BYD製バッテリー採用
トヨタは、bZシリーズの第2弾として新型「bZ3」を発表した。中国のEV大手BYDの先進的なバッテリーを搭載した5人乗りの電動セダンで、中国でのみ製造・販売される予定。
【画像】トヨタのコンパクト電動セダン、中国デビュー【トヨタbZ3とライバルを写真で比較】 全40枚
また、bZシリーズの第3のモデルも開発中であることが明らかにされており、予告画像ではコンパクト・クロスオーバーと思われる車両のルーフラインが確認できる。詳細については、今年後半に発表されるようだ。
新型bZ3は、トヨタのe-TNGAプラットフォームをベースに、「低重心、優れた操縦安定性」を実現したとされている。全長4725mm、全幅1835mm、全高1475mmで、テスラ・モデル3に近いサイズだ。
トヨタによると、エアガイドとエアカーテンをボディ全体に配置し、ドアハンドルもフラットな形状とするなど、空気抵抗を減らす設計によってCd値0.218という優れた空力性能を実現しているという。
BYDが製造するリチウムイオンリチウムLFPバッテリー(リン酸鉄リチウム使用)が搭載され、10年後も充電容量の90%を維持できるよう劣化の抑制を図ったとされている。トヨタは加速性能や充電速度などの詳細を明かしていないが、航続距離は約600kmであるとしている。
ラウンジのようなインテリア
インテリアは、クルマを単なる移動手段ではなく、家族や友人と過ごす空間として捉える「Family Lounge」コンセプトを意識してデザインされた。
縦長の大型センターディスプレイを囲うように、トレイ型コンソールを一体化させた「デジタルアイランド」というレイアウトを採用。スマートフォンとの連携やワイヤレス充電機能を備えている。
bZ3の開発は、トヨタとBYDが合弁で設立した電動車技術会社BTETと一汽トヨタの3社により進められ、約100名のエンジニアが携わった。
トヨタはbZ3について、「この3社が『開発体制』『クルマづくり』『電池技術』について、それぞれ学びあい、強みを融合し開発」を行い、「お客様にこれまでにない新しい価値と体験を提供するBEV」に仕上がったと述べている。
また、トヨタは「今後とも中国のお客様により多くの価値ある商品を提供したい」としているが、今のところ中国以外でのbZ3の製造・販売については言及されていない。
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みんなのコメント
日本で売ってる、売る予定のものを出してよ、