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新型レクサスLX登場! より豪華に、そしてタフに!

掲載 更新 13
新型レクサスLX登場! より豪華に、そしてタフに!

10月14日、レクサスは、新型「LX」を発表した。

3.5リッターV型6気筒ガソリンツインターボを搭載

「LX」は、トヨタ「ランドクルーザー」とプラットフォームを共有するレクサスのフラグシップSUVだ。ランドクルーザーのフルモデルチェンジにやや遅れて、約14年ぶりに全面刷新された。ちなみにLXは1996年に北米市場に投入されて以来、約50カ国、累計約50万台が販売されたという(2021年8月末現在)。

新型LXは、新型ランドクルーザーとおなじく、TNGA思想に基づき開発された「GA-Fプラッフォーム」を採用し、最新の溶接技術などによって剛性が先代比プラス20%強化された、とされる。ボンネットやルーフ、すべてのドアパネルがアルミニウム製となりう、先代比で車両重量は約200kg軽くなった。さらに、エンジン搭載位置を先代より後方に70mm、下方に28mm移し、前後重量配分および重心高を改善したという。

エンジンは1種のみで、415psの最高出力と650Nmの最大トルクを発揮する3.5リッターV型6気筒ガソリンツインターボ。組み合わされるトランスミッションは新開発の10ATのみだ。

新型LXは、登降坂時および左右の車体傾斜45°までの範囲でのオイル供給性能を確保したと謳う。過度な傾斜などによってオイルレベルが著しく下がったときは、油面低下を検出し、警告灯などでドライバーに知らせるオイルレベルセンサーを採用した。。

車高調整機能の「AHC」(アクティブ・ハイト・コントロール・サスペンション)は、ばねレート切り替え装置を前・後(従来モデルはフロントのみ)に装着し、車高調整にかかる時間を短縮した。車高ポジションは「Low」、「Normal」、「Hi1」、「Hi2」の4種類。AHCは、車高調整のみならず、車両姿勢変化を制御する。

ホイールは、レクサス最大サイズである22インチの鍛造も選べるようになった(ほかは18インチと20インチ)。

走行モードシステムの「マルチテレインセレクト」は、路面状況に応じて6つのモードから任意で選べる(AUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCK)。このうち、AUTOは新型で初採用されたモードで、各種センサーの情報から走行中の路面状況を推定し、ブレーキ油圧、駆動力、サスペンションを制御する。

4人乗りの豪華仕様も設定へ

新型LXの内外装は、「Dignified Sophistication」をキーワードにデザインされた。「スピンドルグリル」と呼ぶフロントグリルは、フレーム・レスですっきりとし、開口部の拡大によって、エンジンの冷却性能を高めたという。

前後灯火類はL字をモチーフにしたデザインだ。ヘッドライトは、配光を緻密に制御するという触れ込みの「ブレードスキャンアダプティブハイビームシステム」なるものを搭載した。

内装は、新型NXとおなじ「Tazuna Concept」にもとづき、クルマとドライバーがより直感的につながり、ドライバーはより運転操作に集中できるようになった、とされる。

インパネには、上下2画面のデュアルディスプレイを設置したのが新しい。上部は12.3インチのタッチディスプレイでナビゲーションやオーディオ画面を、オフロード走行時は、車両各所に設置されたカメラの映像を映す。下部は7インチのタッチディスプレイで、空調やマルチテレインセレクトの状況などを表示し、オフロード走行時には、上部モニターで車両の周辺を、下部モニターで傾斜角などを同時にチェックする。

シート配列は従来の3列・7人乗りにくわえ、2列・4人乗りの豪華仕様「“EXECUTIVE”」が新しく設定された。セパレートタイプのリアシートは、最大48°リクライニングするうえ、オットマンや読書灯、エンターテインメント用モニターなども付く。各種機能は、中央に設置されたリアコントロールパネルで操作出来る。

オーディオ・システムは、標準の「レクサスプレミアムサウンドシステム」が10個のスピーカーであるのに対し。オプションの「マークレビンソンプレミアムサラウンドサウンドシステム」は、レクサス最多の25個のスピーカーで構成される。

盗難の多いLXらしく、セキュリティも強化。レクサス初の「指紋認証スタートスイッチ」が搭載された。スマートキーを携帯し、ブレーキを踏みながら スタートスイッチ上の指紋センサーにタッチすると、車両に登録された指紋情報と照合し、一致しなければエンジンは始動しない。

先進安全装備パッケージの「Lexus Safety System +」は、単眼カメラとミリ波レーダーの性能が向上し、衝突被害軽減ブレーキは、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知するようになった。操舵支援システムの「レーントレーシングアシスト」は、車線認識にAI(人口知能)技術を活用し、よりスムーズで途切れにくい操舵支援を実現した、とされる。ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は、カーブの大きさにあわせて自動で減速する「カーブ速度抑制機能」を追加した。

新型レクサスLXは2022年初頭に日本でも販売が始まる。

文・稲垣邦康(GQ)

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