み込まれた専用のエアディフレクターが、エンジン温度調整の必要に応じてシュノーケルからの大量の空気を導く構造となっている。

その足元には、アルミホイールに比べさらに軽量なマグネシウムホイールを採用し、タイヤは、フロント245/30R20、リア305/30R20のブリヂストン ポテンザのスポーツタイヤを装着。ランボルギーニがピレリ以外のタイヤを市販モデルに純正装着するのは初めてだという。

またブレーキシステムには、強力な制動力を引き出すためにブレンボ製のCCM-Rブレーキを搭載。ディスクは従来のCCBに比べ4倍の熱伝導率で、ストレス耐性は60%高く、最大制動力は25%、減速性能は7%向上させて、サーキット走行時にも最適なのだとか。

エクステリア同様にインテリアも軽量化を反映したものになっており、コックピット全体を通してカーボンパーツが豊富に使用され、スポーツシートもフルカーボンファイバー製となっている。

さらに、シート表皮はもちろん、ダッシュボードやルーフライナーなどはアルカンターラ仕上げとなる。加えて、リアバルクヘッドには、アクラポビッチ社と共同開発したチタン合金製のロールケージが組み込まれ、従来のステンレス製に比べ40%の軽量化を実現。

なお、ランボルギーニでおなじみのドライビングモード「ANIMA」では、通常走行の「STO」、サーキット走行の「Trofeo」、ウエット路面の「Pioggia」という3つのモードから路面状況などに応じて、ドライバーが任意に選べるようになっている。

さて、その姿を見ているだけでもアドレナリンが溢れ出してきそうな『ウラカンSTO』だが、デリバリー開始は、2021年の春以降で、日本での価格は4125万円(税込)の予定だとか。うーん、待ち遠しい。

ランボルギーニ『ウラカンSTO』スペック

■全長×全幅×全高:4549×1945×1220mm
■ホイールベース:2620mm
■車両重量:1339kg
■排気量:5204cc
■エンジン形式:V10 DOHC
■最高出力:640PS/8000rpm
■最大トルク:565Nm/6500rpm
■トランスミッション:7速LDFデュアルクラッチ
■前後重量配分:41:59
■燃料タンク:80L
■車両価格:4125万円

■関連情報
https://www.lamborghini.com/jp-en/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB/huracan/huracan-sto

取材・文・撮影/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
クルマは走らせてナンボ!をモットーに、どんな仕事にも愛車で駆けまわる日々。クルマのほかにもグルメや家電、ファッション情報、また小学館Men’s Beautyでは、男性に向けた美容・健康法、化粧品情報なども発信。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
AUTOSPORT web
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
AUTOSPORT web
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
ベストカーWeb
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
AUTOSPORT web
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web

みんなのコメント

20件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2654.04150.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

2187.06500.0万円

中古車を検索
ウラカン (クーペ)の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2654.04150.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

2187.06500.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村