現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 字幕付き動画 フェラーリ488ピスタ・スパイダーに試乗 同カテゴリー内で最良

ここから本文です

字幕付き動画 フェラーリ488ピスタ・スパイダーに試乗 同カテゴリー内で最良

掲載 更新
字幕付き動画 フェラーリ488ピスタ・スパイダーに試乗 同カテゴリー内で最良

もくじ

ー 一生に3台のクルマを選ぶなら
ー 488ピスタ・スパイダー 試乗の印象

初試乗 フェラーリ488ピスタ・スパイダー 100kg増 NAの甲高い咆哮が懐かしい

一生に3台のクルマを選ぶなら



数カ月前、ツイッター上でアンケートを取りました。一生に3台のクルマだけ乗れるとしたら、何を選びますか? レンジローバーやアウディRS6などが挙がり、911という意見も多いです。しかし特に目立ったのが、フェラーリ458スペチアーレ・アペルタです。

V8搭載のスーパーカーが人気ということでしょう。それもハンドリングが素晴らしく、屋根の開くクルマ。これはその後継、488ピスタ・スパイダーです。ターボを搭載してもドリームカーと言えるのでしょうか。

クーペの488ピスタと違う点は、わたしのスキンヘッドに日差しがあたることくらいでしょう。およそ12秒間で開閉する電動ハードトップにより、車重がおよそ100kg増加しています。とは言えピスタは488よりも90kg軽量化され、通常の488とほぼ同じ車重に戻っています。もちろん488スパイダーより軽量です。

そして488チャレンジ譲りの720psのエンジンが7速DCTと組み合わされます。間違いなく世界最高のツインクラッチのひとつでしょう。他のフェラーリ同様、カーボンセラミックブレーキは標準装備です。ステアリングはクイックですが、ダンパーは荒れた路面用のソフトなモードも用意されます。

価格は25万ポンド(3428万円)ほどで、すでに完売しています。インテリアはクーペの488ピスタと同じくカーボンとアルカンターラが多用され、マネッティーノやステアリングのインジケータも同じです。唯一の違いはカーペットやダッシュボードのバッジくらいでしょう。

F8トリブート登場前の最後のはなむけとしてフェラーリが送りだしたこのクルマの個性は強烈です。ピスタとはサーキットを意味し、488のハードコア版ということです。スパイダー化により剛性が失われるばかりか、重心高や重量配分にも良くない影響をあたえるでしょう。幸いもともとの軽量化のおかげで大きな重量増はありません。

488ピスタ・スパイダー 試乗の印象

3週間ほど前、720Sとの比較でクーペに試乗しました。わたしはクーペのピスタが好みです。短期間に乗り比べてみれば違いがわかります。

確かにわずかに重く、ロール量も大きいことを感じます。そしてレスポンスもわずかに鈍いでしょう。荒れた路面でバックミラーに映る景色のブレ方も違います。

これはクーペとの剛性の差によるもので、マクラーレンなどのようにカーボンファイバー・タブでないこともその理由です。マクラーレンのスパイダーほど剛性が無いこともわかります。みなさんも乗り比べたらわかるでしょう。しかしこれはそれほど大きな問題ではありません

確かに最高のハンドリングを持つのはスパイダーでなくクーペですが、スパイダーも十分すぎるほど楽しめるクルマです。電子制御はモードにより許容されるスリップアングルが変わります。

電子制御のLSDが装着されているのも魅力のひとつです。マクラーレン570Sや720スパイダーにはブレーキステアなどの装備はありますが、デフはオープンです。

直線の速さやグリップやラップタイムではなく、シャシーの魅力の話です。ミドエンジンかつオープンのスーパーカーと言えば、488ピスタがベンチマークとなるでしょう。

乗り心地も良く、ハンドリングも完璧で、本当に楽しめるクルマです。ふつうに走る分には488スパイダーで十分かもしれません。それにサウンドの官能性では458に劣ります。

しかしこの類の現行スーパーカーでは間違いなく最も愉快なクルマでしょう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

