この記事をまとめると
■プジョー3008がフルモデルチェンジした
ボロッボロのプジョーでフランスから東京まで自走だと!? プジョー104で東京タワーにやってきた男を直撃取材した!!
■マイルドハイブリッドとBEVをラインアップ予定だがまずはマイルドハイブリッドを導入
■モータージャーナリストの飯田裕子さんが試乗した
見た目も走りも新しさが際立つプジョー3008
プジョーの主力モデルとなる3008が8年ぶりのモデルチェンジを行った。プジョーとしてはこの3008を次世代のフラッグシップモデルと位置づけ、デザイン、車両の基礎となるプラットフォームも刷新し、ビジュアルでも走りでも新しさが際立つモデルになっている。モデルラインアップは燃費性にも優れる最新のマイルドハイブリッドに続きBEVモデルを年内に導入予定だ。
今回はマイルドハイブリッド車の3008GTHybridに試乗した。
3008は国産ではトヨタRAV4、日産エクストレイルや、スバル・フォレスターと同クラスになる。全長4565mm×全幅1695mm×全高1665mmのボディサイズは前述の国産のほうが全長は10cmほど長く、全幅は4~5cm程度狭い。ちなみに全高はモデルによるがファストバックスタイルを採用する新型3008の全高は低めだ。
ボディサイドから眺めは4輪がドッシリとスタンスを構え安定感とスポーティさを感じさせ、ボディ上部はガラスエリアがフォルムの肝とでもいわんばかり。プジョーでは初めてサイドウインドウモールが表に見えない設計を施し、さらにピラーの存在を視覚的に細め、流麗なルーフラインをクリーンに際立たせている。じつに絶妙なバランスでこの美しいフォルムが形成されていると思えた。
ちなみにハイブリッドモデルのホイールは「YARI」と名付けられ、長野県は北アルプスの「槍ヶ岳」の槍の穂先のような山頂部をモダンなデザインに再解釈しエアロダイナミクスも考慮し採用されているそうだ。
3008の“顔”となるフロント部は、フレームレスの大きなグリルに大ぶりの最新のプジョーエンブレムが載っているだけでも新しさが感じられる。が、この“ライオンさん”を起点とするように左右に広がるグリッド模様使いがこの3008ではより精緻に行われ、ますますエモい。
そんなグリルの左右端には近年のプジョーデザインの象徴的な爪痕モチーフがLEDデイタイムランニングライトに採り入れられ最新のグリルは完成している。ただ、これにはその上に薄く緩やかにラウンドしながら両サイドで強く涼しげな光を放つヘッドライトもなくてはならない。もう顔全体がグリルみたい!? 3008のフロントマスクは一枚の油絵を鑑賞するように遠くから眺め、近くに寄ってこれを完成させているディテールを探るように見たくなる芸術の国“フランス”のクルマらしい?
リヤビューも空力を高めるエアロがスポーティさも高め、立体造形の3本の爪形LEDランプが3008の個性を隅々まで表現している。
インテリアも感性に響く圧倒的な個性が感じられる。まず初めてプジョーのコクピットをご覧になるという方にとってはステアリングホイールの上下がフラットの形状をしていて、メーターはそのステアリング上部から見るのがプジョー流、「i-Cocpit」と呼ぶ。一般的にはステアリングホイールのなかからメーターを見るでしょう?
