■トヨタブランド人気の一方、今後は不祥事続くメーカーの台数はどうなる?
クルマの人気を示す具体的な例として、「販売台数」を基準とするケースがあります。自動車メーカー各社もテレビCMなどで「2018年上半期販売台数No.1」というフレーズを使うなど「販売台数ランキング」はひとつの基準です。
日本のコンパクトは「ノート」「アクア」の2強時代? なぜ「フィット」は加われないのか
2018年12月6日に、日本自動車販売協会連合会が発表した11月度の車名別新車販売台数では、1位トヨタ「アクア」、2位トヨタ「シエンタ」、3位日産「ノート」となりました。トヨタ「アクア」は10月に日産「ノート」から首位を奪還し、2ヶ月連続の首位となりました。
【乗用車ブランド通称名別順位 11月】1位 トヨタ「アクア」1万0200台2位 トヨタ「シエンタ」1万0047台3位 日産「ノート」9648台
【乗用車ブランド通称名別順位 10月】1位 トヨタ「アクア」1万0405台2位 トヨタ「シエンタ」9840台3位 日産「ノート」9740台
2018年の上半期では、常にトヨタ「アクア」と日産「ノート」の熾烈なTOP争いが繰り広げられ、時折トヨタ「プリウス」や日産「セレナ」が食い込んでくるような状況でした。
直近の販売台数ランキング(10月/11月)で、2位にトヨタ「シエンタ」が入ってきた背景には、2018年9月11日に発表発売されたトヨタ「シエンタ」のマイナーチェンジの影響があります。
これは、「シエンタ」はトヨタのミニバンラインナップで常に上位に位置する人気車種で、ユーザーからの要望が多かった「2列シート/5名乗車」を新たに追加したことがさらなる販売強化となった理由です。
また、トヨタの人気車種「カローラ」も2018年6月26日に「カローラ スポーツ」を発表・発売した影響により、同年7月、8月とランキング上位に入ってくるなど注目車種では、トヨタの車種はモデルチェンジのたびに販売台数が伸びるという「トヨタブランド」の凄さも垣間見えています。
今後気になるのは、2018年11月半ばに起こった「ゴーン氏逮捕」による影響で、12月の販売台数に影響すると言われています。今後の日産車種の販売動向や販売台数ランキングの行方がどうなっていくのか気になるところです。 【了】
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