RWD「最初で最後」の600馬力超え アウディR8 V10 GTへ試乗 ストレスフリーこそ最大の偉業
RWD「最初で最後」の600馬力超え アウディR8 V10 GTへ試乗 ストレスフリーこそ最大の偉業
AUTOCAR JAPAN
軽とは思えない広々開放空間を実現したホンダ「N-VAN」発見! 女子旅に至れり尽くせりの仕様をぜんぶお見せします!
軽とは思えない広々開放空間を実現したホンダ「N-VAN」発見! 女子旅に至れり尽くせりの仕様をぜんぶお見せします!
Auto Messe Web
ポイントリーダーのハジャルが快走。宮田莉朋はチームメイトを上回る/FIA F2第10戦フリー走行
ポイントリーダーのハジャルが快走。宮田莉朋はチームメイトを上回る/FIA F2第10戦フリー走行
AUTOSPORT web
S耐デビューのスバル『ハイパフォ・エックス』は市販に近い状態からスタート。その目標は
S耐デビューのスバル『ハイパフォ・エックス』は市販に近い状態からスタート。その目標は
AUTOSPORT web
新代表ビノットはサインツをアウディF1に誘い込むことができるか。フェラーリ時代の関係は良好
新代表ビノットはサインツをアウディF1に誘い込むことができるか。フェラーリ時代の関係は良好
AUTOSPORT web
ステランティス、上半期利益が半減 モデルチェンジが販売台数に打撃「是正措置を実行中」
ステランティス、上半期利益が半減 モデルチェンジが販売台数に打撃「是正措置を実行中」
AUTOCAR JAPAN
ノリス、”ナンバー1ドライバー”待遇をマクラーレンに求めず「まだ先は長いし、何かを変える必要はない」
ノリス、”ナンバー1ドライバー”待遇をマクラーレンに求めず「まだ先は長いし、何かを変える必要はない」
motorsport.com 日本版
超長 い「ダブル連結トラック」ついに首都高・阪高も“解禁” 走れる路線拡充 許可制度も簡略化へ
超長 い「ダブル連結トラック」ついに首都高・阪高も“解禁” 走れる路線拡充 許可制度も簡略化へ
乗りものニュース
新型「小さな“高級SUV”」公開! 全長4.1m級ボディ&めちゃオシャレな「トリコロール」仕様! 「赤白青」な「C3エアクロスSUV」登場!
新型「小さな“高級SUV”」公開! 全長4.1m級ボディ&めちゃオシャレな「トリコロール」仕様! 「赤白青」な「C3エアクロスSUV」登場!
くるまのニュース
FIA F2スパ戦のスプリントレースは、豪雨により開催延期……待てども雨脚弱まらず
FIA F2スパ戦のスプリントレースは、豪雨により開催延期……待てども雨脚弱まらず
motorsport.com 日本版
ポルシェ911にF1エンジン 600馬力超のレストモッド「TAGターボ」はなぜ生まれたのか
ポルシェ911にF1エンジン 600馬力超のレストモッド「TAGターボ」はなぜ生まれたのか
AUTOCAR JAPAN
新車で100年前のクルマを買える! ベントレー「スピードシックス」の開発テストが終了…12台限定の3億円のクルマとは
新車で100年前のクルマを買える! ベントレー「スピードシックス」の開発テストが終了…12台限定の3億円のクルマとは
Auto Messe Web
ACO、2028年WECの水素カー参戦はスパ、ル・マンの2戦のみを予定。富士が加わる可能性も
ACO、2028年WECの水素カー参戦はスパ、ル・マンの2戦のみを予定。富士が加わる可能性も
AUTOSPORT web
2024年秋に迫力の“ステルスカラー”が新登場! マット塗装のボディ色をまとったトヨタ「クラウン・スポーツ」の特別仕様車を初公開
2024年秋に迫力の“ステルスカラー”が新登場! マット塗装のボディ色をまとったトヨタ「クラウン・スポーツ」の特別仕様車を初公開
VAGUE
メルセデスF1、新投入フロアの使用続行を断念。ベルギーGP初日は謎の苦戦……旧仕様で挑むことに
メルセデスF1、新投入フロアの使用続行を断念。ベルギーGP初日は謎の苦戦……旧仕様で挑むことに
motorsport.com 日本版
ザイドルとホフマンの解雇に見える、アウディの厳格な組織運営。F1での将来を見据え内紛は許されず
ザイドルとホフマンの解雇に見える、アウディの厳格な組織運営。F1での将来を見据え内紛は許されず
AUTOSPORT web
水素燃料電池搭載『パイオニア25』が初の公開テスト実施「ハンドリングも非常に良好」/エクストリームH
水素燃料電池搭載『パイオニア25』が初の公開テスト実施「ハンドリングも非常に良好」/エクストリームH
AUTOSPORT web
危険すぎる「ショートカット右折」に対向車は大迷惑! 交差点での“正しい運転方法”とは?
危険すぎる「ショートカット右折」に対向車は大迷惑! 交差点での“正しい運転方法”とは?
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

4454.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

10000.010000.0万円

中古車を検索
488ピスタスパイダーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

4454.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

10000.010000.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村