ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでMotoGP第14戦サンマリノGPのMoto3クラス決勝レースが行なわれた。優勝したのはデニス・フォッジア(Leopard Racing)だった。
前日の予選ではロマーノ・フェナティ(Sterilgarda Max Racing Team)が今季3度目のPPを獲得。2番手と3番手にはデニス・フォッジアとニッコロ・アントネッリ(Avintia VR46)が並んだ。日本勢では佐々木歩夢(Red Bull KTM Tech 3)が最上位グリッドの13番手だ。
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なお國井勇輝(Honda Team Asia)はフリー走行3回目で、レーシングラインを低速走行する無責任なライディングによってアルベルト・スーラ(Rivacold Snipers Team)とのクラッシュを引き起こしたとされ、グランプリ失格の処分が下されたため、決勝レースには出場できなかった。
全23周のレースがスタートすると、フェナティとアントネッリによって首位のポジションが激しく争われた。しかしここはフェナティが堅守を見せて先行し、オープニングラップを終了。予選上位のアントネッリ、フォッジア、アンドレア・ミーニョ(Rivacold Snipers Team)などが続いた。
先頭を走るフェナティは、後続に対して0.4秒ほどのリードを築いており、彼に引き連れられる形で集団のペースが向上。先頭集団は徐々に分離していくことになった。
5周が経過すると先頭集団の分断はさらに広がり、フェナティ、2番手のアントネッリ、3番手のミーニョそれぞれのギャップが0.6秒ほどまで広がった。フェナティとアントネッリの間の差は、一時的に縮まることはあっても、その差を縮め続けることはできず、フェナティが先行したままレースは10周を消化した。
しかしその10周目には、2番手アントネッリがターン4のブレーキングで止まりきれず、一気に7番手にまで後退。2番手に浮上したフォッジアと先頭のフェナティとの間は2秒近くあり、フェナティの独走状態となった。
そこからフェナティはリードを3秒近くにまで広げたが、残り10周というタイミングで、ターン15でスリップダウンを喫しまさかのクラッシュ。これで大きく離されていた2番手集団が、優勝争いの集団へと変化した。
トップを走るフォッジアを追うのはミーニョ。その後ろにはジャウマ・マシア(Red Bull KTM Ajo)、さらにランク2番手のセルジオ・ガルシア(GAVIOTA GASGAS Aspar Team)が続いた。
フォッジアが変わらず先頭を逃げ、ミーニョがそれを追う中、3番手を争う激しいバトルが繰り広げられ、再び追い上げてきたアントネッリ、マシア、ガルシアらがポジションを入れ替えながらラップを消化していった。その状態でレースは残り3周を切った。
2番手のミーニョは残り2周という段階で後続に追いつかれ、アントネッリにオーバーテイクを許してしまう。そのアントネッリは先頭のフォッジアを懸命に追うが、最終ラップに入った時点でその差はコンマ8秒とかなり大きかった。
結局この差が詰まらないままチェッカーとなり、フォッジアが前戦アラゴンGPから2連勝を果たした。2位はアントネッリ、3位はミーニョだった。
タイトル争いの面では、ランク2番手だったガルシアが4位フィニッシュ。ポイントリーダーのペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)は終始中盤での走りとなっていたが、終盤にポジションを上げて7位でフィニッシュした。
結果、ランキング首位のアコスタは変わらないものの、優勝したフォッジアがガルシアと同ポイントの2番手に浮上。ガルシアは3番手へと後退した。フォッジアとガルシアの首位アコスタとの差は42ポイントだ。
日本勢は佐々木が最上位となる10位フィニッシュ。以下鳥羽海渡(CIP Green Power)が14位、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)15位、山中琉聖(CarXpert PruestelGP)17位という結果となった。
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