気になる人の愛車などに隠された知られざるエピソードとは? 第2回目は俳優・野村周平さんが、日産の高性能モデルである「GT-R」や愛車について語る。
とにかくGT-Rが好き!
「これって2022年モデルのGT-R NISMOですか?」
日産自動車のグローバル本社(神奈川県横浜市)の地下駐車場に到着するなり、近くに停まっていた白のGT-R NISMOに駆け寄った。
2020年モデルであることを伝えると「やっぱりそうですよね。エンジンって今、掛けられるのでしょうか?」。
大丈夫である旨を伝え、キーを渡すと、慣れた手つきでエンジンを始動させた。訊くと、R35型GT-Rはこれまで何度も乗ってきたという。しかも、カリカリにチューニングされたモデルにも乗った経験もある。
「もし手元に3000万円があったら、ポルシェやフェラーリといった欧州製スーパーカーも買えますが、僕なら迷わずGT-R NISMOを選びますね。それで、おもいのままにカスタマイズします」
野村さんは、あまり知られていないが大のGT-Rフリークだ。撮影場所として選んだのは日産グローバル本社を選んだのはそれゆえだった。ただ、これほどGT-Rが好きだったとは撮影当日まで知らず驚いた。愛車について訊く前に、GT-Rで大いに話が盛り上がったのである。
最新のR35型のみならず、1989年以降に登場した“第2世代”と呼ばれるR32型、R33型、R34型のいずれについても、「GT-Rなら歴代モデル、すべてが好きですね!」と、目を輝かせる。
なかでも、エクステリア・デザインだったらR32型が1番好きというが、自分で所有するならR35型を選ぶという。ちなみに、ハコスカ(3代目スカイライン)やケンメリ(同4代目)をもとにした“第1世代”のGT-Rは、「さすがに実車を見たり、運転したりする機会がほとんどないですからね……詳しくはないです」とのこと。
「R35型GT-Rは、車両重量(1740kg)こそありますが、前・後バランスが優れているので、運転がとにかく楽しいんですよ! 前後輪に最適なトルクを配分する4WDシステム『アテーサETS』の技術力にも惹かれます。あとは、デザイン。デビューからすでに10年以上生産されていますが、まったく古さを感じさせないし、カッコいい!」
撮影時も熱心に、NISMO専用のカーボンファイバー製パーツやエンジンなどを観察していた。
「もし、現行GT-Rを手に入れてカスタマイズするなら、まずはHKSのタービンキットに換装して、チューンナップしたいですね! 外装を変えるのではなく、中身(エンジンなど)を徹底的に高性能化して、サーキットで走りたいですね」
HKSは静岡県富士宮市に本社を置く老舗チューニングパーツメーカーで、現行GT-R用のターボキットをいくつか開発・販売している。なかでも「GT1000+ FULL TURBINE KIT for R35 GT-R」(135万3000円)は、専用タービン、エキゾーストマニホールド、ウエストゲートなどを含み、これによって、最高出力:1204ps/7410rpm(標準570ps/6800rpm)、最大トルク:1480Nm/4560rpm(標準637Nm/3300~5800rpm)までパワーアップするというからすごい。
“ドリ車”に興味を持ったワケ
野村さんがGT-Rに興味を持ったきっかけは、映画の撮影だった。と、言っても劇中車でGT-Rに乗ったわけではない。
「福島県で映画を撮影したとき、『休みの日にGT-Rを貸してくれるショップがあるんだけど興味ある?』という話が舞い込んできたのがGT-Rとの出会いでした」
そのショップとは、GT-Rのチューニングで有名な「RGF」(福島県二本松市)だった。そこには、“魔王号”と呼ばれる「MCR」(埼玉県八潮市)が手がけたフルチューンのR35型GT-Rがあった。
「最高出力が1000psに引き上げられたフルチューン仕様でした。かなりの時間、運転したらすっかりGT-Rの虜になってしまって……そのあと、R32型とR34型にも乗ったらすっかりその魅力にハマってしまいました」
それまでもGT-Rに興味こそあったが、周囲に乗っている人が少なかったため、現実味がなかったという。
「昔から日本製スポーツカーは好きでした。とくに中学時代はマンガ『頭文字D』を読み漁っていましたね。それで、マツダの『FD(3代目RX7)』や日産『180SX』などの“ドリ車”に興味を持つようになりました」
物心ついたときからクルマが好きだったという。“あれが欲しい”“あのクルマ、かっこいいなぁ”と、街を走るクルマを眺めていたそうだ。
なぜクルマが好きになったのか? その明確なきっけかけは覚えていないという。が、小学生~中学生時代、クルマ好きは周囲にまったくいなかった。「若者のクルマ離れがさんざん報じられているぐらいですからね(笑) それでも僕は、とにかくクルマが好きだったんです」。
そんな野村さんが現在所有するのは、“ドリ車”ではなく、2台のアメリカ車。後編では、愛車に関するエピソードなどをリポートする。
【プロフィール】俳優・野村周平
2010年に俳優デビュー。BMX(バイシクルモトクロス)やスケートボードなどをこよなく愛し、ストリートカルチャーにも精通する。
2021年10月21日(木)夜10時よりスタートのABEMAオリジナルドラマ最新作『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』に主演。仕事に熱狂する若者のリアルを描いた完全オリジナルストーリーで、ビジネスの厳しさを知り、苦悩しながらも一人のビジネスマンとして前向きに成長していく若き起業家・鶴田祐介を演じる。
【衣装】シャツ¥121,000(セリーヌ オム バイ エディ・スリマン|セリーヌ ジャパン Tel:03-5414-1401) 他、スタイリスト私物
文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.) ヘア&メイク・矢口憲一 スタイリスト・清水奈緒美
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改めてイナガキさんはクルマの物書きには向いてないことを認識できた。
改めてキ チガイさんはクルマの物書きには向いてないことを認識できた。