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【いまやブランドの稼ぎ頭に】シトロエン・ベルランゴが大きく進化 導入記念の特別仕様車も

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【いまやブランドの稼ぎ頭に】シトロエン・ベルランゴが大きく進化 導入記念の特別仕様車も

累計で1万台以上を販売

2020年10月から日本で正式販売を開始したシトロエン・ベルランゴは、登場以来シトロエン・ブランドを牽引する絶大な人気を集め累計で1万台以上が販売されている。2021年からは日本で販売されるシトロエンの半分がベルランゴという大人気モデルとなった。

【画像】新型となったシトロエン・ベルランゴを早速みる 全45枚

当初2列シート5人乗り仕様のみだったが、2023年からロングホイールベース版の3列シート7人乗り仕様を加え、日本車のマーケットにも食い込むMPVを代表するモデルに成長している。

また日本におけるC-MPVカテゴリーで、2021年から3年連続でトップシェアを維持する。このカテゴリーはルノー・カングーやBMW 2シリーズ、メルセデス・ベンツBクラス、VWトゥーランなどの強豪を抑えてのトップ獲得なのである。

そのベルランゴが初のマイナーチェンジを受けた。新世代シトロエンのデザイン要素を取り込んだエクステリアが採用されたほか、メーターのデジタル化やインフォテインメント・システムをはじめ運転支援装備などがアップデートされたのが特徴だ。

基本的な部分の変更はなく、ボディは2列シート5人乗りと3列シート7人乗りの2タイプが用意される。パワートレインは従来型で好評な130psを発揮する1.5L直4ディーゼルターボ・エンジンに8速EATが組み合わせられ、前輪を駆動する。

日本に導入されるのは従来型と同様に、2列シート5人乗り仕様と3列シート7人乗り仕様共に、本国で上級グレードとなるマックスが設定される。

シトロエンの新デザインを採用

新型ベルランゴに盛り込まれた新デザインは、2022年にコンセプトBEVとして発表されたOli/オリに盛り込まれたモチーフが各部に受け継がれている。

大きく変えられたのはフロント・デザインだ。従来型ではダブルシェブロンがグリルの一部に落とし込まれ、ヘッドライト風の細いクリアランスランプが特徴だった。

新型ベルランゴでは、独立した楕円の中に2022年から採用された新CIデザインのダブルシェブロンが配され、両側のアッパーグリルにもピアノブラックで仕上げられたシェブロンのモチーフが施される。

ヘッドライトも、Oli/オリのデザイン言語を受け継ぐ。「コ」の字型に配されたデイライトの中央にLEDヘッドランプを配置し、その下にボディパネルを回り込ませシャープな表情に作り上げられた。

近代シトロエンを象徴する装備であるボディサイドのエアバンプは受け継がれ、ホワイトのアクセントラインが入る。

リアまわりではテールライトのデザインやボディパネルに変更はない。リアゲート中央にあったダブルシェブロンが姿を消しているが、その代わりに左側にシトロエンの文字バッジが付けられた。

リアゲートは1枚跳ね上げ式が受け継がれ、狭いところで荷物を取り出す際に便利なガラス部分のみが開くリアオープニング・ハッチも継承されている。

ボディカラーはブラン・イシ(ホワイト)と、新色のブルー・キアマ、グリーン・シルカの3色が用意される。

アップデートされたインテリア

新型では各部のデジタル化と、運転支援装備の充実が進化した部分だ。

ダッシュボードの形状は従来型を受け継ぐが、アナログ式だった計器類はフルデジタル化された。ブラックを基調にするが、コンソールやドアハンドルをグレーにし、落ち着いた雰囲気に仕上げられている。

ダッシュ中央のタッチスクリーンは8インチから10インチに拡大され、オーナー自身でソフトウエアのアップデートが可能になった。このほかスマートフォンアプリの機能をシームレスに活用できるほか、Car Play/Android Autoに対応したタイプCのUSBコネクターが設けられた 。

ステアリングホイールは下部がフラットな楕円形とされると共に、軽快な2スポークデザインに変わり、ステアリング・ヒーターが新たに採用。このほか円型だったシフトセレクターが、C5と同様の直動式のトグルタイプに変えられている。

5人乗りには、リアシートの頭上まで広がり、圧倒的な開放感をもたらすパノラミックガラスルーフと多機能ルーフストレージをひとつにしたモジュトップを受け継ぐ。

ラゲッジ容量は5人乗りが定員乗車時で597L、2列目格納状態で2126L、7人乗りは3列目格納時で850L、2列目を畳めば2693Lという広大なスペースがそのまま引き継がれた。また7人乗りは助手席まで畳めば3060mmの長尺物が積める収容力がある。

今回のマイナーチェンジでは運転支援機能が充実した。アクティブ・クルーズ・コントロールは(ACC)ミリ波レーダーの追加により性能が向上し、停止後3秒以内の再発進が可能となった。更にレーンポジショニング・アシストを追加。

これまでの衝突被害軽減ブレーキ、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニター、トップリアビジョン機能付バックカメラも備わり、先進運転支援システムに抜かりはない。

新型導入を記念した特別仕様車を用意

新型ベルランゴの価格は、2列シート5人乗りが439万円(税込)、3列シート7人乗りは457万円(税込)と発表された。

このほか新型導入を記念した特別仕様車、ベルランゴ・マックスXTRローンチ・エディションが発売される。注目したいのはすでにC3エアクロスやC4、C5 Xで好評の、シトロエン独自のアドバンスト・コンフォートシートが装備されたことだ。

このほか17インチ・ホイール、フロント/リア・スキッドプレート、専用カラー・ダッシュボードが採用され、ボディカラーはブルー・キアマのみとなる。価格は457万2500円(税込)。

新型ベルランゴのデビューを記念して有明ガーデンギャラリーで「ニュー・ベルランゴ・シティ・キャンプ・エリア」が10月6日(10:00~18:00)まで開催されている。新型ベルランゴの展示に加え、オリジナル・グッズの販売や、シトロエン・オーナー限定プレゼント、アンケート回答プレゼント、オリジナル・ランタンづくりなどを用意。

新型ベルランゴをいち早く確認したい方には必見のイベントとなろう。イベントの詳細についてはシトロエンのホームページでご確認を。

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みんなのコメント

4件
  • fxnhe501
    初代のベルランゴは90年代の初頭に発売されると、日本で言うところのワゴンRのような大ヒットを欧州で記録し、シトロエンという会社のイメージを変えた車だった。これを期に、シトロエンはハイドロ・ニューマチックやロベール・オプロン調のデザインに代表される、アヴァンギャルドなイメージから脱却していく。ベルランゴは「シトローエン」を終わらせた車なのである。

    そしてデザインスタディ「OLI」に始まる現在の路線は、そんな過去との完全な決別を意味するものだと思う。そのチープでコンフォータブルで機能的なポジションは、かつてのクライスラー・ヨーロッパがプジョーの傘下に入って80年代に展開したブランド「タルボ」そのものである。それを証明するのが、この新しいフロントマスクであろう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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