一方で、目の前に水平に広がる21インチのパノラミックスクリーンと操作パネル類(シフトもすっかりこのデザインのなかに取り込まれてしまっている)は、プジョーを知る人にとっても新世代ぶりを存分に感じられるはず。さらに、前席左右の独立した空間のデザインが品よくエッジを利かせ、「単なる包まれ系ではつまんない!」とばかりに独創的だ。
ダッシュボードやコンソールにライトグレー色のファブリック素材を使い、ドアトリムはさらに凝ったグラフィックとの併せ技によりディテールへのこだわりぶりも見所だ。質感も整えられている空間だからこそ心からこのいいデザインに包まれる感覚を楽しみ味わえるのではないか。
マイルドな乗り心地と柔軟なハンドリングがプジョーらしい
後席はエクステリアデザインから想像するよりずっと快適な空間に仕上がっている、足もとスペースは先代と同等、ヘッドクリアランスはいつものハンドスケールを用いてみたら、新型のほうが5cm分くらい余裕があるのには驚かされた。フロアもほぼフラットなので車内移動もしやすいだろう。
ラゲッジ容量の通常モードは先代と同等の520リットル。さらに後席が3:2:3で倒すことができ最大で1480リットルまで拡げられる。マルチボードを使ったラゲッジフロアの2段調整も先代から変わらない。ちなみにフロアボードを上げた状態で固定できる“小ワザ”がとてもスマートで便利。詳細はディーラーに確認してほしい。
かなりデザインの紹介に力が入ってしまった新型3008だが、走行性能も進化している。試乗開始から抱いた滑らか(しっかりしているが硬くはない)な乗り心地の印象は一般道~高速を走り帰着するまで変わらず、シーンによってサスペンションが秀逸なお仕事をしてくれているようだ。
高速走行やジャンクションのカーブでは足もとをしっかりと支え、車体は安定感をキープ。フランスの路地を想像しながら元町商店街の石畳も走ってみたが期待どおり。アスファルトに戻ると、3008はより静かに滑らかに横浜の街をクルーズするように走った。ミシュランeプライマシー(前後225/55R/19)も剛性の高さを感じつつ石畳でも段差でもゴツゴツしすぎず、あたりはマイルド。よいシューズを履いている。
ボディはパシッと足もとは柔軟。新開発のSTLA-MediumプラットフォームはC/Dセグメント向けに開発され、フル電動車のような重量のモデルにも採用される。クルマによって適材適所は変わるだろうけれど、剛性は高められているのは間違いない。そこで乗り心地を邪魔しないしっかりと、しかし柔軟なハンドリングをもつ3008が誕生していた。
シトロエン、DS、プジョーと走りのキャラも異なるフランスの3ブランドのなかでもスポーティな走りといったらプジョー。最新のプラットフォームを得て開発者はさぞ「プジョーらしい」走りをチューニングするのが楽しかったのではないか、と勝手に想像する。
適度な操舵フィールを与えてくれる3008の小径ステアリングは肩幅の狭い女性にも扱いやすく運転操作が楽しめるはず。ちなみに今回、運転席にはサイドボルスターが採用されていてより多様な体型をサポートしやすくなっている。
動力は速さより実用トルクの頼もしさと扱いやすさが印象的だった。新開発1.2リッター直3ガソリンターボエンジンと電動モーターを内蔵する6速デュアルクラッチ式トランスミッションを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載する3008。街なかではモーターアシストにより約30km/hまでEV走行が可能。加速もモーターのアシストのおかげで速やかで滑らか。これに前述の足さばきがシナジーを発揮しライオン(プジョー)流3008的な走りの滑らかさは生まれている。高速道路では加速の伸びこそ控えめながら、一方でモーターアシストも相まってエンジンの実用トルクの活きた扱いやすさと頼もしさは十分にもち合わせている。
そんな動力性能をもつ3008マイルドハイブリッド車のWLTCモードは19.4Km/L。プジョーといえば上質かつ低燃費のディーゼルエンジンが名残惜しいが、新ユニットの燃費性能も十分ではないか。ちなみにこの燃費により、3008は輸入車CセグメントSUVで唯一、環境性能割1%対象になるという。
次世代のフラッグシップモデルと位置づけるだけあって最新のプジョーの魅力を隅々まで味わうことができそうな新型3008。ガレージのなかでも絵になりそうなスタイリッシュなモデルだけど(最近、マンションの地下駐にプジョーが増殖中なのでこの印象は実感がこもってます)、走りも魅力のライオンさんは連れ出してこそ乗る人もクルマもイキイキ! 新型3008は要注目です!
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