■世界中で売れまくっているRVR
三菱自動車は3月5日~3月17日に開催される第89回ジュネーブ国際モーターショーにて、コンパクトSUV「ASX(日本名:RVR)」の新型を世界初披露する、と発表した。
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三菱は「2020年モデル」という言葉を使っているが、これは現行RVRのマイナーチェンジモデル(市販型)であり、欧州での先行発表となったが、日本市場でも2019年中頃には発表、発売されることになる。
「ASX(RVR)」といえば、現行型が登場したのは2009年。
日本では同クラスのトヨタC-HRやホンダヴェゼル、マツダCX-3やスバルXVに比べるとやや地味な存在ではあるものの、北米、欧州、豪州、中国など約 90 カ国で累計約132万台を販売している世界戦略車。現在、三菱において3番目に(世界)販売台数の多いモデルとなる。
最大の変更点はやはりエクステリアデザインの大幅な刷新だろう。
三菱のデザインアイデンティティである「ダイナミックシールド」を採用した押し出しの強いフロントマスクとなっており、LEDを多用したライト回りはどこか新型デリカD:5っぽさもある。
今回の発表にあたり、欧州仕様では2LのMIVECエンジンに5MTと(6速スポーツモード付き)CVTが組み合わされることが公表されたが、従来型の日本仕様では1.8Lガソリンエンジンのみのラインアップ。エクリプスクロスに搭載されている1.5LターボやデリカD:5に搭載される2.2LディーゼルがRVRに載れば、超絶に楽しいクルマになるし、かなり売れると思うのだが、どうだろう。
■フルモデルチェンジは数年先に…
また、今回RVRのマイナーチェンジが発表されたことで、どうやらフルモデルチェンジはかなり先になることがわかった。
次期型RVRは(三菱単独ではなく)資本提携関係にある日産のジュークと共同プラットフォームを使うよう開発が進められており、モデルサイクルを考えると今年あたりにフルチェンジする可能性が高かった。
しかし今回のマイナーチェンジ発表により、もうあと数年は現行型RVRを作る続ける…ということが判明したわけだ。フルモデルチェンジが先だということがわかったのはやや寂しいが(しかも次期型には日産のe-POWERの技術が導入されるらしいし)、現行型の寿命が延びたと考えると、それはそれでいい話でもあるな…とも思う。
なにはともあれ新型(マイチェン版)RVR、早く肉眼でお目にかかりたい。
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