ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦しているアプリリア。彼らはスーパーバイク世界選手権(WSBK)でマックス・ビアッジが2010年と2012年にタイトルを獲得し、2014年にシルバン・ギュントーリがシリーズを制したのを最後に、市販車ベースのWSBKからプロトタイプマシンで争うMotoGPへと戦いの場を移した。
そして2016年のMotoGP本格参戦から4年。アプリリアは依然として苦戦が続いており、2019年シーズンは6位がベストリザルトとなっている。同時期にMotoGP参戦を開始したKTMは既に表彰台を獲得しており、先を越されてしまっている状態だ。
■「アプリリアは真剣になった」エスパルガロ兄、“F1流”の仕事を歓迎
一方、アプリリアが去ったWSBKでは、カワサキとジョナサン・レイが圧倒的な強さを示し、5年連続でタイトルを獲得している。
こうした状況の中、2014年にWSBKのアプリリアファクトリーチームに所属していたマルコ・メランドリは、“アプリリアはスーパーバイクの世界に留まるべきだった”と自論を述べた。
「どうしてそうした(MotoGPに注力した)のか分からないんだ。アプリリアはWSBKに留まるべきだった」と、メランドリはmotorsport.comに語った。
「彼らはWSBKでタイトルを争うべきなんだ」
「スーパーバイクはアプリリアにとって完璧なシリーズだ。でも会社のオーナーはそれを望んでいなかった」
メランドリはMotoGPの250ccクラスでチャンピオンに輝き、MotoGPでも5度の勝利経験を持つ実力あるライダーだ。彼は2011年にMotoGPからWSBKに転身していたが、2015年にはアプリリアと共にMotoGPに復帰した。
しかし2015年当時のアプリリアは、CRT(クレーミング・ルール・チーム)規定でMotoGPに参戦しており、スーパーバイクのRSV4をベースとしたマシン『RS-GP』の戦闘力は不十分だった。メランドリは苦戦を極め、結局8レースを終えた段階でチームを離れた。
以降、彼はドゥカティとヤマハへ乗り換えて再びWSBKに参戦していたが、最終的に2019年限りでの現役引退を決定した。
「あの頃は本当に厳しかった」
メランドリはアプリリアでMotoGPを戦った2015年を、そう回顧した。
「僕はジジ・ダッリーニャと(契約に)サインしたんだ。でも彼は少し後にドゥカティへ移籍し、後任には経験の乏しいロマーノ・アルベシアーノが据えられた」
「僕はアプリリアの助けになるような情報をいくつか提供したけど、エンジニアがライダーからアドバイスを貰わなければならないなんてのは、最悪のシナリオだ」
「(2014年は自身もWSBKで6勝するなど)物事がうまくいっていたところで、MotoGPへスイッチしなくちゃいけなかった。僕にはそうすべき理由はどこにもないように思えたけどね」
「(MotoGPで)数戦後、僕は家に留まっていたよ。マシンは本当に悪かったんだ。スタッフには経験がなく、そして予算も多くなかった。僕にとってはまったく面白くないことだ。プロジェクトに100%の力を注げるようにするには、“楽しみ”が必要なんだ」
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みんなのコメント
ホンダを失ったテン・ケイトが最初にマシン供給の交渉したのがアプリリア。
RSV4RFを使おうとしたが、資金上、折り合うが付かなかったとのこと。
RSV4RFはホモロゲを取っているから、SBKやEWCで使用は可能なのだが、ワークスレベル(一昨年のミルウォーキーぐらい)のマシン供給は高額のようだ。
JSB1000では、スガイ・レーシングは走らせているので、僕は須貝さんを応援しているよ。
どっちも、追ってたら、両方中途半端なマシンになって、もっと結果は悪くなってたと思う。