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1月の新車販売 前年割れの主因は? 「2018年1月に売れた日本車」

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1月の新車販売 前年割れの主因は? 「2018年1月に売れた日本車」

Q:1月の新車販売 前年の実績を下回った主因は?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)A:日産自動車とスバルの完成検査不正問題の影響が、長引いていること。

日本メーカーの海外生産車、好調なメーカーは? 「2018年1月に売れたインポートカー」

とくに自社生産の登録車は日産が前年同月比11.8%減と4カ月連続のマイナス、スバルが同26.2%減と3カ月連続のマイナスで、ブランドイメージの回復がなかなか見られない状況が続いている。

1月の新車販売 4カ月連続のマイナス

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会がまとめた2018年1月の全体での国内新車販売台数は、前年同月比0.5%減の39万9533台と4カ月連続での前年割れとなった。カテゴリー別では、
・登録車:同5.7%減の24万3435台(4カ月連続のマイナス)
・軽自動車:同8.7%増の15万6098台(2カ月ぶりの前年超え)
を記録した。

市場の動きについて業界団体の関係者は、「1月の新車販売は日産自動車とスバルの完成検査不正問題の影響が尾を引いて、4カ月連続で前年実績を下回った。日産は登録車が前年同月比11.8%の2桁減。外部に生産を委託している軽自動車は同39.5%増と伸びたが、全体では同0.9%増にとどまった。また、スバルは登録車が同26.2%減、外部に生産を委託する軽自動車が同1.0%減、トータルで同21.7%減と大きく落ち込んだ」と解説。


今後の見通しについては、「日産とスバルともに検査体制を見直し、販売キャンペーンを再開しているものの、市場でのブランドイメージの悪化は予想以上に長引いているようだ。ただし、全体の受注に関しては軽自動車を中心に比較的好調で、また春に向かって販売を伸ばしそうなモデルが各メーカーから発売される予定なので、これらがどれくらい数字を伸ばすかが販売成績回復のカギになる。一方、アメリカの金利上昇に端を発する世界的な株価の値下がりや円高の進行などによって市場の景気がどうなるかは懸念材料。2月は大雪の影響も気になる」と指摘した。


2018年1月 車名別 販売台数ランキング

(日本自動車販売協会連合会/全国軽自動車協会連合会)1位 ホンダN-BOX 1万9309台
2位 日産デイズ 1万4843台
3位 日産ノート 1万2444台
4位 ダイハツ・タント 1万2125台
5位 ダイハツ・ムーヴ 1万1342台
6位 スズキ・スペーシア 1万399台
7位 スズキ・ワゴンR 1万65台
8位 トヨタ・プリウス 9264台
9位 トヨタ・アクア 8741台
10位 日産セレナ 7823台

ホンダN-BOX 5カ月連続での首位

車名別ランキングでは “軽高登低” の傾向がはっきりと表れた。首位に立ったのは昨年9月に全面改良を実施し、また今年の1月にはスラッシュのマイナーチェンジを行ったホンダN-BOXで、前年同月比9.5%増の1万9309台の販売を達成して5カ月連続でのトップにつく。続く第2位には同30.6%の大幅増(1万4843台)を記録して3ポイントアップを果たした日産デイズが、第3位には同11.8%減ながら1万2444台を販売した日産ノートが入った。

第4位から第7位までは軽自動車がずらりと並び、昨年12月に一部改良を実施したダイハツ・タントが1万2125台、昨年9月にキャンバスの一部改良を行ったダイハツ・ムーヴが1万1342台、昨年12月に全面改良を敢行して2代目に切り替わったスズキ・スペーシアが1万399台、昨年9月に安全装備の拡充など一部仕様変更を実施したスズキ・ワゴンRが1万65台を記録してランクインする。トップ10を一覧すると、登録車は4車種で、残り6車種が軽自動車。この比率になるのは、3カ月連続である。また、1万台以上の販売は軽自動車が6車種にのぼるものの、登録車は日産ノートの1車種にとどまった。


話題のニューモデルの動向を見ていこう。昨年5月にイースを新型に切り替えたダイハツ・ミラは同57.2%増(7498台)で第11位に、昨年11月に特別仕様車を設定するなどしたトヨタ・ヴォクシーは同13.6%増(7284台)で第12位、トヨタ・ノアは同11.6%増(4374台)で第27位に位置。昨年6月にマイナーチェンジを実施したホンダ・フィットは同11.7%増(7013台)で第13位に、昨年10月にマイナーチェンジを敢行したトヨタ・カローラは同12.5%増(5213台)で第21位に、昨年9月にマイナーチェンジを図ったホンダ・ステップワゴンは同46.5%増(4953台)で第24位に入る。

また、昨年10月に第2世代に切り替わった日産リーフは同163.3%の大幅増(3768台)を記録して第30位にランクイン。昨年12月に発売した新型3列シートクロスオーバーSUVのマツダCX-8は月販計画1200台の2倍以上となる2938台を販売して第38位に、昨年9月にプラドをマイナーチェンジしたトヨタ・ランドクルーザーワゴンは同70.2%増の2636台で第42位に、昨年7月に全面改良したトヨタ・カムリは同966.5%の大幅増(2453台)で第43位に入った。

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